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クルマにバイク、自転車、スケボーetc……大切にしている相棒にまつわるストーリーを深掘りし、東京のリアルな乗り物ライフに迫る! ノリモノ好き男子よ、集まれ!
林 哲也さん
AUDI TT COUPE 1.8T 5MT(2002)
コロナ禍のキャンパスライフを
楽しくするために、クルマを買ってみた
大学1年生のときに勢いに任せて買ったのが、このアウディ TT クーペでした。当時は中学時代から続けていたクラシックオーケストラの遠征費のために、コンビニとファミレスでアルバイトをしていたのですが、2020年は自粛続きのコロナ禍で。地方遠征は一切なく、あるのは練習のみで、おまけに遊びにいく場所もない。そんな日々を悶々と過ごしながらアルバイトを続けていると、貯金が100万円を超えてしまって。口座に入っているお金を前に“このまま何もできずに学生生活を終わらせたくない”と、オーケストラを辞めることを決意。何か楽しみが欲しいと思い、手元に残ったお金でクルマを買ってみることに
「買うと決めてからの行動は早かったです。乗るなら絶対マニュアル車と決めていたので、それを条件にスマホでクルマを探していて。そうして見つけたのが、同い年のアウディ TT クーペ。僕と同じ2002年生まれということに運命的なロマンを感じ、すぐにお店へ行き、その場で即契約。家の購入以外でローンを組むな、という家訓に則り、現金一括。ナンバーを取得済みの現状販売車だったので、そのまま乗って帰りました。人生初の大きい買い物でアドレナリンが出ていたのか、とにかく勢い任せでしたね(笑)」(林さん)
これ以外にない、ラウンド感のある
唯一無二のフォルム!
「アウディ TT クーペの特徴は、なんといっても見た目。全体に丸みを帯びた流線形のフォルムとかわいげのある顔です。深みのあるグリーンボディもモダンでいいんです。そしてサイドビューからは、車格に対して大径なホイールの存在感もたまりません。また、純正のアルミホイールは面のデザインなので手入れも楽々です」(林さん)
乗り込むだけで走る気にさせる
凝ったデザインのインテリア!
「シートから見えるメーターまわりやインパネは視認性もよく、アウディのエンブレムをイメージさせる円で構成されており、インテリアのムードもばっちり。こういうディテールが凝っていると、走るのがもっと楽しくなりますね。意外と珍しい蛇腹のシフトノブもお気に入り」(林さん)
後編に続く。
Photos:Norito Ohazama Composition & Text:Kanta Hisajima
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