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東京でスタイリスト、ブランドディレクターとして活躍する梶雄太(かじゆうた)⽒による、初の⽂章作品の展⽰「YUTAKAJI 203040」が2022年5⽉27⽇(⾦)〜29⽇(⽇)の3⽇間、武蔵⼩⼭のクリエイティブスペース「FLOAT」にて開催される。
『YUTAKAJI 203040』
今回の展⽰作品は、約10年前ある媒体でスタートした短編⼩説。当時、⽇常を切り取ったブログでの連載企画が主流な中、梶雄太⽒は、とある男“⽵崎”を主⼈公としたショートストーリーを展開。普遍的でどこにでもありそうな⽇常の中に、何処にもない、何処にいても起きることのない⼤⼩様々な事件が彼の夢の中で繰り広げられるストーリーは、クスッと笑え、まるで⾃分が“⽵崎”の友⼈であるかのような錯覚が起きる⼼地よい違和感は、多くの人を虜にした。
梶雄太氏は展示会を行うにあたって「10年以上前の連載になるのですが、久しぶりに読んでみると⾃分が思う以上に下世話で稚拙な⽂章でした。ただ当時⼿書きだった全部の原稿を、今改めてPCに⼊⼒するために打ち込んでいる作業中、⾃分⾃⾝がその⽂章から勇気や元気をもらっていることに気づいた時に、なんだかとても嬉しくなったのです。どうしようもない不器⽤な男の⽇常のショートストーリーになるのですが、書き続けたことで掴めたその時代性のようなもの。そしてそれから10年経った今あえて展⽰することで感じる意味のようなもの。皆様と⼀緒に楽しめればと思います。」とコメントしている。
今回のイベントでは、全ての展⽰作品が購入できるほか、30話以上ある作品の中から20話に絞り、上下巻に分けたジンも発売。どちらもイベント限定だ。
ちなみにジン(ZINE)とは、好きなものを自由な手法で一つの冊子にまとめるといったもの。読むのはもちろん飾るもよし、上下巻集めるのもよしの梶雄太氏のジンはこの展示会でしか手に入らないアイテムとなっている。
4年もの間連載が続いた伝説の企画が、“今”を吸収し、蘇る。スタイリストならではの視点で紡がれた文章をぜひこの機会に見て、読んで、感じて欲しい。
ABOUT YUTA KAJI / 梶雄太
スタイリストとしてのみならず、写真に映像制作、はたまたブランドディレクションまで、肩書きにとらわれることなく⾃由に表現活動を繰り広げるクリエイター。ファッションブランドSANSE SANSEではデザイナー、ディレクターを務める。著名⼈、メディアでのスタイリングはもちろんのこと、スタイリストならではの視点で紡がれる⾔葉(⽂章)に魅了されるファンも多い。
instagram ▶ @yutakaji_
『YUTAKAJI 203040』
2022.5.27(金) – 5.29(日)
11:00~18:00 ※終⽇本⼈在廊予定
FLOAT studio/creative space
東京都⽬⿊区⽬⿊本町3-1-9
text by Takuma Kawakami
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