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2018年に卒業したメンズノンノモデルOB、こだまたいちが本誌在籍時から所属するバンド「THE TOKYO」。結成以降、着実に実力と人気を獲得してきた彼らが、このたび3人体制になり、初フルアルバム『J.U.M.P.』を完成させた。
右から:ドン・タカシ(B)、コダマアツシ(Vo)、こだまたいち(G)
「以前発表した2枚のミニアルバムのタイトルに『ホップ』と『ステップ』をつけたので、次は『ジャンプ』だなと。飛躍するまでに、かなり時間がかかってしまいましたが(苦笑)。でも、好きでやっている音楽を追求していると、必然的に時間がかかってしまう。結果、今までの僕らの集大成と言える作品になりました」(アツシ)
これまでライヴで披露してきたおなじみのナンバーに、思いどおりにならない恋愛のもどかしさをつづった新曲「恋(エレジー)」も収録された内容。バンドの持つ情熱をありのまま閉じ込めたようなストレートで骨太なロックをベースに、昭和歌謡曲のような耳あたりがよく、かつ今の時代には新鮮に響くフレーズがちりばめられている。
『J.U.M.P.』(MAVERICK KITCHEN)
「昭和時代の楽曲って、明らかに作詞・作曲や演奏のレベルが高い。見ると、それぞれプロの方々が手がけているんですよね。だから、どんな人が歌っていても、個性的でカッコよく響く。僕らもそういう音をめざしたいんですけど、どこかに隙が生まれてしまう。でも、それを『個性』と思って、楽曲制作しています」(たいち)
アルバムには、まっすぐ音楽と向き合う3人の姿が鮮やかに刻まれた。
「やっぱり曲がいいバンドだなって、このアルバムを通じて再確認しました。今後も意見をぶつけ合いながら、いい音楽を残せたら」(ドン)
「専属時代は、誌面を通じて好きなことを追求することの輝きを伝えたいと思って活動していた。今は、音楽でそれを表現しているので、多くの人にキラキラを感じてもらいたい」(たいち)
THE TOKYO PROFILE
2013年頃より本格的に活動開始。これまでに2枚のミニアルバムとカバーアルバムなどをリリースし、それぞれ大きな話題をさらった。今回の初フルアルバム『J.U.M.P.』発売にあわせ、さまざまな情報をオフィシャルサイトにて発信している。
公式サイト
Photo:Yuhki Yamamoto
Text:Takahisa Matsunaga
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