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板垣李光人は「どこから来たのか 何者か どこへ行くのか?」。メンズノンノでしか見られない、アートとファッションの融合作品も公開。

板垣李光人は「どこから来たのか 何者か どこへ行くのか?」。メンズノンノでしか見られない、アートとファッションの融合作品も公開。

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アートとファッションの融合、その先に見えてくるものは?

俳優の板垣李光人さんはデジタルを中心にアート作品の制作を行い、昨年は初の個展も開催。アート活動に込める思いや今後の展望、さらに今号のテーマ「Q」を題材とした作品の制作秘話を伺った。

板垣李光人は「どこから来たのか 何者か どこへ行くのか?」

板垣李光人

ブルゾン¥121,000・シャツ¥115,500(ともにアルマ)/トレメッツォ パンツ(トーガ ビリリース)¥42,900・ベルト¥31,900・ネックレス¥19,800(ともにトーガトゥ)/トーガ 原宿店 Tシャツ/スタイリスト私物

板垣李光人

 


個展をきっかけに、作品との向き合い方が変わってきた

アートとファッションの融合、その先に見えてくるものは?

物心ついたときには絵を描いていたという板垣さん。

「これといったきっかけもなく、気がついたときにはそのときの気分に合わせて絵を描いていました。特にここ1~2年くらいは自分の中の感情を絵という表現方法を使って昇華して、デトックスしているような感覚でしたね。絵を描きたくなるのはポジティブではないとき。表現はインプットにしろアウトプットにしろ、楽しくて元気なときには心が欲さないと思うんです。ポジティブで心が満たされている状態ではアートに意識がいかなくて、乾いているときに欲しくなる。だから作品制作に決まったスパンはなく、描きたくなったタイミングで、自分の感情に従って描くという感じです。デジタルで描くときもアナログで描くときも、まず一気にバーッと描きあげて、そこから少しずつ加筆修正を重ねていきます。完成させるというより、作品に向き合うのに飽きたら“もういいや”という気持ちで次の作品を作ることが多いです(笑)」

 

板垣李光人

シャツ(ビナイン)¥39,600/エヌエスナイン 中に着たシャツ(トーガ ビリリース)¥53,900/トーガ 原宿店 パンツ¥34,100/ラッド ミュージシャン 原宿 サスペンダー/スタイリスト私物

2024年秋に開催した初の個展『愛と渇きと。』を機に、作品制作への思いに変化があったそう。

「基本的に僕が描く題材は“人”。それがどういうものに仕上がっていくかはそのときどきの自分の感情によることが多かったのですが、昨年の個展をきっかけに、作品に対する考え方が少し変わりました。今まではあくまで趣味として、描きたいときに描きたいように描いていたのですが、個展に展示する作品には人に見せるという明確な目的がある。それを踏まえたうえで、“見た人にどういうふうに感じてほしいか”をテーマのひとつに据えて作品を作るようになりました。これまでとは違う作品との向き合い方も、それはそれで面白かったですね。個展に向けて作った作品はすべて販売したので、自分の作品が誰かの手もとにあるというのも不思議な感覚です。どんな人の手に渡って、どういうふうに置かれているのか、今も想像してしまいます。

ずっとデジタルで絵を描いていたのですが、個展ではデジタルで描いたイラストをキャンバス生地にプリントアウトしてパネルに貼りつけ、その上から油彩絵の具を重ねるという複合的なアートに挑戦しました。次にやってみたいのは、インスタレーションのような、空間全体を使った表現。個展をやってみて、作品と鑑賞する人の間にはひとつ明確な境界があることを実感したんです。その境界をよりあいまいにする試みを、いつかはしてみたいです」

 


自分の中のイメージに、新しいものが加わるのが面白い

板垣李光人

新しい挑戦をし続ける板垣さんに熱烈オファー。メンズノンノでしか見られない、アートとファッションの融合が実現した! 今号のテーマ「Q」をテーマに作品を制作したい旨を伝えたところ、なんと翌日には絵コンテをいただいた(A)。作品制作のインスピレーション源は何なのか。

A

板垣さんが作成したコンテ

板垣さんが作成したコンテ。こちらをベースに、衣装やヘアスタイル、撮影場所などの打ち合わせを経て今回の作品が誕生。

 


自分の中のイメージに、新しいものが加わるのが面白い

「絵を見ることも好きで、特にシュルレアリスムの画家、例えばルネ・マグリット、サルバドール・ダリ、ジョルジョ・デ・キリコがお気に入り。鑑賞者側に思考の余地が残されている作品に魅力を感じるんです。絵は人によって、もしくは同じ人であっても見る環境やタイミングによって解釈が変わるのが面白いところだと思います。

今回の作品制作に関しては、『Q』というテーマを聞いて、すぐにポール・ゴーギャンの作品『我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか』(B)を連想しました。このタイトルは人間の命題というか、永遠の問いだと思っていて。この作品を知ってから、ずっと心に引っかかっていたんだと思います。ゴーギャンらしい印象的な黄色を取り入れたい。その黄色と組み合わせるなら、背景は青空の抜けがいいのではないか。黄色と青を色濃く見せるなら、衣装は紺やえんじなどトーンの落ちた色が合うのではないか…と、全体のバランスを想像しながら、写真の切り取り方や衣装のイメージを膨らませていきました。どこにどんな要素が入ってきたら気持ちいいかを考えるのは楽しかったです!

B

インスピレーション源となった、ポール・ゴーギャン『我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか』

インスピレーション源となった、ポール・ゴーギャン『我々はどこから来たのか 我々は何者か 我々はどこへ行くのか』。(提供:アフロ)

そして自分がイメージしている画(え)がある中で、カメラマン、スタイリスト、ヘアメイクさんとそれぞれの分野のプロフェッショナルがそこに新しいものを加えてくださるというのもすごく面白くて。自分が描くイラストをイメージしながらポージングや撮影をすることはなかなかない体験でしたが、すてきに撮っていただきました。この作品の持っている問いにも向き合いながら、新鮮な気持ちで作品作りを楽しめたと思います」

 


板垣李光人

PROFILE
板垣李光人
俳優

2002年生まれ。2012年に俳優デビュー後、映画やテレビドラマ、CMなどで幅広く活躍。主な出演作は大河ドラマ『どうする家康』など。現在、主演を務めるドラマ『秘密~THE TOP SECRET~』(カンテレ/フジテレビ系・毎週月曜22時~)が放送中。映画『ババンババンバンバンパイア』が近日公開予定。

  

Photos:Toshiaki Kitaoka[L management] Hair&Make-up:Kana Sakurai[HITOME] Stylist:Taichi Sumura Model&Illustrations:Rihito Itagaki

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