▼ WPの本文 ▼
クルマにバイク、自転車、スケボーetc……大切にしている相棒にまつわるストーリーを深掘りして、東京のリアルな乗り物ライフに迫る! 前編に続き、ハーレーダビッドソン FXDL ダイナ ローライダーにまたがる山内智喜さんを取材。バイク乗りになって変わったという毎日とは?
1人でも仲間とでも。楽しい時間が
ぐっと増えるバイクという趣味!
バイクに乗るようになる以前は、休日の過ごし方や一緒に遊ぶ友達も決まっていて。そんなルーティーン化していた自分の趣味や行動範囲を、少しでも広げてみたくて買ったのがこのダイナです。手に入れてからの毎日は、楽しいと思える時間が圧倒的に増えましたね。休日にバイク仲間と海を目指してみたり、バイクを見せ合うためだけに集合したり。子供のようなテンションに戻って夢中になれる趣味になっています。そうやって仲間と共有するバイクの時間だけでなく、仕事終わりに1人、東京を走ることも。退勤後に自宅から出かけ、あえて遠回りをしてレインボーブリッジへ、そして東京タワーを眺めて帰る。1時間にも満たないこのひとときが、何よりの贅沢になっていますね。仕事や人間関係で悩むことも多いけど、このひとっ走りがあるだけで気持ちはリセット。明日を頑張ろうと思える、大切な活力です!
ハーレー乗りにとっての信号待ちは、
カッコつけるためにある⁉︎
「今のバイクはガソリン噴出をコンピューターで制御するフューエルインジェクション式が一般的なのですが、ボクが乗るこのダイナは電子制御のない、いわゆるキャブ車です。だから現行の車両と比べると、安定性は劣ります。だけどロマンのあるアメリカンバイクに乗るからには、そういうアナログな感じの方がマッチすると思っていて。タンク下のアイドルスクリューを調節し、エンジンの回転数を整え、ハーレーのエンジンサウンドをより美しいものに。この一連の所作が好きで、信号待ちのたびに“俺、かっこいい〜!”と、1人アガっています(笑)」(山内さん)
アメリカンだけでなく、次なる
ライドスタイルも模索中!
「愛車に合わせてファッションを楽しむのもバイクの醍醐味。なのでこのダイナはキープしつつ、違うジャンルのバイクにも挑戦してみたいと思っています。次に狙っているのは、アメリカンとは対極に位置するイギリスのトライアンフ。具体的な車両が決まっているわけではないけど、英国のバイクにまたがって、真冬の東京を走ってみたくて(笑)。そのとき着るアウターは、もちろんバブアー。こんなふうにバイク乗りとしてのスタイルを少しづつ増やしていけたらと考えています。目標に向かってまずは貯金ですね」(山内さん)
Photos:Norito Ohazama Composition & Text:Kanta Hisajima
▲ WPの本文 ▲
俺たちの“ノリモノ”語り!