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モデルとして活動していた経歴も持つ服部さん。撮影地に選んだのは、鈴鹿が岡山から上京したばかりの頃に住んでいた世田谷区・弦巻の公園と定食屋。写真を撮るのも好きな鈴鹿と服部さん、撮る側と撮られる側、どちらの立場も知っている二人は、どう向き合うのか。
take : 015
服部恭平 ── 写真家
KYOHEI HATTORI ── Photographer
1991年、大阪府生まれ。2018年にファッションモデルとして活動する傍ら写真を始める。自分の日常の中で新たな視点を探し、作品を制作。主な個展に、「2019-2020」(2020年)、「バコン」(2024年)、「Through the lens of Kyohei Hattori」(2024年)など。
二人の間に見えない糸電話みたいなのがあって、そこで少しずつ話しているような感じが心地いい。── 鈴鹿央士
鈴鹿央士
服部さんはモデルの経験もあるので、衣装を決めるときに服にすごく詳しいのが面白かったです。撮影中はお互い静かだけど、二人の間に見えない糸電話みたいなのがあって、そこで少しずつ話しているような感じがあって。二人だからこその相性、距離感と言えばいいのかな。空気感が心地よかったです。公園と定食屋は昔しょっちゅう来ていた場所。なじみの場所で撮影をしている不思議な感覚と安心感、そこに衣装のポップさが相まって、自然と笑みがこぼれちゃいました。
同じような写真でも、僕と央士君にとっては背景がある、そういうのを大切にしたいんです。── 服部恭平
服部恭平
せっかくなら写真以外の目的があったら面白いんじゃないかと思って、央士君の思い出の街で撮影をしました。もし別の場所で撮って、結果として同じような写真ができあがったとしても、撮影のときの思い出があれば僕と央士君にとっては背景のある写真になる、そういうことを大切にしたいんです。今日はご飯を待っている間のおしゃべりのような、何げない時間が楽しかった。央士君はしゃべり方もすてきですよね。いつか一緒に旅行に行って、のんびり過ごしながら撮影したいです。
Hair & Make-up:Masaki Takada Stylist:Masaaki Ida Cooperation:Funayoshi
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あの人が撮る鈴鹿央士「たゆたう」