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ディッシュ
DISH//
バンド、ミュージシャン
[写真上から]矢部昌暉(Cho & G)、泉大智(Dr)、北村匠海(Vo & G)、橘柊生(DJ & Key)。2011年に結成。今年4月から全国ホールツアー「DISH// HALL TOUR 2023“TRIANGLE”」がスタート。6月29日の東京ガーデンシアター公演でファイナルを迎える。
こんなに多彩な音が鳴る
バンドはそういないと思う
「2022年は、これまでの活動を振り返りながらも、未来のことをたくさん考えることのできた時間でした。結果、完成したアルバムは自分たちの思いや言葉が詰まった作品に。ずっと作りたいと思っていた、愛すべきアルバムがここに完成したという感覚です」(北村)
最新アルバム『TRIANGLE』は、メンバーそれぞれがソングライティングに関わり、より音楽、バンドと向き合って制作した1枚だ。
「この1年、たくさんの楽曲をレコーディングしてきて身についたものを、このアルバムで集約させた。結果、完成した楽曲からメンバーそれぞれの個性が出ていると思う」(矢部)
「ライヴを想定しつつも、今自分たちがやりたい音を追求できました」(橘)
「今まで爽やかな雰囲気の楽曲が多かったですが、今回はゴリゴリしたロックなものも収録して、ライヴでの一体感を味わっていただける作品になったと思います」(泉)
「こんなに多彩なジャンルの音を表現できるバンドって、そんなにいないんじゃないかと思う。だからヴォーカルのトーンも曲によって異なっていて、難しさもあったけど、それ以上に楽しさのほうが強かったですね」(北村)
メンバー全員で制作し、初めて一発どりレコーディングをした楽曲も収録。音楽を表現することの喜びが演奏から伝わってきた。
「このアルバムが完成してみて、自分たちにやれないことはないと確信できた。今後、どういう色がこのバンドに加わっていくのか楽しみになってきました。メンズノンノ読者の皆さんには連載の印象で、僕は料理好きと思われているかもしれませんが(笑)、これも自分の本当の姿のひとつ。その変化を楽しんでほしいし、さらにカッコいいと思っていただけたら」(北村)
INFO
『TRIANGLE』
2月1日にリリースされたばかりの通算5作目となるオリジナルアルバム。「Replay」や「沈丁花」など、近年発表したヒットシングルも含む内容。エモーショナルなロック、ヒップホップのグルーヴを交えたダンサブルな楽曲など、バンドの柔軟な音楽性が伝わるサウンド同様、歌詞の世界もさまざまな心象風景を丁寧に描いたもので、彼らの進化した現在を感じられる。
(ソニー・ミュージックレーベルズ)発売中
Photo:Daiki Suzuki Hair & Make-up:Keiji Udagawa[heliotrope] Stylist:Shinya Tokita Interview & Text:Takahisa Matsunaga
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