▼ WPの本文 ▼
クルマにバイク、自転車、スケボーetc……イケてる人の愛車(?)がかっこいいのは、そこにストーリーがあるから。そんな“相棒”にまつわるバックボーンを深掘りして、それぞれのライフスタイルをお届け! ノリモノ好き男子よ、集まれ!
購入は免許取得よりもずっと前!
バイト代で手に入れた初めての1台
[NISSAN PAO /1989年]
アルバイトをしながら都内の大学に通う小池一博さん。2002年生まれの彼が乗っているのは、30コ以上も先輩の日産パオだ。数あるクルマの中から、現在の愛車が選ばれた理由を聞いてみる。
「大人になったらパオに乗る、と決めたのは小学生の頃。模型屋さんで見つけたミニ四駆の中に、パオの前身となる『Be-1』というモデルがあったんです。そこで買ってもらった小さなマイカーをきっかけに、少しずつクルマに興味を持つようになりました。幼いながらも、パオやその後継モデルのフィガロについていろいろ調べたりして(笑)。ずっと憧れていましたね」
「とにかく自分のパオが欲しかったから、高校に上がってすぐにアルバイトを始めて。お金を貯めながら、スマホで手頃な車体を探していていました。そんな日々が一年ほど続き、このパオと出会えたんです。まだ免許を持っていなかったけど、勢いで即購入。父と一緒に静岡まで迎えに行きました。貯金はほぼ無くなってしまいましたが、人生で一番の買い物でしたね」
トランクにはいつも自転車
「旅行やちょっとした遠出の際に、必ず積んでいるのが自転車。こいつがあると、旅先での行動範囲が広がるんです。クルマで走る道と、到着してから自転車で走る道。そのどちらもが気持ちいいんです」
オーディオは、
“そのまま使う”がこだわり。
「1980年代のクルマだから、備え付けのオーディオはカセット。もちろん現代の技術を駆使すれば、スマホとクルマを連動させるのも簡単です。だけどカーステレオから配線が出るのはイメージと合わなくて。そのままの環境を生かすために、カセットテープを集めるようになりました。聴きたい楽曲へのアクセスはスマホと比べると少々不便ですが、そこはご愛嬌ということで」
[NISSAN PAO /1989年]
日産自動車が1989年に発売したコンパクトカー。レトロとアドベンチャーが合わさったデザインとなっており、コンセプトはサファリを旅する冒険者の衣類から。3ヶ月と短い受注期間にも関わらず、5万台を超える生産がされた大人気モデル。中古相場は、38万〜235万円ほど(編集部調べ)。
後編では、見た目と走りの魅力に迫る!
Photos:Ohazama Norito Composition & Text:Kanta Hisajima
▲ WPの本文 ▲
俺たちの“ノリモノ”語り!