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大好きな人と一緒に住むこと。いつかは…という憧れはありつつも、未知の世界で不安を感じることもあるのでは? そんな人たちにおくる、僕らと同年代のカップルの暮らしを追ったルポ。二人で暮らすと、世界はより豊かで輝いて見えるはず!
共通の趣味でつながる二人
「結婚をして、挑戦できることの幅が広がりました」
中村大輝さん(会社員/25歳)× 中村萌泉(めい)さん(会社員/25歳)
大学時代に自転車同好会で出会い、大輝さんが代表、萌泉さんが副代表を務めた。2022年よりつき合い始め、つき合って5か月で結婚。Instagramでもロードバイクライフを発信している。Instagram→meisan_no_yakata
交友関係も趣味のアイテムも共有することでますます楽しく
大輝さんは小学生からオートバイのレースを始め、高校生の頃にはアジアチャンピオンに上り詰めた。トレーニングの一環でロードバイクを始め、大学生の頃にそちらにシフト。一方、萌泉さんはマンガ『弱虫ペダル』がきっかけで高校時代に自転車を始めた。そんな二人が出会ったのは、大学の自転車同好会だった。
大輝 学部や学科も一緒で、一番部室に入り浸っていた二人。でも在学中は仲のいい友達でした。
萌泉 私が大輝に女友達を紹介してつき合っていたこともあったし。つき合うきっかけは、私が当時のパートナーとうまくいかなくて相談したこと。
大輝 ベタだけどね(笑)。それくらい長い間、お互いのことをなんでもよく知っていたから「いつかは結婚しよう」って言ってつき合い始めました。
萌泉 つき合ってすぐ半同棲状態になって、「じゃあ何がクリアになれば結婚できるのか」って考えながら問題があったら話し合って。1年以内には結婚しようって言っていたけど、そんなに待つ必要もない、結婚したほうが福利厚生も二人で恩恵を受けられるし豊かに暮らせるよね、ってことになって、つき合い始めて5か月で結婚。
大輝 大学時代の仲間はもちろん、インスタでつながった自転車友達もたくさんいて交友関係も共有しているので、一緒に遊ぶ時間は本当に楽しいですね。
萌泉 週末になると、暗いうちから車に自転車を積んで、遠くへ行って自転車を漕(こ)いで、おいしいご飯を食べたり。
大輝 週末はずっと一緒に時間を過ごしてるよね。疲労度も一緒(笑)。帰ってから飲むビールがおいしい!
萌泉 ロードバイクのいいところは老若男女関係なく、気軽につながれて世界がガーッと広がるところ。心地よくつき合える人が多いしね。
大輝 自転車は全力で風を切って汗をかけるのが魅力。オートバイはやっぱり制限があるから。趣味を共有しているから、欲しいものも一緒で、ダブルインカムだからバンバン買えちゃうのもいいよね(笑)。
萌泉 「こういう家に住みたい」とか「車のある暮らしをしたい」とかも二人だからこそ早く叶えることができました。結婚したら、もっと縛られて選択肢が狭まるイメージだったけど、むしろ逆で大輝が励ましてくれるから自分が挑戦できることの幅が広がった気がします。来年から大輝は赴任でマレーシアへ、私はワーホリでオーストラリアへ、1年間離れて海外でそれぞれ暮らすんですけど、そういう決断ができたのも彼のおかげ。
大輝 離れることに不安はなくて、むしろそれぞれの場所で新しい人脈ができて、それぞれ成長した姿で刺激を与え合えるのがすごく楽しみです!
思い出のアイテム
愛車の写真とイラスト
思い出を切り取ったフレームは宝物
[左]日本画を専攻する友人が結婚祝いに描いてくれた。
[右]車とドライバーをライフワークとして撮影しているフォトグラファーに撮ってもらったもの。
二人のROOM TOUR
まるで部室!? 充実の装備が
上は萌泉さんの、下は大輝さんのバイク。
トレーニング用のバイク(上)や工具類(下)は共用。「好きなものが一緒なので、趣味にお金を使えます」(大輝さん)。「ホイールが欲しい気持ちが勝って、結婚指輪よりも先に買ってしまいました(笑)」(萌泉さん)
二人のルーティン
週末は車に自転車を積んで120%遊びまくる!
週末は午前3時から車に乗り込み、千葉や奥多摩など自然豊かな場所で思い切り自転車を漕ぐ。「その後のご飯のおいしさも最高なんです」(萌泉さん)
Photos:Kanta Matsubayashi
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