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クルマにバイク、自転車、スケボーetc……大切にしている相棒にまつわるストーリーを深掘りし、東京のリアルな乗り物ライフに迫る! ノリモノ好き男子よ、集まれ!
永田水樹さん
TOYOTA MARKⅡ WAGON(1993)
ヘアサロン開業まで我慢した、
ずっと欲しかった自分のクルマ
アメ車好きの父の影響で物心つく前からクルマやバイクが好きで、免許取得後は祖父から譲り受けた古いクラウンに乗っていました。しかし、それは地元の長野での話。美容師になるために上京して以降は、しばらく乗り物とは縁がありませんでした。もちろんクルマはずっと欲しいと思っていたけど、アシスタントとして働く当時の稼ぎでは頭金も作れないし、とても車両を購入できる状況じゃなったんです。それから下積み期間を経て、アシスタントからヘアスタイリストに昇格すると、お給料はやっと安定してきました。でもその頃には“自分のお店を持つ”という新しい目標ができていて。独立することに全てを注ごうとクルマにお金を使うことは後回しに。そうして3年ほどお金をためた後、やっと昨年の春にヘアサロンを開業することができました。その独立後、これまで頑張ってきた自分へのご褒美として購入したのがこのマークⅡワゴン。28歳になったらお前は髪を切って稼いだお金でクルマが買えるぞ、とハタチの自分に自慢してやりたいですね
90年代を感じさせる、
どこか不良っぽいルックス
「個人売買仲介をするTOKYO BASIC CAR CLUBのインスタグラムの投稿で見つけたこのマークⅡワゴン。かつての不良が乗っていたようなちょい悪な見た目に一目惚れしてしまい、すぐにDMを送って試乗させてもらいました。自分とほぼ同い年のクルマとは思えないくらい綺麗に仕上がっていて、即購入を決めました」(永田さん)
「フロント、リアともに現行のクルマにはあまり見られない直線的なライトになっていて、エッジがシルバーになっているのもやんちゃな感じがして気に入っています!」(永田さん)
ウッドとレザーの組み合わせで
インテリアの雰囲気も抜群!
「ウッドを使ったナルディーのステアリングや、ファブリックからレザーに張り替えられたシートなど、インテリアの装備は購入当初からの備え付け。本当にいい車両と巡り合えましたね。クラシカルでムードのある内装は、つい誰かを乗せたくなってしまいます」(永田さん)
後編に続く。
Photos:Norito Ohazama Composition & Text:Kanta Hisajima
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