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REVIEW
MOVIE
『はい、泳げません』
大河ドラマ『八重の桜』で夫婦役を演じた長谷川博己と綾瀬はるかが再び共演。ノンフィクション作家、髙橋秀実の同名エッセイをコミカルなタッチで映画化。泳げない哲学の大学教授と、水泳教室の女性コーチの少し不思議な交流。全くタイプの違う2人がそれぞれの人生を問い直していく希望と再生の物語だ。監督は『舟を編む』の脚本を務めた渡辺謙作。
●6月10日より、TOHOシネマズ 日比谷ほか全国公開
©2022「はい、泳げません」製作委員会
『神は見返りを求める』
『空白』の𠮷田恵輔監督がぶっ放つエグいほどの傑作。ムロツヨシ×岸井ゆきのという実力派の共演でおくる壮絶な愛憎ブラックコメディ。底辺YouTuberとして活動するゆりちゃんと、彼女をサポートするイベント会社の田母神。やがて仏から鬼へ――欲や怒りをむき出しにして地獄の果てまで突き進む2人。今という時代の光と闇を容赦なく描き出す。必見!
●6月24日より、TOHOシネマズ 日比谷、渋谷シネクイントほか全国公開
©2022「神は見返りを求める」製作委員会
『リコリス・ピザ』
熱く注目される天才監督、ポール・トーマス・アンダーソン。彼の新作は1970年代の米国サンフェルナンド・バレーを舞台にした甘酸っぱい青春映画。ハリウッド近郊での男子高校生と年上の女性の出会い。演じるアラナ・ハイムとクーパー・ホフマンはこれが映画デビュー。当時の音楽やファッション、そして恋のきらめきが純度100%でパッケージされた逸品だ。
●7月1日より、TOHOシネマズ シャンテほか全国公開
©2021 METRO-GOLDWYN-MAYER PICTURES INC. ALL RIGHTS RESERVED.
Text:Naoto Mori
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