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indigo la End オリジナルインタビュー「自分たちの好きな音が大衆に受け入れられれば」

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インディゴ ラ エンド

インディゴ ラ エンド
indigo la End
ミュージシャン、バンド

[写真左から]佐藤栄太郎(Dr)、長田カーティス(Gt)、川谷絵音(Vo&Gt)、後鳥亮介(Ba)。2010年結成、15年に現体制に。12月2日より全国ツアー「TOUR 2023-2024『藍衆』」がスタート。12月3日に東京国際フォーラム・ホールAにて公演予定。

 

「自分たちの好きな音が
大衆に受け入れられれば」

多彩な音楽活動で知られる川谷絵音を中心に、実力派ミュージシャンで構成されたバンド、indigo la End。今年発表した「名前は片想い」が現在も大ヒットを記録するなど、より幅広いリスナーから親しまれるように。

「自分たちでは意識したつもりはないんですけど、〈大衆音楽〉を求められるようになってきた気がします。かといって、それで大きな変化があるわけではないのですが(苦笑)」(川谷)

完成したアルバム『哀愁演劇』は、大衆性のあるサウンドを駆使しながら、迫力のバンドセッションを、演劇のような構成で楽しめる作品だ。

「カッコいいギターを弾きたかった。それが表現できたら、自然にヒーローになれる気がしたので」(長田)

「大きなコンセプトみたいなものはないのですが、完成したものを聴いたら、バンドっぽさが表現できたアルバムになったのかなと思う」(佐藤)

呼吸の伝わるサウンドに乗った歌詞は、どこか哀愁を漂わせている。心のすれ違いを、丁寧かつドラマチックに描いたものが多い印象だ。

「最近は物語を想像できる歌詞が少ないような気がする。ただそれに対して難しい歌詞を書きすぎると理解されないまま楽曲を聴かれてしまう気がしたので、できる限りわかりやすい言葉で、かつ今までの自分をブラッシュアップさせたものにしようと思いました」(川谷)

12月にはツアーもスタート。そこでも演劇のようなショーを楽しめそう。

「収録曲は、どれもライヴで演奏するかいのあるものばかり。自分でも楽しみにしています」(後鳥)

また、今後もどんな〈大衆〉に響く音楽を作るのかも、楽しみだ。

「自分たちもどういう音楽をこれから作っていくのかわからない。好きな音楽を追求しつつ、大衆にも受け入れられたら、と思います」(川谷)

 

INFO

『哀愁演劇』

『哀愁演劇』

2年半ぶりとなるオリジナルアルバムは、ジャケットに女優の松本穂香が登場。「名前は片想い」を筆頭に配信リリースされた話題曲はもちろんのこと、エモーショナルなサウンドを響かせるナンバーなど、シングルでは聴けない彼らの表情も閉じ込めた作品に。また、昨年11月に開催された日本武道館公演の映像や音源などをパッケージした3種類の初回限定盤をリリースする。

(ワーナーミュージック・ジャパン)10月25日発売

 

Photo:Norito Ohazama Hair & Make-up:Tomohiro Kogure Interview & Text:Takahisa Matsunaga

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