そもそも“ファッション”ってなんなんだ?「風の時代」に僕らがまとうもの【星のトレンド速報 by 星読みyuji/Vol.4】
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2021年、時代は“超変革期”の真っ只中。全てがぐるぐると変わりゆく今の時代を生き抜くためのヒントを星読みヒーラーとして話題のパーソン・yujiさんが語る連載『星のトレンド速報』、第5回のテーマは、僕らが一番気になる“ファッション”について! トレンドを知るには、星を読むのが一番早かった!?
若人の皆さん、こんにちは。yujiです。
皆さんおまちかね(なのかな?)、今回のDMのテーマはずばり、ファッションについて!
コーディネイト・ヘアスタイル・メイク等々、仕事よりも住まいよりも恋愛よりも、三度の飯より洋服が好き! っていう人もきっと多いと思うのだけれど、さて、そもそも“ファッション”ってなんだろうね?
ちなみに“ファッション”って聞くと、パリコレ・ミラノコレとかのコレクションとか、ファストファッションやメゾンブランドとか、“洋服”をイメージするかもしれない。
これを読んでくれている人たちは生まれた時から洋服が身近にあった世代だからそれもある意味当たり前だと思う。
実際、ヘアスタイルもアクセサリーも洋服も、みんなぐらいの世代だと、もうすでにこの世には全てを把握し切れないほどのブランド・メーカー・商品があって、世界はかっこいいもの・キラキラしたもの・彩りで溢れてた。
あとはその中から物を選ぶセンスとか発掘してくるアンテナみたいなものが肝で、山ほどある選択肢の中から似合うものをみつけたり、最新のものをゲットしたり、激レアアイテムを買ってみたりと、そういう“宝探し”みたいなこともファッションの楽しみの一つなのかな、とも思ったり。
…とはいえ、よくよく考えてみたらそういう“選択の自由さ”とか“チョイスの豊かさ”を享受できるようになったのは実はだいぶ最近のこと。
江戸時代にはお侍さんは帯刀して髷を結っていたし、近代・明治維新直前までは身分によって身に付けるものも髪型も違ってた。
ファッションとは違うけど、「名字」をみんなが持つようになったのは1875年のことだから、“氏名”が一般化したのなんてかれこれ約150年ぐらい前のこと…って聞くとちょっと驚きじゃない? 皆んなが当たり前のように持っていて、使っている名字。
それもまだここ100年強ぐらいのことかと思うと“当たり前”って一体なんだろうと思うし、洋服だって明治維新前後から世に出回ってきた“衣服”であって、一般に浸透して和服の着用率を上回ったのは戦後のことらしいから“洋服文化”が本当に浸透したのはここ70-80年の話。
実際、ゆじーじ(私)のおじーじ(祖父)とかおばーば(祖母)は和服を着ていたことが多かったし、皆んなのご家族の中でも、例えば曽祖父とか曽祖母の方とかは今でも和服を着ているとか、たまにしか着ないけど、着た時の似合い方ハンパない!みたいなこともあるかもしれないね。
もうみんなも承知の通り、このように時代が変わると生活様式が変わったりする。
私が小さい時には携帯はなかったし、家電〈いえでん〉だけじゃなくて有線(黒電話二号みたいなやつ!)があったりもした。それが今ではスマホとパスポートがあれば海外旅行にも行けてしまう時代だし、家には当然有線もなければ家電も(うちには)ない。
このようなライフシフトはたしかに急激には起こらないかもしれないけれど、とはいえ確実に進んでいて、いつか“スマホ”とか昔はあったねぇ! なんて懐かしがる日が来るかもしれない。
今これを書きながらかつてのポケベルを思い出して、そういえばよく“公衆電話”に並んだなぁ…なんて思い出している私のように(苦笑)。
となると、かれこれ150年ちょっとぐらいの歴史(しかない)洋服もいつしか次時代のものにとって変わられるなんていうことがあっても全然おかしくはない。その時代時代にあったものに言葉も衣服もデバイスも時代を渡る武器も変わる。
…となると、これからはいったいどんな“ファッション”が台頭してくるのだろう。
また、明治維新(そしてその次の大戦)という時代の転換点が洋服をここまで浸透させたトリガーとなったように、これからの未来においてなんらかのスイッチが押されて、私たちの“衣類”がガバッと変わるようなことがおきたりもするのかも…ていうのはちょっと考えすぎ?
