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ニュース番組などで一度は聞いたことがあるだろう「サイバー犯罪」。「ターゲットはお年寄りでしょ?」と思ったら大間違い。じつはネットネイティブ世代が続々と被害に! 人生が台無しになりかねない犯罪から身を守るためにも、正しい知識を学ぼう。
ネット犯罪に気をつけろ!
ふとしたことで大惨事に…
僕らが気をつけるべきことって?
知るべし! 最新版ネットセキュリティ
今からでも遅くない!
セキュリティ対策Q&A
実際に被害に遭ったときの対処法から、安全なサイト&アプリの見分け方までをわかりやすく解説! 基礎ルールとの合わせ技でセキュリティをさらにパワーアップさせて、サイバー犯罪に打ち勝とう。
教えてくれたのは
佐々木成三さん
元埼玉県警察本部刑事部捜査第一課の警部補。学生を犯罪リスクから守ることを目的に設立された「一般社団法人スクールポリス」の理事として講演を行うほか、テレビ番組のコメンテーターとしても活躍。著書に『あなたのスマホがとにかく危ない』『スマホで子どもが騙される』などが。
Q8.芸能人や著名人についてなら何を発信してもOK?
A8.相手の立場や職業関係なく、名誉毀損(きそん)で訴えられる可能性アリ!
「ネットには多くの誹謗(ひぼう)中傷が蔓延(まんえん)していますが、相手が誰であれ、れっきとした犯罪行為です。自ら発信することはもちろん、リツイートやリポストも罪に値しますよ」
Q9.通販サイトの安全性はどうやって判断したらいい?
A9.100%確証できる判断材料はなし!
「もっとも有効なのは評価&コメントの確認ですが確実とは言えません。ブランドの公式通販や大手のサイト以外では、高額な買い物を控えるのがベスト」
Q10.ワンクリック詐欺の正しい対処法は?
A10.何もしない! 一択です
「ワンクリック詐欺の主な被害は、URLをクリックしただけで一方的に会員登録・契約成立を宣言され、料金を請求されるというもの。使っていない以上、支払う義務はありません。連絡を取ると個人情報が漏れ、脅される原因になるので注意!」
Q11.パスワードを強化するためのコツを教えて!
A11.二段階認証&定期的に変える!
「パスワード+顔認証などにするだけで強化が倍増! スマホ本体、各種SNSも設けているので、今すぐ設定することをおすすめします。また、ひと月に1回を目安に変えるとさらに安心です」
Q12.スマホ&PCのカメラを外部から作動することは可能なの?
A12.可能です!
「アプリの不正インストールや不正アクセスによって、外部操作は可能。ただしアダルトサイトなどが録画を理由に脅す場合は、ほとんどが嘘。実際の動画を提示されない限り無視を貫きましょう」
Q13.フィッシング詐欺を見分ける方法は?
A13.メールで口座番号や暗証番号を問い合わせる企業は存在しません!
「フィッシング詐欺とは、実在する金融機関やショップなどになりすましてメッセージを送り、偽ウェブサイトに誘導→個人情報を盗む行為。そもそも突然URLを送りつけて暗証番号を入力しろ、なんておかしな話ですよね? 無視するのが不安な場合は企業に問い合わせを!」
Q14.いち個人のサーバーが狙われる可能性はどれくらいあるの?
A14.1週間で370万件以上! サイバー攻撃は世界中から
「これはサイバーセキュリティのスペシャリスト、辻伸弘さんが個人で持っているサーバーが受けた攻撃数。正直、情報を完璧に守ることは不可能に近いです。だからこそ、流用できないパスワード設定などを行い、被害を最小限に抑える対策が重要なんです!」
ネット犯罪に気をつけろ!
Photo:Yumi Yamasaki Illustrations:Hiroyuki Ishii Composition & Text:Ayano Nakanishi
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