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2017年から６年以上、長い間メンズノンノを盛り上げてくれた井上翔太が、この号でメンズノンノモデルを卒業する。旅立ちを前に、彼が今思うこと、メンズノンノで過ごした時間を振り返ってもらった。
メンズノンノモデル卒業インタビュー
井上翔太
自分の手でかなえた夢は手ごたえがある
京都にいた高校生の頃から服が好きで、モデルと役者への憧れがありました。進路指導のときに、芸能の仕事をしたいから東京に行くって言って先生や家族に反対されたり。当時から早く上京したくてしょうがなかった（笑）。そのくらいこの仕事に夢を持ってたんです。だからメンズノンノモデルになって大変だったこともあるけれど、得たもののほうが圧倒的に大きい。そのひとつが、メンズノンノが心から＂ホーム＂と言える場所になったこと。
学生だった10代の僕がプロの人たちと一緒に働くことになって、最初はすごく緊張して、人見知りっていう自分の弱いところが出てしまっていた。自分のことで精いっぱいで、周りを見る余裕がなくて。でも、愛のある大人たちや、かわいがってくれた先輩モデルの方々が「こうしてみたら」「それだと誤解されるよ」ってたくさん教えてくれたんです。それで気づけたことは、今後この仕事をやっていくうえで大きな財産になったと思います。今日の撮影もそうですけど、リスペクトや愛みたいなものを仕事を通して感じられる関係性ってすごいこと。そんな信頼関係のある場だったからこそ成長できたと思います。
そして、メンズノンノモデルのオーディションに受かったこと自体が、大きな意味があった。だって漠然と「モデルやりたい、俳優やりたい」と思っていた僕が東京に来て、ひとつは自分の手で夢をかなえられたんだ、というのは大きな自信ですよね。だからこそ、メンズノンノモデル、がちゃんと通過点になるように、これからもっと頑張ります。メンズノンノの撮影で会ったスタッフさんから「井上が出ている作品観たよ」と声をかけてもらっていたけど、ホームから巣立ったあとも、「井上が出ていたから、作品がよくなった」と思ってもらえたり、役を通して何かを伝えられるような、そんな役者になりたい。映像や作品を通して「井上も頑張ってるから、自分ももうちょっと頑張ろう」って思ってもらえたら最高にうれしいですね。役者としても、人としても、これからも頑張っていきます！
Photos:Yuhki Yamamoto Hair & Make-up:NOBUKIYO Stylist:Yoshiaki Komatsu Models:Shota Inoue Shunya Iwakami[Both are MEN’S NON-NO models]
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