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REVIEW
BOOK
『世界が青くなったら』
武田綾乃
文藝春秋/¥1,760
大学生の佳奈は恋人の亮と幸福な日々を送っていた。しかし、青い光が降り注ぐ謎の現象が起きた翌日、亮は佳奈の前から姿を消す。彼が存在した一切の痕跡とともに。佳奈は亮を捜すうち、平行世界の交差点だという店で働き始め、さまざまな人生の岐路に遭遇する。もしも別の人生があったら? と想像したくなる青春ファンタジー。
『サ道 ととのいの果てに』
タナカカツキ
PARCO出版/¥1,540
サウナブームを巻き起こした『サ道』から10年。ブームの火つけ役となった著者は、その後どんなサウナライフを送っているのか。サウナについての知見を深め、同好のサウナーたちと交流し、本場フィンランドへ旅する。サウナへの愛はとどまることを知らず、気がつけば生活そのものに大きな変化が。貴重な経験を記したエッセイ。
『アヤシモン』1巻
賀来ゆうじ
集英社/¥484
漫画の主人公にあこがれ、怪力を身につけたマルオは、新宿歌舞伎町の頂点に立つと言い放つ少女ウララと出会う。歌舞伎町は“妖し者(あやしもん)”と呼ばれるばけものたちが跳梁跋扈(ちょうりょうばっこ)し、覇権を争う街だった。人間の皮をかぶった異能のばけものに、マルオは勝てるのか。極道+妖怪+アクション。新たなハイブリッドエンタメの登場だ。
Text:Kenji Takazawa
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