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鈴木仁「これまで演じたことのないような役で、挑戦したいと思った」【ドラマ『さらば、佳き日』インタビュー】

鈴木仁「これまで演じたことのないような役で、挑戦したいと思った」【ドラマ『さらば、佳き日』インタビュー】

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毎週月曜夜11時から放送中のドラマ『さらば、佳き日』。メンズノンノモデル鈴木仁が、乃木坂46の山下美月さんとW主演を飾る今回の作品。

メンズノンノだから聞ける仁の本音やこの作品への向き合い方を、ゆるっとインタビュー!

  

『さらば、佳き日』はどんな作品?

さらば、佳き日

絵本の出版社に勤務している桂一と、保育園で保育士として働く晃。新婚夫婦としてある地方都市で新しい生活をスタートさせた2人は、穏やかに仲睦まじく日常を送っていた。そんななんでもない普通の夫婦の、なんでもない普通の日常生活。しかしその陰にはある大きな秘密があった。
毎週月曜夜11時06分~放送中。

【出演】山下美月、鈴木仁、伊藤あさひ、加藤小夏、姜暢雄、谷まりあ、小沢真珠、勝村政信

    

切ない恋愛模様を淡々と。
演じる中でシンパシーを感じる部分も

役の人格についてもっと深く
考えられる気がします

――この台本を読んだとき、どんな印象を受けましたか?

役にも作品にも通じていることですが、切なさが残るなと思いました。兄妹の恋愛って、どうしても難しい部分がありますし。

――仁が演じる桂一の役どころを改めて教えてください。

第一印象は何もできない、妹に頼っているぼんやりした兄でした。ただ、物語が進んでいくにつれて、自分の考えも持っているんだな、と思えてきます。

演じる中で感じたのは、妹との関わり方を探る中で、兄としてはうまくやっていた部分もあったんだな…ということ。本当は自分1人で桂一としてはやっていける部分もあったと思うんです。その中で晃に頼るという行為は、ふたりの繋がりを保つのに必要だったり、そこで生まれる兄妹愛もあったんじゃないかなと思いました。


――今回のぼんやりした役は、これまで仁が演じてきた、キラッとかっこいい役とはちょっと違う印象を受けました。

ってよく言われるんですけど…意外と逆で、イケメン役の方が難しくて、わからない(笑)。

どうしても、“カッコいい”が先に出てくる役って、人間味やリアルな部分を後から足さないといけないのが難しくて。

これまでも、かっこよくない、不思議な役を演じたこともあったんですが…今回の役はカッコつけずに素の状態でいる役が多いので、そこは自分と似ている部分もあるのかなって。

――意外とシンパシーがあったんですね。

うん、好きですね、こういう役は。演じていて楽しい…というか、役の人格についてもっと深く考えられる気がします。

カッコいい役って、心情を表現しながらもカッコよくいないといけないプレッシャーがあるんですよ。今回のようにだらしなかったり、ダサかったりする方がリアルだなって思いますね。この仕事をしていると、「ただカッコいいだけだとつまんない!」と思っちゃう部分もあるし。

最初、デビューしたての頃はイケメン役が多かったけど、こういう役に出会ったときに、より自分のことも知れるな〜と思うようになりました。

――でも仁は何もしなくてもカッコよく見えますよね(笑)。逆に、カッコよく見えないように意識することもあるんですか?

カッコ悪くなるようには意識してないです(笑)。

自分がカッコよく見えたい、というよりは、大切なシーンとか、ストーリーの中で大事なところで(映像の中で)きれいに見えるようには意識しますけど。

他のこれまで演じてきた役よりは、自分の中でそういう(きれいに見せようとする)意識を減らしているかもしれないですね。ボケッと、だらしなくいる部分がリアルに見えるように。

――実生活では桂一よりも、しっかりしてますもんね。実は家事もできるし。

遠からずなところもあるんですけどね…、家事は本当にできますけどね!

メンズノンノのインタビューだからこそ言えるけど、僕って、オフのときはボケーッと一点を見つめてるようなところもあるじゃないですか(笑)。そういうところにはシンパシーを感じます。

――役を作るために何かやってみたことや、演じる中で変わったことはありますか?

うーん、意識的に作品前に何かした、みたいなことはないかも。あえて家事をしない、とかもなかったですし。

ただ、この前ふと、1週間くらい笑ったシーンがないなって気付いて。嘘やごまかしの笑顔はあったんですけど、素直な笑顔はなくて…無意識に何か変わってることは、役を演じる中であるのかもしれないですね。

まあ、役で多いから、メガネはよくかけてたくらいかな(笑)。

――W主演の山下美月さんとは、初共演で兄妹役。仲良くなるために何か話したりはしましたか?

