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自他ともに認める本好きである、長濱ねるさん。せわしない日々を抜け出し、少し足を延ばして気になっていた図書館へ。豊かな自然に囲まれた秘密基地のような空間のなかで、大好きな本に囲まれてほっとひと息。
長濱さんが訪れたのは…
地中図書館
千葉県木更津市のサステナブルファーム&パーク、「クルックフィールズ」内にある図書館。木や草花が生い茂るすり鉢状の土地の下に、その名のとおりにひっそりと隠されたように存在している。まるで大地の中に潜り込むように館内に入ると、円形の壁一面に本棚が並んでおり、洞窟の中を探検するような感覚で本に出会える空間が広がっている。
Location info
KURRUKU FIELDS(クルックフィールズ)
千葉県⽊更津市⽮那2503
営業日:10時~17時 ⽕・⽔曜休(祝⽇を除く)
入場料800円
※地中図書館は事前予約制(「クルックフィールズメンバーシップ」加⼊者のみ利用可能)
物心ついたときから、
本と一緒に過ごしてきました
本について
本が大好きで、「読書は心の調律」と表現するほど、本を読むことが日常に欠かせないものだという長濱さん。そんな本とのつき合い方に、最近は少し変化があったという。
「今までは物語の中に没入して、楽しい本を読むことでほかのことを考えずにリラックスするという読書の仕方や本選びが多かったのですが、ラジオのレギュラー番組の題材としてビジネス本を取り上げる機会が多く、ビジネス本や心理学についての本などにも興味が湧くようになりました。今まであまり触れてこなかったそれらのジャンルの本を読むようになったことで、自分の中でモヤモヤしていたことを言語化してくれるような感じがあったり、知識を深め、自分の見聞を広げられている気がします。もちろん物語を通しても新たな世界を知ることはできますが、それとはまた違う知見の広がり方なので、とても興味深いです」
さらに、読書を通して新たに知ることが増えたおかげで、ポジティブな効果も生まれたそうだ。
「たとえば自己啓発本を読んでいたりすると、『なるほど、こういう方がいるんだ、こういう考え方もおもしろいな』と感じます。自分にはない、いろいろな考え方を知ると、他者への理解が深まって、より人にやさしくなれる気がします。本選びの選択肢が広がり、読書がさらに楽しく充実したものになりました!」
長濱ねるが読みたい本
『すぐそこの遠い場所』
クラフト・エヴィング商會/著
ちくま文庫
「私がファンタジー好きだと知ってくださっている方のおすすめで、気になっている本です。架空の不思議な国『アゾット』について書かれた事典という体裁になっていて、見たことのない空想の世界へ、わくわくするような現実逃避ができそうで楽しみです」
オススメの本
『カキフライが無いなら来なかった』
せきしろ×又吉直樹/著
幻冬舎文庫
「爆笑! というくらい楽しめる本です。もしそんなに本が得意じゃなかったり読み慣れてなかったとしても、一冊の中に自由律俳句とエッセイが入っているから、好きなジャンルを見つけられるかも。とにかく内容がすごく笑えるので、気楽に読めるはずです!」
長濱ねる/NERU NAGAHAMA
1998年9月4日生まれ、長崎県出身。幼少期を五島列島で過ごす。主な出演作に、NHK連続テレビ小説『舞いあがれ!』(2023年)、ドラマ『ウソ婚』(23年/カンテレ)など。現在放送中のドラマ『院内警察』(フジテレビ)に出演中。ほかにも、ラジオナビゲーターやエッセイの執筆など幅広く活躍中。
Photos:Yuzo Touge Hair & Make-up:Mao[MAXSTAR] Stylist:Masaaki Ida Model:Neru Nagahama Cooperation:KURKKU FIELDS
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