▼ WPの本文 ▼
川島小鳥さんの写真に写る人々がみんな生き生きとしているのは、相手に緊張を感じさせない小鳥さんのその人柄ゆえだろうか。東京に初雪が降った寒い朝、アパートの一室で小鳥さんが切り取ったみずみずしい鈴鹿の表情。
take : 009
川島小鳥 ── 写真家
KOTORI KAWASHIMA── Photographer
1980年、東京都生まれ。高校時代から写真を始め、2006年に写真集『BABY BABY』で第10回新風舎・平間至写真賞大賞を受賞。2010年『未来ちゃん』で第42回講談社出版文化賞写真賞を受賞。メンズノンノでは坂口健太郎とのムック『坂道』(2015年)が話題に。
いい意味で気楽に、構えずにいられる空気感を小鳥さんがつくってくれたのかもしれません。── 鈴鹿央士
鈴鹿央士
小鳥さんは僕のことをまじめだと言ってくれました。確かに“モデルのときはカッコよくいなきゃ”という思いが強くて、写り方をいろいろ考えてしまいがち…。でも今日はあまりカメラを意識せずにいられた気がします。そんなふうに、いい意味で気楽に、構えずにいられる空気感を小鳥さんがつくってくれたのかもしれません。
撮影場所の小鳥さんのご友人の家は、本やレコードのセレクトが僕の部屋と近くてびっくり。結露した窓越しに広がる景色もきれいで、くつろいじゃいました。
曇り空のしっとりとした気候が鈴鹿くんのピンク色のほっぺたと似合ってる。── 川島小鳥
川島小鳥
鈴鹿くんは透明感があってキラキラしていて、名前のとおり“オウジ様”のよう。今はちょうど映像作品の仕事に入っていないと言っていましたが、その影響か、ニュートラルで自然体な姿を見せてくれました。カメラに向かって決めるのではなく、そのままそこにいてくれる、空気とともにある感じ。
曇り空のしっとりとした気候が鈴鹿くんのピンク色のほっぺたと似合っていて、そこにカーディガンの花柄も相まっていいムードでした。次は鈴鹿くんが怒った表情を見てみたい!
Hair & Make-up:Naoyuki Ohgimoto[POIL] Stylist:Momomi Kanda
▲ WPの本文 ▲
あの人が撮る鈴鹿央士「たゆたう」