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我を忘れるくらい夢中になれるものがあるって、人として最強だ。自分だけの個性にするとともに、楽しく生きるためのエネルギーに変えてるんだから! そんな“沼”に溺れた人の実態を探るべく、話を聞きに行った!
遊戯王カード沼
うまく対抗しながら楽しく
勝ちをめざすのがいい!
ライター 久嶋敢太さん
メンズノンノをはじめ、さまざまなファッション誌やカルチャー媒体で活躍する。漫画、アニメのフィギュアを収集する趣味ももっている。「ちなみに、僕のファンデッキでは『閃刀姫(せんとうき)ーレイ』を愛用しています!」
いまもなお進化し続ける奥深い戦略性がクセになる!
「遊戯王カードとの出会いは幼稚園の頃で、最初はキラキラするカードがカッコよくて買ってもらっていて。中学生になっていろいろなカードを戦略的に使って勝つ楽しさを知り、秋葉原にカードを買いに通っていました」
どハマりした当時の久嶋青年は、メキメキと力をつけていき、東京の大会で決勝に行くこともあった。
「けど、門限が18時半だったので、イベントによっては真面目に1回戦で帰ったりしていて(笑)。それから受験があったり、モテに走ったりして一度離れました。大人になってコナミ(デジタルエンタテインメント)さんとお仕事したときに、リアルな戦いのように遊べるアプリ『遊戯王 デュエルリンクス』を教えていただいて即ガチハマり。昔使っていた懐かしいカードが欲しくてパックを引いていたら、4か月で60万円課金していて…。そんな高額リハビリが終わったところに新しいアプリ『遊戯王 マスターデュエル』が登場し、デュエリストとして完全復活。現在カードは1万種類以上存在していて、モンスターを動かして攻めたり、魔法や罠(わな)を仕掛けて好機を待ったり、いろいろな戦術が入り乱れる戦いが面白い。また、好きなキャラや時代のテーマを盛り込めるカスタム性も魅力。最近の僕のデッキ(手札の束)は、パワーを調整してお互いに動いてプレイングを楽しめる“ファンデッキ”。主流は力で圧倒する“先行制圧”だけど、対面で戦うなら特に、対戦相手にリスペクトを持ちながら勝ちを狙いたい」
Photos:Norito Ohazama Composition & Text:Hisamoto Chikaraishi[S/T/D/Y]
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