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坂口健太郎インタビュー!初参加となった韓国ドラマ『愛のあとにくるもの』で思ったこと。そして10年前のモデル時のことや今後のことも。

坂口健太郎インタビュー!初参加となった韓国ドラマ『愛のあとにくるもの』で思ったこと。そして10年前のモデル時のことや今後のことも。

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2014年に俳優デビューを飾り、今年で10周年を迎えた。その間に多くの映画やドラマで主演を務め、周囲から寄せられる期待も大きくなったけれど、本人は変わらずいつだって軽やかで穏やか。10月には初となる韓国ドラマ『愛のあとにくるもの』の配信がPrime Videoで始まり、11月にはNetflixシリーズ『さよならのつづき』の配信も控えている。「10年後に何をしているかは自分でもよくわからないし、わからないからこそ楽しい」。そう語るこの人にインタビュー。

坂口健太郎さん
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初めての参加となった
韓国ドラマで思ったこと

――イ・セヨンさんとW主演を務めたドラマ『愛のあとにくるもの』が10月11日より配信されます。韓国ドラマ初出演ということもあって各方面で話題を集めていますが、どういった経緯で企画はスタートしたのですか?

坂口 舞台挨拶(あいさつ)とかで韓国に行ったりすることはありましたし、それこそ『シグナル 長期未解決事件捜査班』のときのように、韓国で放送されたドラマのリメイク作に出演したことはあるんですけど、完全に韓国制作の作品に参加したことはこれまでなかったんです。今回は本当に周りが韓国のスタッフさんだったから、「はたしてできるだろうか?」という不安はちょっとありました。でも、ムン監督が「ぜひ」と切望してくれて、その熱意とエネルギーにほだされて、チャレンジしてみようと思いました。

――撮影の進め方とかで何か違いを感じることはありましたか?

坂口 撮影方法は正直あんまり変わらないんですよ。ただ、台本の打ち合わせをしているときに感じたのが、愛情表現がすごいなってこと。例えば、恋人同士のやりとりで、日本だと「好きだよ」という言い方をすることが多いと思いますが、韓国では「愛してる」という表現をよくするんです。「愛してる」って普段はなかなか言わないじゃないですか。そのことについて話をしていたら、監督は「まだまだ少ないと思う。もっと愛のエネルギーを出してもいい」と言うし、相手役のセヨンも「私も少ないと思う」って言うんですよ。通訳さんに聞いてみても、「愛しているってめちゃくちゃ言いますよ」って(笑)。

――日本の感覚だと、「愛してる」というワードはちょっと気恥ずかしさがありますよね。

坂口 そうなんですよ。パワーワードですよね。だから、僕の反応を見た監督が「坂口くんが演じる潤吾は日本人の青年の役だから、キミがそう思うということはそっちに合わせたほうがいい」と言ってくれて、言い方を変えたり、言う回数を減らすことにしました。文化的な違いというのか、そうしたギャップがあることで、結果的に二人の関係性がよりリアルなものになったかなと思います。

 

「健太郎は絶対に
寂しくなって戻ってくる」

――『愛のあとにくるもの』に続いて、11月からはNetflixシリーズ『さよならのつづき』の配信も始まります。すごいハイペースですよね?

坂口 僕もここまで時期が近くなるとは思っていませんでした。アメリカで俳優組合のストライキがあって、その影響で撮影スケジュールが重なってしまい、どちらも海外でのロケだったから、行ったり来たりになってちょっと大変でしたね。マイナス13℃の韓国からそのまま真夏の南半球に行くとかありました。われながら本当によく働いたなぁって思います(笑)。

――今年は俳優デビュー10周年ですからね。メモリアルイヤーにめちゃくちゃ働いているわけですか。

坂口 そうなんです。実際、人からは「忙しいよね」ってめっちゃ言われるんですけど、自分ではあんまり感じてないんですよね。何かいつも元気というか。

――10年を振り返ってみて、どういう感想ですか?

坂口 感慨深いですよ。役者としては10年ですけど、その前にメンズノンノモデルからスタートして、そのときはヒゲなんて全然生えなかったのに、今は生えるし、もう「立派な大人」になりました(笑)。

――自分で言っちゃうんですね(笑)。

坂口 ハハハ。でも、現場に行くと、若いスタッフさんたちが増えたよなと思います。10年たつってそういうことですよね。

――その間に立場も環境も大きく変化したと思います。変わったなと思うことは何ですか?

坂口 役者としてのキャリアをスタートし始めた頃って、坂口健太郎という知り合いが世に出ていくみたいな感覚があったんです。どこかで「本当の自分はこうじゃないのに」という思いがあって、「こっちの自分を見てほしい」と思っていました。ただ、結局、それっていちばん自分をつくっているんですよね。つけなくていいメッキを自分で塗って固めていっているというか。ただでさえ山道で厳しいのに、自分で石をどんどんリュックに入れて登っていっているみたいな状態なので。その考えを手放せるようになってからは、すごくラクになりました。

――今みたいな立場になると、周囲からの期待も大きくなってくると思いますが、プレッシャーや重荷に感じることはないんですか?