実は山下さんとは、最初のビジュアル撮りからすごくスムーズに話せたんです。なので、そこに対しての積極的なアプローチは必要ありませんでしたね。自然に関係性を作れたのかなと思う。


――息ぴったりなんですね。山下さん演じる晃の演技を受けて、何か仁の中で影響はありましたか?

台本の流れはありつつですけど…今回の作品は、ドラマだけどセリフよりも表情や空間でシーンを彩る事が多かったんです。監督も映画をよく撮られている方なんですけど、ご本人も「映画撮ってって言われて来たから」とおっしゃっていて。僕らもそのスタンスでいいんだなって。

晃の切ない絶妙な笑顔や表情だったり、桂一のことを想っているけど表に出せない部分を、表情で受けながら自分の演技も変わったと思います。

台本で読んでいたよりも、現場でやってみたり監督と話したりして、色濃くできるな、というシーンがあって。そういうシーンは、いざ演じてみると、もっと悲しくなったり素で出る表情が違ってくるんですよ。仕上がりが違うな〜と思ますね。

日常を切り取っている作品だと思うんですが、日常生活の一部に悲しさが残っていたり、後半にその日常の幸せが効いてきて、悲しみとの対比が多く見えてくる作品ですね。

――演じていて、山下さん以外の他のキャストとの絡みはどうですか?

剛役の伊藤あさひくんとは仲良くなりましたね。実はセブンティーンの学園祭で1回だけ会ったことがあって(笑)。その頃から比べるとだいぶ仲良くなったかな。

――今まで撮ってきた中で、印象に残っているシーンはありますか?

自分のシーンでいうと、4話の剛と桂一のシーン。桂一の無理に作っている笑顔だったり、悩みを悩みっぽく言わない桂一に対して、「もっと真剣に考えろ!」って剛がキレるんです。

その一連の流れで、2人の関係性が見えつつ、変化していくというか、本当のものになっていく感じがいいなあと思いましたね。


――作品中で、個人的に推しているポイントありますか?

5話から登場する、伝二さん・桃子さん夫婦、2人の掛け合いがすごく可愛いくて好きです。

唯一この作品にでていくる幸せな夫婦かもしれない(笑)。晃と桂一と、4人でご飯食べるシーンとか、そばで見ていてすごく楽しかった。

伝二役の勝村さんは「こんな夫婦仲良すぎでサイコパスでしょ!」って言ってたけど、僕は素直にいいなあ〜と思って見てました(笑)。あんまりいうと、「それがいいって言うのも変だよー!」って言われちゃいそうですけど…ほっと一息つけるシーンになると思います。

――この作品はテーマ自体がちょっと切なく、センセーショナル。最初この役をやると決まったときの気持ちを教えてください。

今まで自分が演じたことのない恋愛模様が含まれていたので、新しいなと。どう自分でやるかは悩んだけど、挑戦してみたいな、と思いましたね。そこは楽しみでもあった。

これまでは明るい恋愛が多かったですが、この作品だとどうしても明るい方向にはなれないから…。そこは他の作品にはないものだなと思うので、違ったものとして見てもらえるようにしたいな、と思ってました。

(桂一と晃は)2人だけで外の世界から遮断されてる環境で頼る人がそこにしかいないなら、他の人から見たら恋愛のように見えちゃうこともあるかなあ、とか…。わからない感情が多かったからこそ、難しい部分はどうしてもありましたね。僕は男兄弟だからそこを理解するのも難しい。弟はダチって感じなので(笑)。

――試行錯誤しながらも、桂一のようにゆるやかに作品や役を受け止めている様子がわかりました。それでは、これからの展開について一言教えてください!

人として桂一がちょっとカッコよくなっていくと思います、じゃないと進んでいかないから(笑)。

だらしなくて情けない男から、人間として、桂一がカッコよくなっていきます! 

ただこの作品、第1話の物語の冒頭で、すでに最終話の一部が出ちゃっていて、最終的な答えが少し出ちゃってるから、うまく言うのが難しい!

でも作品の話数を経る過程の中で、成長してカッコよくなっていくと思います。


Photos:Masaki Fujimura Stylist : Yumiko Kiyokawa Hair&make-up : Masaki Takada 

シャツ¥37,400/NTN 中に着たシャツ¥46,200・パンツ¥53,900(ともにウジョー)/エム その他/スタイリスト私物
【問い合わせ先】
エム TEL:03-6721-0406
NTN TEL:03-6824-1675

撮影時の仁のオフショットも公開!

5話から登場する「伝屋」にて。


今となっては懐かしい、高校時代の桂一。

広瀬家には、撮影の思い出がたくさんあります。



2話

2話のジュリエット紛争の写真と。撮影時、実際の「ロミオとジュリエット」の台本を渡されて、結構な長セリフを覚えました(笑)。

篭原

篭原

メンズノンノ編集

ファッション、ビューティ、カルチャーなど幅広く担当。メンズノンノラジオのメインパーソナリティも務める。野菜が食べられない。

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