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REVIEW
MUSIC
iri
『2016-2020』
独特の低音ヴォイスと、先鋭的なサウンドで、移ろう感情や日常の風景を描くシンガーソングライター・iriがデビューからの5年間を総括したベスト盤を発売。オリジナルだけでなく、カバー曲も収録。楽曲ごとに表情を変化させるしなやかさがあると同時に、どんなに時代が変化しても自分らしさを見失わない彼女の芯の強さが全面に響く。
(Colourful Records/ビクター)発売中
ハンブレッダーズ
『ギター』
大阪にて結成、切れ味鋭いバンドサウンドと、胸を熱くさせる歌詞で、ライヴを中心に人気を獲得してきた3人組バンドのメジャー2nd。CMソングやTVアニメの主題歌など話題曲も収録された内容は、そのタイトルどおり彼らのギターサウンドが光る、疾走感あふれる楽曲ぞろい。日常のフラストレーションがあっという間に解消されそう。
(トイズファクトリー)11月24日発売
テイラー・スウィフト
『レッド(テイラーズ・ヴァージョン)』
日本でも社会現象級のヒットを記録した楽曲「私たちは絶対に絶対にヨリを戻したりしない」が収録された2012年発表のアルバムが、装いも新たにリリース。オリジナル盤に収録された楽曲を再レコーディングしているだけでなく、当時発表されなかった9つの楽曲もプラス。“失恋”をカラッとポップに表現した作品の全貌がここで明かされる。
(ユニバーサル)11月12日発売
MOVIE
『スパゲティコード・ラブ』
MONDO GROSSO「ラビリンス[Vocal:満島ひかり]」のMVで注目を集めた丸山健志が長編映画監督デビュー。東京の空の下、13人の若者たちの人生が交錯する群像劇。倉悠貴、三浦透子、ゆりやんレトリィバァら多彩なキャストで様々な葛藤の形を描く。上海国際映画祭などで紹介され、ウォン・カーウァイを彷彿(ほうふつ)させるポップな映像センスには海外からも熱視線が。
●11月26日より、渋谷ホワイトシネクイントほか全国公開
©『スパゲティコード・ラブ』製作委員会
『ドーナツキング』
カンボジアから難民としてやってきて、全米の“ドーナツ王”になったカリスマ的経営者、テッド・ノイ。これは波瀾(はらん)万丈の彼の人生を追ったドキュメンタリーだ。テッドが新たなビジネスの道を切り開いたおかげで、カリフォルニア州のドーナツ店の90%以上はカンボジア系移民が経営しているという。アメリカンドリームをつかんだ男の元気な生きざまに学ぼう!
●11月12日より、新宿武蔵野館ほか全国順次公開
©2020-TDK Documentary, LLC. All Rights Reserved.
『愛のまなざしを』
『UNloved』や『接吻』の鬼才・万田邦敏監督が放つ狂気の愛の映画。妻を亡くした精神科医の男(仲村トオル)が、カウンセリングで出会った元患者の綾子と恋愛関係に陥り常軌を逸していく。人の心を客観的に診る冷静なプロの男が、破壊的なヒロインの魔性により自分を見失うパワフルな展開。プロデュースを兼任する綾子役の杉野希妃の鬼気迫る演技も光る。
●11月12日より、渋谷ユーロスペースほか全国公開
©Love Mooning Film Partners
[MUSIC]Text:Takahisa Matsunaga
[MOVIE]Text:Naoto Mori
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