坂口 ありがたいことに主演とかをやらせていただくことが増えて、昔よりも自分の声が届くようになりましたし、そのぶん責任は大きくなったと思います。ただ、大きくなったからといっても、すべてを抱えることはできないので、僕自身としては、周りにいる人たちを大切にしていくことが大事だなと考えています。そこがちゃんとできていれば、ほかのこともたぶん大丈夫だろうという気がするんです。逆に言えば、周りの人たちを幸せにできないのに、それ以上のことをやろうとしてもムリだろうなって。

――ちなみに、何か新しくやってみたいことはありますか?

坂口 作品を撮ってみたいですね。なぜかというと、撮ってみたらその大変さがわかると思うんです。僕の知り合いに役者も監督もやったことがある人がいて、その人が「作品を撮ったことでスタッフさんの気持ちがすごくわかるようになった」と言っていて、僕も一度経験してみたいなと。あと、役者は自分が出るところだけ参加すればいいですけど、監督やプロデューサーさんは準備も含めると、それこそ何年という単位で長い時間をかけて作品に関わるじゃないですか。ひとつの作品にそれだけ時間をかけて向き合うことはなかなかできることではないので、機会があればやってみたいです。

――仕事以外のことで、ほかに気になっていることはないんですか?

坂口 本当に実現するかはさておき、ちょっと考えたのは、東京を離れてもいいのかなって。僕、東京生まれ・育ちだから、ふるさと感みたいなものを感じる機会があんまりないんですよ。だから、どこかに家でも借りてそこに住んでみたら、たぶん生活も変わって面白いだろうなって思うんです。こんなこと今まで考えたことがなかったけど、最近になってありだなって思うようになりました。この喧騒(けんそう)から離れたいみたいな気持ちが少しあるんですよね。ただ、僕のことをよく知っている人からは、「健太郎は絶対に寂しくなって戻ってくる」と言われてます(笑)。


坂口健太郎さん 全身

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「次また会うのが楽しみと
思ってもらえる人でいたい」

 

愛情の自己発電能力が
すごく高いと言われる

――普段の息抜きになっていることって何ですか?

坂口 ヘンな意味じゃなくて、自分の性格で本当にラッキーだなと思うのが、普段と仕事の区別があんまりないというか、こういったインタビューも仕事だという意識があんまりないんですよね。人としゃべっているのがすごく息抜きになっているんです。仕事が一段落したら、海外に遊びに行ってリフレッシュしようとか、大好きな趣味に没頭しようとか、人それぞれ息抜きのやり方はあると思うんですけど、僕は人としゃべることが楽しいし、それだけでも十分にリフレッシュになっていますね。

――それはいいことですね! すばらしい!

坂口 いやぁ、本当に人格者ですよね。ウソです。冗談です(笑)。

――では、人として理想の姿みたいなものってあったりするのですか?

坂口 理想の姿ですか。そういえば前に、「坂口くんって愛情の自己発電能力がすごく高いよね」と言われたんですよ。その人が言うには、「みんなそれぞれ愛情の発電機を持っていて、そもそも空っぽの人もいるし、渡せる人もいる。渡すことで空っぽになっちゃう人もいれば、逆に吸い取る人もいる」と。「でも、坂口くんは割とこの発電能力が高いから、たぶん渡しても空っぽにならないでしょう」って。その話を聞いて、たしかにそうかもしれないなと思いました。僕、すごく自己愛が強いんですよ。自分のことをちゃんと愛することができて初めて他人にも愛情を持って接することができると思うんです。なので、理想の姿という意味では、ずっとそういう人でいられたらいいなと思っています。

――なるほどね。

坂口 あと、「縁起がいい人」でいたいですね。今日みたいな取材の席で、ひととおりインタビューが終わった後に、「坂口くんとしゃべると、“縁起がいい”感じがするんだよね」と言われたことがあるんです。これってめっちゃいいことですよね。会ったら楽しかったと思ってもらえる人でいたいし、次また会うのが楽しみと思ってもらえる人でいたいですよね。

 

『愛のあとにくるもの』

『愛のあとにくるもの』

10月11日(金)よりPrime Videoにて独占配信

監督:ムン・ヒョンソン
出演:坂口健太郎、イ・セヨンほか
 

日本留学中に運命だと信じていた初恋を心に閉じ込め、韓国で新しい人生を歩んでいたチェ・ホン(イ・セヨン)は、この5年間忘れることなく後悔を積み重ねてきた潤吾(坂口健太郎)との偶然の再会を果たす──。終わったはずの愛の行方を描く、美しくも切ない物語。全6話。

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ACTOR / KENTARO SAKAGUCHI
坂口健太郎

1991年、東京都生まれ。2014年に俳優デビュー。映画『64-ロクヨン-前編/後編』(16年)で日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞。18年、『シグナル 長期未解決事件捜査班』で連ドラ初主演。近年の映画出演作に、『余命10年』『ヘルドッグス』(ともに22年)、『サイド バイ サイド 隣にいる人』(23年)など。ドラマ出演作に、『Dr.チョコレート』(日本テレビ系)、『CODE-願いの代償-』(読売テレビ・日本テレビ系)などがある。11月14日より有村架純とW主演を務めるNetflixシリーズ『さよならのつづき』が世界配信される。

Photos:Go Tanabe Hair & Make-up:Rumi Hirose Stylist:Taichi Sumura Composition & Text:Masayuki Sawada

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