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現在、熱い支持と注目を集めているアニメ『チェンソーマン』。なぜそんなに面白いのか。その単純であり重要な問いへの答えを見つけるため、“中の人”に話を聞いた!
超人気漫画、待望のTVアニメ化!
アニメ『チェンソーマン』
演じる人の証言
マキマ役
楠木ともり
デンジの目に映るマキマを意識する
ことで魅力である違和感を
表現しているんです
私が好きなシーンは、マキマがデンジの指を噛(か)む場面。マキマを表す象徴的なシーンで、みなさんも絶対観たかったシーンだと思います! 収録中は戸谷くんにマイク前に立ってもらい、デンジとの距離感を感じながらマキマらしく演じさせていただきました。
というのも、原作の『チェンソーマン』は、俯瞰(ふかん)して描かれているように感じて、実はデンジの視点で展開されていく物語。私が演じる際も、“このときデンジの目にはマキマはこう映っていた”ということを意識しています。そもそもマキマらしさって、違和感だと思うんです。かわいくて、上司として頼れて、近い場所にいる人。だけど、物語が進むほど絶対に手が届かないのでは、と感じ始める。その不思議な感覚が彼女の魅力であり、デンジたち含め、観ている方も目が離せなくなる理由だと思います。
今回、姫野役の伊瀬茉莉也さんが現場に「公安対魔特異4課ノート」を用意してくださって、そこに共演者の皆さんがアフレコの感想を書いて、お会いできない方とも交流を行っていて。気持ち的にみんなとワンチームになって作品をつくれることがうれしいです。それが私の演技の力になっています。
そして、注目してほしいのは映像! 毎話、劇場版なんじゃないかと思うくらい美しい。藤本先生の画風に寄り添いながらハイクオリティであることに感動! 戦闘シーンは本当に大迫力で、原作でも動いて見えていたものが、リアルに動いている。たくさんのスタッフさんの情熱が注がれた作品に声で参加できることが幸せです。
『チェンソーマン』
“チェンソーの悪魔”ポチタとともに、デビルハンターとして暮らす少年デンジ。親がのこした借金返済のため貧乏な生活を送る中、裏切りに遭い殺されてしまう。薄れる記憶の中、デンジはポチタと契約し、悪魔の心臓を持つチェンソーマンとして蘇(よみがえ)る。毎週火曜24時より、テレビ東京ほかにて放送。同25時よりAmazon Prime Videoにて最速配信!
©藤本タツキ/集英社・MAPPA
Photo:Kanta Matsubayashi Composition & Text:Hisamoto Chikaraishi[S/T/D/Y]
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