▼ WPの本文 ▼
メンズノンノ6月号では、現在放映中のテレビアニメ「鬼滅の刃 刀鍛冶の里編」の魅力や見どころについて、四人の声優の視点を通して迫る特集を掲載。その名も『テレビアニメ「鬼滅の刃」 声優たちの肖像』! ウェブでは、特別に撮り下ろしたポートレート写真の中から未掲載カットを紹介する。竈門禰󠄀豆子役の鬼頭明里さんは、さらに愛らしく、ちょっと大人の雰囲気を披露してくれた!
いつも一緒に戦いながら
禰豆子とともに成長してきた
「撮影、めちゃくちゃ楽しかったです! ふだんの衣装でも私服でも着てこなかったお洋服でしたし、お花をシャツに添えてすごくおしゃれに撮っていただいたので、雑誌のできあがりが待ち遠しいですね!」
カメラ前でのクールな表情から一転、撮ったばかりのポートレート写真を見て、無邪気に喜んでくれた鬼頭さん。
「今回古着のニットを着ていて、自分にとっては新しい合わせ方。ワンピースを着ることが多いけど、メンズライクな服装も好きなので大満足。こういう着こなしを雑誌で見てかわいいなって思うけど、なかなか手を出せず…。ここまでおしゃれな格好をしたら『どうやってバッグを持とうかな』とか『どんな上着が合うかな』とか、いろいろ考えてしまいそうで(笑)。ファッション撮影ならではのスタイリングでワクワクしました。個人的に、ピンクのソックスがポイント。私服では2色まででまとめるというこだわりがあるのですが、思い切って色を増やすだけで、新しい自分になれた気がします」
今までのルールを大事にしながら、少しずつ更新していくことを恐れない。そんな鬼頭さんは禰豆子の変化にも寄り添い、役を表現する。
「ありがたいことに、禰豆子は長い期間をかけて最初から演じさせていただいているのもあり、新シリーズだから何か変化を出そうということはなくて。そもそも私も禰豆子と一緒に成長してきたと思うので、毎回『一緒にがんばるぞ! 一緒に戦うぞ!』という気持ちで目の前で起きていることや禰豆子に向き合っています。花江さんとは、アフレコブースで隣に立ちながらお互い空気を察して演じている感じがあります。信頼しているからこそ、自分の役でいることに全力を注いでいます」
役の歩みに合わせて前に進み続ける鬼頭さんが、「刀鍛冶の里編」で感じた禰豆子の新しい変化とは。
「前回の『遊郭編』で、禰豆子は鬼化が進んで我を忘れてしまうシーンがあったのですが、新しい戦いでは少しコントロールができているように見えます。禰豆子は炭治郎や鬼殺隊の仲間のように修業をして強くなっているわけではなく、度重なる戦いの中で強くなってきているので、その自然な変化を表現したいと思っていますね」
これまで以上の禰豆子の成長に期待を膨らませながら、鬼頭さんがいち視聴者として注目しているのは、新たに活躍するキャラクターの素顔だ。
「玄弥は最初、『悪者かな』と思ってしまうくらいの登場でしたけど、今回炭治郎との絡みの中で、今までの玄弥とは違うかわいらしい様子や『意外とツッコむんだ』と思える一面を見ることができたのでおもしろかったです。そのバランスを生み出す岡本さんの演技はさすがのひと言。甘露寺さんはすごく明るくてかわいい。花澤さんの透き通る声が、場を清めてくれる気がします(笑)」
「無一郎くんは、まさに霞(かすみ)柱という名前のとおり、霞のようにつかみどころのない雰囲気。あれほど力を抜いてお芝居するのはすごく難しいと思うので、河西さんの高い表現力を改めて感じました。ここまでで好きなシーンは、無一郎の前ではおとなしかった小鉄くんが、実は毒舌という、ギャップのある素顔が現れるところですね(笑)」
鬼頭明里(きとう・あかり)
1994年10月16日生まれ、愛知県出身。2014年から声優として活動。2019年にはアーティストデビュー。2024年放送の『魔都精兵のスレイブ』(羽前京香役)、『結婚指輪物語』(ヒメ役)が控えている。5月28日より、鬼頭明里 Zepp Tour 2023「Glow up!!」がスタートする。
シャツ(ブーリエンヌ)¥57,200/メイデンズ ショップ ウィメン 中に着た古着のニット¥33,000/サファリ 1 号店 パンツ(セラドアー)¥26,400/ビショップ その他/スタイリスト私物
Photos:Riki Yamada Hair & Make-up:Yuu.[Leading] Stylist:So Matsukawa Text:Hisamoto Chikaraishi[S/T/D/Y]
©吾峠呼世晴/集英社・アニプレックス・ufotable
▲ WPの本文 ▲