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第10回となる今回は、写真家の石田真澄さんと、プライベートでも仲のいいモデルの鈴木仁をゲストに迎え、拡大版をお届け! 実は真澄さんと鈴鹿、仁は1学年差の同年代。3人の共通話題であるカメラの話をしながら、かねてから鈴鹿と仁が行きたいと話していた山登りに出発!
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石田真澄 ── 写真家
MASUMI ISHIDA ── Photographer
1998年生まれ。独学で写真を始め、2017年には初の個展「GINGER ALE」を開催。2018年には高校時代の学生生活を切り取った初作品集『light years -光年-』を刊行。美しい光とともに切り取られた瞬間と、そこに感じられる懐かしさと温かさが多くの人を魅了し、雑誌や広告など幅広い分野で活躍している。
“山ならでは”のゆったり流れる時間が気持ちいい。登るにつれて、仲間感が生まれて楽しかった!── 鈴鹿央士
頂上で食べる蕎麦(そば)が最高! 自由な撮影と、自然の力に癒された。── 鈴木 仁
高尾山山頂 曙亭にて
山頂の蕎麦屋「曙亭」で昼食を。鈴鹿は冷たいとろろそば(¥1,450)、仁は温かいとろろそば(¥1,450)を注文し、2人とも大盛りをペロリと完食! 太い手打ち麺は食べ応えたっぷりで、みそ田楽やおでんなどのサイドメニューも絶品だ。
●曙亭 東京都八王子市高尾町2176 営業時間:10:00〜16:00 不定休
歩くことが主で、“ながら”で話す登山が好き。縦になって話している2人の後ろ姿が印象的でした。── 石田真澄
都心からわずか1時間!
見どころ満載の山で、自然を堪能
よく友人と山登りへ行くという仁と、あまり経験がない鈴鹿、2人で初めての山登り。そんな今回の舞台に選んだのは、東京都八王子市にある「高尾山」。都心から約1時間というアクセスのよさと、季節によって異なる表情を見せる豊かな自然が魅力で、国内外から人気を集めるスポットだ。その年間登山者数は、なんと世界一ともいわれているそう。
複数のコースがある中、登りは1号路(別名:薬王院コース)、下りは3号路(別名:かつら林コース)を選択。髙尾山薬王院の表参道でもある1号路はほとんどが舗装された道。中腹までリフトを利用すれば山頂まで約50分で到着することができ、初心者でも楽しめるコースだ。3号路は常緑樹に囲まれた、木漏れ日が美しい静かなコース。細い道や橋を渡り、ちょっとした冒険気分を味わえる。
当日はあいにくの雨…と思いきや、山を登り始める時間になると朝から降り続いていた雨がやみ、青空が広がる。「登るぞー!」と気合十分の2人は、私物のカメラでお互いを撮り合ったり、道端の植物を観察したりと、ゆっくり山を登り始めた。
久々の再会となった真澄さんと仁、そして初対面の鈴鹿。3人での山登りと撮影はどうだった?
── 仁と鈴鹿は初めて、真澄さんは数年ぶりの高尾山。下山後は達成感からか、3人に笑顔があふれる。
仁 央士はあまり山登りをしないって言ってたけど、どうだった?
鈴鹿 楽しかった! 仁と真澄さんとカメラの話をしたり、遠足で来ていた子どもたちとあいさつをし合ったり、ゆったり流れる時間が“山ならでは”って感じで気持ちよかったな。リフトもグルメも楽しめたから、次は別のルートでも登ってみたい!
石田 さる園も見どころ満点でしたね。スタイリッシュでカッコいい服を着こなした2人がサルに見入っている姿、カオスで面白かった!
疲れた体にソフトクリーム(¥400)の甘さが染み渡る。高尾山には他にも、団子や「天狗焼」などの名物がたくさん! お気に入りのお店&グルメを探して。
●高尾山スミカ 天狗屋 営業時間:10:00~16:30(※季節によって変動あり)
高尾山の麓から中腹の間を往復する、片道約12分のレトロなリフト。高尾山の自然を身近に、存分に感じることができる。
●高尾山エコーリフト 往復¥950(大人) ※運行時間は季節によって変動あり
エコーリフト山上駅より徒歩約5分の場所にある「さる園・野草園」には約90匹ものサルたちが。山を走り回るサルの姿は迫力満点! 顔はめパネルでの記念撮影も忘れずに。
●高尾山さる園・野草園 営業時間:10:00~16:30(※季節によって変動あり)
鈴鹿 僕は仁とおんぶし合った瞬間がハイライトかも。
仁 でた、おんぶ! 央士が本当に軽くてびっくりしたよ!
