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クルマにバイク、自転車、スケボーetc……など、大切な相棒にまつわるストーリーを深掘りして、東京のリアルな乗り物ライフに迫る! ノリモノ好き男子よ、集まれ!
平岩汰斗さん
TOYOTA CROWN SEDAN(1979)
幼少からあった憧れがついにカタチに。
自分の稼ぎで購入したクラウンセダン!
父が地元の豊橋でクルマ屋さんを経営していて、その姿を間近で見ていた僕は、物心がつく前からかなりのクルマ好きでした。なので将来はクルマに関連する仕事に就きたいと考え、高校卒業後はトヨタの系列会社に入社。そこでクルマについての理解を深めながら、マイカー購入のためにお金を貯めていました。そうして自分の稼ぎで買ったのがこのクラウンセダン。幼少の僕はセダンの絵をよく描いていたそうで、当時からクルマの趣味は1ミリも変わっていませんね(笑)。走行距離やエンジンの状態、価格など、程度のいい車体を探すのには苦労したけど、本職の父の助けもあっていいものを見つけることができました。今から40年以上も昔に発売されたこのクラウンセダン。買った翌日に壊れるかもしれないし、出先で突然動かなくなるかもしれない。古いクルマを買う上で無視できないリスクを、事前にしっかり父から教わっていたので、覚悟を持って購入に踏み切ることができました。しかし、購入から3年経った今も、パーツの交換はあれど元気に走っています
往年のアメ車のような存在感。
そのマッチョなフォルムにひと目惚れ!
「クラウンセダンはフロントからもリアからも、どこから見てもボリュームのあるデザイン。この直線を基調としたフォルムは、かつてのアメ車のようで、いかにもクルマって感じがしていいんです。特に気に入っているのが、丸目で愛嬌のあるフロントライトや、リアから見たときのライトやバンパーの存在感。車体が黒ということもあり、ちょっといかつく見えるけど、その雰囲気を楽しみながら、かっこよくお洒落に乗りこなしていきたいですね!」(平岩さん)
一見簡素だけど、ムードたっぷりの
内装が、僕を走る気にさせてくれる
「機能がたくさん付いた現代のクルマと比べると、クラウンセダンの内装はやや簡素に感じます。だけど高級車として売り出されただけあって、インパネまわりの作りがよく、運転席から見える景色はムードたっぷり。だからシートに乗り込むだけで走る気にさせてくれるんですよね。また、車内も広々しているので、時間があると友達を誘ってつい遠出に。僕の週末が楽しいのはこのクルマのおかげなんです」(平岩さん)
後編に続く。
model:Taito Hiraiwa[BRAVO MODELS] Photos:Norito Ohazama Composition & Text:Kanta Hisajima
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