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クルマにバイク、自転車、スケボーetc……イケてる人の愛車(?)がかっこいいのは、そこにストーリーがあるから。そんな“相棒”にまつわるバックボーンを深掘りして、それぞれのライフスタイルをお届け! ノリモノ好き男子よ、集まれ!
TikTokをスクロールしていると、夜の渋谷を走る”小さすぎる”クルマを発見。奇抜な見た目に惹かれ、その動画の投稿者に連絡を取ってみることに。一生懸命に加速するミニカーを運転していたのは、走りのプロ、レーシングドライバーだった!
織田祥平さん
BUBU501(1982)
スポーツカーから50ccエンジンに。
Twitterで出会った運命(⁉︎)の1台
7歳の頃からレーシングカートに乗っていたからか、免許の取得後はスピードを追求したクルマばかり乗っていました。ホンダのS2000、マツダのRX-7といった具合で、プライベートで選ぶ車種は完全に走り屋(笑)。しかし、気に入って乗っていたRX-7のエンジンが壊れてしまい、クルマのない生活が始まりました。それから1年ほど経った今年の始め、買い手を募集しているこのクルマをTwitterで偶然見つけたんです。漠然とミニカーに興味があったので、そのオーナーさんにすぐにアポを取り、実物を見る前に購入することに。この見た目がもう楽しそうで、迷いは全くありませんでした
「写真を見ただけで購入したから、届いてみると意外と大きいことにびっくり。住んでいるマンションのバイク置き場に置けそう、という目論見は崩れてしまいました。とはいえ、このサイズ感の車体に普通のクルマと同じ駐車場代を払うことに納得ができませんでしたね(笑)」(織田さん)。
メーターは手書き⁉︎
クラフト感あふれる愛のカスタム
「前のオーナーさんが丁寧にレストアしてくださったものを引き継いだので、僕が手を加えていることはほぼありません。ぱっと見はノーマルなんですけど、ヘッドライトに防水処理がされていたり、エンジンも載せ替えてくれていたりと、気の利いたカスタムが施されています。だから元気いっぱいに走ってくれていますよ。個性的すぎる手書きのメーターも気に入っています(笑)」(織田さん)。
納車したその日に投稿した動画は、
いきなりの200万再生越え!
「余裕は全くありませんが、一般道なら普通に走れます。ただ、はたから見たときの違和感はすごいらしく……。納車したその日に渋谷に行ってみたのですが、もう目立ってしょうがない。知人が撮影してくれたBUBUの走行動画をTikTokに投稿してみると、翌日には100万再生。今では200万再生を超えました。トヨタのワンメイクレースでシリーズチャンピオンになったときより反響がありましたね(笑)。たぶん、都内であればスーパーカーよりも目立つ気がします」(織田さん)。
後編では、BUBU501の走りの魅力に迫る!
Photos:Norito Ohazama Composition & Text:Kanta Hisajima
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