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第4回
Cody Jon(コーディ・ジョン)
オーストラリア・シドニー出身のシンガーソングライター兼プロデューサー。5歳で歌を始め、シングル「poison」でデビューを果たす。今年2月にデビューEP『untied shoes』をリリースし、まさに今、早耳リスナーに話題沸騰中! Instagram:@codyjon
いくつもの時代のカルチャーを
交差させ、新しい音楽を生む天才
数年前から、かつて流行したカルチャーのリバイバルが多方面で盛り上がっていますが、音楽シーンでもそのブームが巻き起こっています。そのトレンドを象徴する存在が、ベッドルーム発のシンガーソングライター兼プロデューサー、19歳のコーディ・ジョンです。彼は80〜90年代の音楽を聴いて育ち、2000年代の映像美に影響を受けたそうで、サウンド、MV、スタイリングなど、すべてにおいてニューノスタルジックを感じます。
Pickup
「STAGEFRIGHT」
クスッと笑える歌詞にも注目
「彼の書く歌詞は、どれも言い回しが面白い。この曲だと、母親が主人公にかける言葉の部分が個人的にツボ」
80年代サウンドが特徴の「STAGEFRIGHT」。この曲のMVには、旧型パソコンやコード付き電話機などが出現! 2000年代のムードが漂っているのに、歌詞には“一件の未読メッセージ”と、スマホ時代ならではの現代的な表現が出てきます。この曲に限らず、いくつかの時代の感性をブレンドして、新しい音楽を作る彼の才能には、曲に触れるたび驚かされます。
Pickup
「dirty dancing」
(feat.Charley)
物語が醸す二人の親密感
「音や歌詞だけでなく、二人だけの空間を描いたMVが、ベッドルームミュージックらしい親密感を出している」
「dirty dancing」は、同名の80年代青春恋愛映画のエッセンスを感じる作品で、映画のワンシーンを彷彿(ほうふつ)とさせる歌詞はもちろん、とにかくMVが最高。舞台設定が“世界最後のDVDストア”ってウケません? コーディは楽曲制作だけでなく、MVのコンセプトメイキングも自分でしているそうで、その発想力はどこから来るのかすごく気になります。
Pickup
「Becky’s Plan」
マルチな才能が光るナンバー
「丸みのあるシンセサイザーの音に、レトロな衣装と映像の質感がマッチ。彼のプロデュース能力の高さに感服です」
ハリー・スタイルズの「As It Was」に代表される、今流行中の80年代のシンセポップを取り入れた「Becky’s Plan」。この作品は、社会的メッセージとユーモアのバランスが絶妙で。こんな音楽が作れて、ルックスも抜群。これから彼は、ポップアイコンとしてさらに人気が出ると確信しています!
imase
2000年11月9日生まれ、岐阜県出身。2021年に「Have a nice day」でメジャーデビュー。TikTokの楽曲総再生回数は12億回超え。「ahamo」新成人応援動画用に書き下ろした「僕らだ」が配信中。
Text:Rie Kaido
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