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ヒップホップをベースにしながらも、国籍やジャンルにとらわれない自由でカラフルなサウンドを展開、楽曲がストリーミングサービスのグローバル版プレイリストに掲載されるなど、世界から注目を集めるCIRRRCLE。発売中のEP『BESTY』は、初の全国流通盤だ。
右から:A.G.O(DJ)、Amiide(Vo&MC)。取材時に来日できなかったJyodan(MC)はビデオ通話で参加。
『BESTY』には、都会的な雰囲気が漂うものから、胸を締めつける楽曲まで、英語をベースにしたリリックと、R&Bやヒップホップなどを駆使した滑らかで洗練されたビートとの融合が心地いい6曲が収録。
「今回が初めてのEPになるので、自分たちが持っている“色”を表現したくて、13曲くらいある候補の中から選んだ作品です」(A.G.O)
「歌詞のアイデアが浮かばなくて、プレッシャーを感じて完成した楽曲とか、今回はその瞬間に湧き出た“しっくりくる”心境をありのまま描いたものが多かった」(Amiide)
「友達のことを好きになったけど、それはよくないと思ったり、自分が経験したことをそのまま歌詞にした作品というか。自分が恋愛においてどうありたいか、どこへ進みたいのかを示した楽曲が多いと思う」(Jyodan)
『BESTY』(Suppage Records/SPACE SHOWER MUSIC)
忘れられない相手や存在の大切さを描いたタイトル曲の「BESTY」や、その痛みを乗り越えて先へ進んでいこうとする前向きな心境を感じる「Second Love」など、確かに恋愛(失恋)をベースにした楽曲が多い切ない作品ではあるが、全体のグルーヴィなサウンドからは3人が息を合わせて楽しみながら音楽制作している姿が伝わる。
「あんまり3人で集まって曲制作する機会はないし、それぞれ培ってきた考えや文化も異なるんですけどね。無理をしないで、お互いが自由に自分のやりたいことが表現できている。“違い”があっても、何かを作ることはできるんですよね」(A.G.O)
CIRRRCLE PROFILE
東京とL.A.を拠点に2017年より活動開始。7/4には彼らにとって初のフェスとなる福井市中央公園・特設ステージにて開催の「ONE PARK FESTIVAL2020」への出演が予定されていたが、新型コロナウイルスの感染拡大防止のため開催延期に。
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公式ツイッター
Photo:Yosuke Torii
Text:Takahisa Matsunaga
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