鈴鹿 仁は筋肉があるからか、ずっしりと重さがあった(笑)。鍛えられて身が詰まってる感じ。
仁 筋肉は重いからね(笑)。ずっと楽しかったけど、頂上で食べた蕎麦が最高だった。やっぱり自然の中で食べるご飯はおいしいよね!
── 真澄さんと仁は久しぶりの再会、鈴鹿は初対面。撮影の感想は?
仁 真澄さんには『メンズノンノ』を含め何度か撮影してもらっているけど、お会いするのは約2年ぶり。
石田 結構久しぶりな感じがしました。逆に鈴鹿くんとははじめまして。
鈴鹿 仁と真澄さんがもともと知り合いだったから、僕も緊張しなくてありがたかったです。登山中はたくさん話をしたけど、撮影をするときは意外と多くは言葉を交わさなくて。“こんなふうに撮りましょう”という話をせずとも、お互い“ここだ!”と思っているタイミングが通じ合っている感覚がありました。
石田 登山って前を向いて顔を合わせずに話すじゃないですか。歩くことが主で、“ながら”で話すというのが好きで。今日は2人が縦になって話している後ろ姿が印象的でした。それから、鈴鹿くんは突拍子もないことを言うボケをよくするけど、それを面白おかしく言うんじゃなくて、ぽろっと何でもないことのように言うのが面白かった。
鈴鹿 ボケじゃないです。全部ガチで言ってます。
仁 っていうボケなんですよ(笑)。真澄さんが言っていること、めちゃくちゃわかります!
石田 そうそう、こういうボケ! その鈴鹿くんのひと言で現場の空気が和むのがいいなと思いました。
── 2016年に仁が、2018年に鈴鹿がメンズノンノモデルに。2人が仲よくなったきっかけは?
鈴鹿 初めの頃は『メンズノンノ』で撮影がかぶることは少なくて、仲よくなったのはドラマ『ホリミヤ』(2021年)で共演してからかな。
仁 『ホリミヤ』以降、『メンズノンノ』でも一緒になることが増えて、ご飯に行くようになった。最近はドライブやサウナに行ったり!
鈴鹿 サウナは山梨まで行ったよね。実は、今日僕が持ってきたフィルムカメラも、つい先週仁と一緒に買いに行ったものなんです。
仁 央士はつかめそうでつかめなくて、でも意外とつかめる。6割くらいわかっていれば、理解しきらなくてもいいかなって。
鈴鹿 仁からは体づくりの話を聞くのが楽しい。落ち着いているように見えるけど、たまに抜けてたり、ちょっと変なところがあったり、面白くてかわいらしいんですよ。
仁 趣味も合うし、一緒にいて落ち着くよね。散歩しながらの撮影が久々だったから、今日は自由で楽しかった! 央士、連載第10回の記念に呼んでくれてありがとう。
鈴鹿 こちらこそ、仁と一緒に、真澄さんに撮っていただいてうれしかった! 山を登るにつれて、謎の“仲間感”も出てきてよかったね。
石田 晴れていてどこを撮ってもきれいで、気持ちのいい撮影でした! 2人は次はどんな撮影をしたい?
仁 今日はナチュラルな雰囲気で撮ってもらったから、今度は逆にハイブランドで決めたバチバチのファッションテーマをやってみたい!
鈴鹿 穏やかに見えて、実はHIP-HOPに乗せて2人でラップとかするもんね。僕は『メンズノンノ』で仁と台湾に行って、旅をする姿を真澄さんに撮ってもらいたい!
石田 旅の中の2人、いいですね! 台湾も似合いそう!
鈴鹿&仁が撮影した写真で、山の思い出をプレイバック!
鈴鹿と仁も撮影に私物のカメラを持参。2人の距離感が伝わってくる写真で、楽しい一日の様子をお届け。
\準備を整えて、いざ出発!/
\自由気ままなサルたちの姿に癒される…/
\山頂にて、記念にパシャリ!/
Photos:Masumi Ishida Hair & Make-up:Yasushi Goto[OLTA] Stylist:Yoshiaki Komatsu Models:Jin Suzuki Ouji Suzuka[Both are MEN’S NON-NO models]
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あの人が撮る鈴鹿央士「たゆたう」