とはいえ、実際にそうなったら今度はまたそこに新しいトレンドや“カッコいいの定義”が生まれたりして、新しいスタイルが広がっていくのかもと思ったら、なんだかちょっとワクワクしてくるのは私だけかしら?
嘘かまことか「ホテルマンはゲストの腕時計と靴をチェックする」という都市伝説(?)がある。なぜなら、名が体を表すではないけれどその二つの要素・アイテムがその人のステータス・属性を表すから。
この理由が“当世風”がどうかはさておき、ファッションとか身につけているものがその人の属性を表す物であることは間違いないだろう。
それでいうと「ステータス」「職業」「センス」みたいなものが身につけているものから“汲み取れるもの”の代表格だと言えそうだけれど、これからの時代は“知性”とか“思想”というものがそれに加わってくるように思っているんだ。
例えば、最近だと環境負荷が少ない物作りをする企業も増えてきているし、なんなら3年で土に還る・バイオデグラダブル(生分解性)素材の洋服も誕生していたりと、“エコ”アイテムや産業はすごい広がりを見せているよね。また、ヴィーガン(よく動物性のものを摂取しないことだと言われているけれど本来は動物性由来のものを使わないことを指すのでリアルなヴィーガンはレザーを使う等もNGとなる)的なアニマルフレンドリーな生き方もその一つ。
他にも多種多様な信条とかイズムというものがあると思うけれど、こういった思想は昔に比べてどんどん増えてきているしまた多様化してきているとも言えるよね。
「〜はしない主義」「〜を摂取しない派」
とか、それは各人が思案した上で決めた“人生の選択”なので、当然リスペクトされるべきだし、またそういった思想やポリシーみたいなものって、それぞれが心地よくあるために、多くの人がをもっていて然るべき物だとも思うんだよね。
なので、これからはそういった“思想”とか“イズム”とかなにを“推しています”みたいなものがファッションという文脈上で多く語られることとなると思うし、もう実際、そういう潮流は生まれてきているよね。
メゾンブランドがある特定の素材を使わないことを宣言したり、世界遺産とか文化的な価値がある物のパトロン・支援を買って出たりしていることからも、ファッションブランド・メーカーは衣類を販売しているだけの企業というより、メッセージを発信する企業であるという側面をもっていると言えるし、またユーザーもそういったメッセージが好きかどうかで商品を買うかどうか決めているようにも思う。みんなの中にも“ブランドのデザインが…というより、ブランドの在り方”がかっこいい! という理由で服を買っているという人もきっといるんじゃないかな。
ちょっと長くなってしまったけど、これからの潮流は、ファッションばかりではなくライフスタイル全般において「あなたは(思想的に)何者なのか、なにを推していて、どんなポリシーを持つのか」ということが重要になってくるんじゃないかと思ってる。
もちろん今でも十分、“ファッションはその人の人となり”を表すと思うのだけれど、これからは今まで以上に消費生活に対するアティテュードを含めたかっこよさ(見た目だけじゃなくて内面も)が求められるのかな、と!
you are what you eat
(あなたはあなたが食べた物でできている)ではないけれど、まさに
you are what you wear
(あなたが着る物を見ればあなたのことがわかる)
と言える世界がやってくる! のかな、なんて思っているよ。
yuji -星読み-
星読み、ヒーラー。香川県高松市生まれ。18歳でイタリアへ渡り、現地大学院を卒業。ミラノでプロダクトデザイン事務所に勤務するも、ヒーラーとしての宿命に抗えず、ヒーラーとしての活動をする決心をする。現在は連載、SNSやブログでの毎日の発信など、幅広く活躍中。
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