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世界へと飛び出す
NCT 127の活躍
──NCT 127は全米デビューも果たし、ジミー・キンメル・ライブ!への出演や、ミッキーマウスの生誕90周年記念コンサートにアジアから唯一招待されたことも大きな話題になっていました。「Apple Music Up Next」でフィーチャーされたのもアジアのアーティストで初、アメリカン・ミュージック・アワードへの出席では様々なセレブがNCT 127との写真をSNSにポストしていました。
「本当に刺激的な経験でした。まさか自分が日本から韓国に渡ってさらにはアメリカでパフォーマンスをするなんて… 想像がつかないことだったので。僕らの音楽がいろいろなところで受け取られていると感じられましたし、文化の違いも学べました。でも、ファンの気持ちはどこの国でも同じなんですよね。曲へのノリ方にちょっとした違いはあったりしても。そして英語は難しいですね。フレーズを覚えても発音がなかなか。レコーディング前に英語が話せるメンバーに教えてもらっています。『めっっちゃゆっくり言って!』と頼んでスマホのボイスメモに録音して、繰り返し聞いて(笑)。やっぱり日本語がちょっとだけ気持ちを込めやすかったりはしますが、いろいろな言葉で歌うことを楽しんでいます。これからも、もっといろいろな国に行って活動したいですね」
──初の日本ツアーで、ユウタさんが注目してほしいことは?
「全部を注目してほしいんですけれど(笑)、ちょっとアクロバティックな演出ですね。たくさん練習したので! あと、僕たちの楽曲はダンスパフォーマンスのイメージが強いと思いますが、今回はミディアムテンポから本格バラードにまで挑戦しています。曲ごとに違った表現や表情を楽しんでもらいたいです」
──日本ツアーではMCをリードしていますよね。
「はい! でも他のメンバーも日本語を頑張っていて助かります。たぶんみんな、日本だからと僕が感じているプレッシャーをわかってくれていて。感謝の気持ちでさらに頑張れます。多国籍なだけに言葉の大切さをわかっているし、うまく伝わらないことがあっても理解しようとする努力で絆が固くなっていく、そんなところもNCT 127の魅力です。衣装も、コンセプチュアルだったりある年代へのオマージュがあったり、シャツについている紐を取るかどうか、なんていう細かいところにも悩んでいますので注目してください(笑)」
ファッションで
自分を表現すること
──メンズノンノのインタビューなので、そろそろファッションの話を。
「きた〜(笑)。僕は、普段の格好はバケットハットをよくかぶっていますね。ダンスするときにもだいたいかぶっていて、トレードマークになりつつあります。スタイリングについてはダンスをしているからか、鏡の前に立って何気なく動いてみて、イケてるなって思えるかどうかを大事にしてます。どんなにかっこいい服でも、動きの中で『ちょっとちゃうな』と感じたらしっくりこないですね」
──ラグジュアリーブランドのアイテムを着ることも多いと思うのですが、好きなアイテムが見つかることはありますか。
「最近では蛍光色ですね! 今日のスニーカーもそうなんですけれど、もっと挑戦したいですね。ステージで映えるし、『けっこう似合ってるな、俺?』なんて思ってます(笑)」
──春に向けて着たいものは?
「オーバーサイズのコートです。ちょっと大きめな感じで着たいですね。今年24歳なので大人っぽく落ち着いた雰囲気で髪もウエットにしたりして。あ、メンズノンノを読みます(笑)」
──パフォーマンスと、今日の撮影のようなファッションの仕事の違いは?
「僕、けっこう繋がっていると思うんですよ。服をかっこよく着こなしている人を見ると『うわー、アーティストだな』と思うから。パフォーマンスを作ることとコーディネートを組むことはイコールに近いと思います。どちらもそこに自分の感情やセンスがあるからこそ、表現されているものなので。ファッションの撮影で、瞬間的にぴったりな表情だったり動きを見せるのって、ダンスをしているときに近いものがあります」
──ユウタさんからメンズノンノ読者に聞いてみたいことは?
「服のコーディネートを決めるときに、みなさんは何が決め手になるのかを聞いてみたいですね。今日の僕は『あ、指輪があったほうがいいな』ってピンとくる瞬間があったんですよ。そういうのって、どうしてひらめくんだろう? と考えたら興味深くて。人それぞれにあることだと思うので」
広がる今後の夢
──夢を叶えていっているユウタさんの、今後の目標は。
「コンサートをもっと大きい会場でやりたい、47都道府県を回ってみたいですね! 待ってくれている人たちにもっと恩返しをしたい。伝えたいことがあるのに、瞬時に出てこないことがあって。『なんでこの話をできなかったんやろ…』とか後になって思うんです。そういうのをなくしたい、北海道から沖縄まで回って」
──最後に、日本から韓国へと旅立つ決意をした16歳の自分に今言葉をかけるなら?
「悩み抜け、もっと成長できる」
OTHER SHOTS
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Photos:Tatsunari Kawazu[S-14] Hair:Han Songhee Make-up:An Seongeun Stylist:Kim Youngjin
NCT 127
韓国・ソウルを拠点に多国籍なメンバーでグローバルな展開で活躍するボーイズグループ。現在、初の日本ツアー“NEO CITY:JAPAN -The Origin”を敢行中。日本ファーストアルバム『Awaken』が4/17に発売、北米と欧州でのワールドツアーも決定している。 nct-jp.net
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