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第7回
Conton Candy(コントンキャンディ)
高校の軽音楽部で出会った、Vo.&Gt.紬衣(つむぎ)、双子のBa.&Cho.楓華(ふうか)とDr.&Cho.彩楓(さやか)からなる、3人組ロックバンド。「ロングスカートは靡いて」で注目を集めると、今春にリリースしたデジタルシングル「ファジーネーブル」がバイラルヒット。TikTokでの総視聴回数は6月上旬時点で1億7,000万回超え。公式YouTubeチャンネル:@ContonCandy
唯一無二の歌声と、
美しいコーラスが感情を揺さぶる
平成のガールズバンドブームを牽引(けんいん)したアーティストの系譜を継ぐ、新世代ガールズバンドの勢いがすごい! なかでも注目が、今年21歳になる3人で構成されたロックバンド、Conton Candyさん。儚(はかな)くて、キュートな音楽で存在感を放っています。
Pickup
「ファジーネーブル」
ヴォーカルの多彩な歌声に感動
「Vo.紬衣さんの歌声の魅力が光る。息を漏らすように歌う、〈飲み干してしまいたい〉という部分がイチ押し」
思わず検索してしまう、カクテル名をタイトルにした「ファジーネーブル」は、冒頭のメロディのキャッチーさと、かわいいギターの音色、透明感がある歌声のかけ合わせが、リスナーを一瞬で甘くて切ない曲の世界へと引き込んでくれます。彼女たちの書く歌詞は、どの曲も等身大で、具体的な名称がよく出てくるところがいい! 3人と同世代のメンズノンノ読者の皆さんは自己投影しやすいんじゃないかな。
Pickup
「ロングスカートは靡(なび)いて」
恋に悩むティーンに寄り添う曲
「恋するティーンに刺さる情感豊かな歌詞と、〈抱きしめたその背中〉という部分のリズム感のよさがいい」
疾走感のあるサウンドで、切ない恋をつづった「ロングスカートは靡いて」。1曲目と同様に、〈新着のメッセージがあります誰からのメッセージかは分からず〉とか、情景がスッとイメージできて、共感を呼ぶ歌詞がすばらしい。あと、ギター、ベース、ドラムと使っている楽器はシンプルなのに、ドラムパターンをいろいろと変えることで、飽きのこない展開をつくり出すことができるセンスにはうなってしまいます。
Pickup
「milk」
コーラスで変化する曲の表情
「Conton Candyさんは、コーラスで楽曲の表情を変えているなと。この曲のエモーショナルなコーラスがすごく好き」
「milk」は、曲構成が面白い! Aメロから途中までは、抑制をきかせた歌唱とサウンドの穏やかな曲なのに、Vo.紬衣さんが、ラストパートの〈あの街に着いたら私は〉をがなるような声で歌ったとたん、壮大な雰囲気に変化するんです。しかも、バンド最大の個性とも言える、双子のリズム隊によるコーラスの入れ方も秀逸で、それが切なさを増幅させる! 僕も、自分以外の声でコーラスをつくってみたいな。
imase
2000年11月9日生まれ、岐阜県出身。2021年に「Have a nice day」でメジャーデビュー。新曲「ユートピア」が好評配信中。今秋に自身初のツアー「imase 1st Live Tour 2023」を3都市で開催。
Text:Rie Kaido
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