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ショッププレス、スタイリスト、デザイナー……、彼らは仕事として洋服を扱うプロでありながら、インテリア、音楽、家電、アウトドアギアなど、洋服以外のあらゆる分野にも(ときに仕事そっちのけで)つねに目を光らせる、いわば“物欲のプロ”。そんな服好きたち8人をセレクターに迎え、忖度ナシに、いま本当に欲しいモノを教えてもらう。
BIRKENSTOCK
〈Boston〉
selected by 平沢幹太/アンフォロー CONCEPTOR・DESIGNER
「週7で履いてしまうほど、マイベーシックな1足。ムートン付きのシアリングタイプを含めると6足のボストンを持っています。そもそも踵のないシューズが好きですが、とくにボストンは疲労軽減の観点で最も優れた“革の靴”。疲れている日、デスクワークの多い日、サッカーをしに行くとき、朝のゴミ出しから出張中まで、本当にさまざまなシーンで活躍する、これからもずっと買い足し続けていきたい、生活必需品です」
PRO5
〈3pack Comfort Fit A-Shirts〉
selected by 三浦翔平/STYLIST
「季節問わずほぼ毎日着ているタンクトップ。なかでも好きなボディメーカーがプロファイブです。ネックの詰まり具合、リブのテンション、薄手でタイトフィットな着心地が気に入っていて、いつも最優先で手に取ってしまいます。洗濯を重ねても比較的ヨレにくい点も高ポイント! ですが、まっさらなほうが気分も上がるので、シーズン毎に新調してしまいます!」
BEAMS PLUS
〈カシミヤ シルク 7ゲージ クルーネック ニット〉
selected by 百々 南/ビームス PR
「カシミヤとシルクで編まれたクルーネックニット。最近はニットが気分で、とくにこれは着心地のよさを気に入って毎シーズン買い足しているアイテムです。どんなスタイリングにも合いますし、1回着ると虜になって、きっと数枚欲しくなりますよ」
CFCL
〈GARTER RIB SOCKS〉
selected by 西村滋紀/アーバンリサーチ PR
「交互になったリブがボーダー柄っぽいデザインになっていて、履いていないときの形が特徴的なソックス。オシャレは足元から、という先人の言葉にならって、これからのベーシックとしていきたいです」
Santa Maria Novella
〈Pot Pourri Bag – Firenze 1221 Edition〉
selected by 瓜坂拓海/STYLIST
「フレグランスは飽きやすかったりするのですが、これはとても落ち着く香りのポプリで、今後も使い続けていく気がしています。玄関先やクローゼットのなか、トイレに置くなど、いろんな使い途があるで重宝しています。置く量を調整することで香りの強さを調整できるところに、使い勝手の良さも感じています」
Brooks Brothers
〈コットン ボクサーショーツ〉
selected by 相川 龍之介/ランディ DESIGNER
「いつも、ぴっちりのサイズよりワンサイズ大きめのトランクスを穿いています。スケスケのボトムスを穿いたりすることもあるので、下着というよりもパンツみたいな感覚でリラックスして穿けるのがポイント。ブルックス ブラザーズは個人的に大好きなブランドで、気分が上がるベーシックアイテムって、やっぱりいいですよね」
Patagonia
〈ブラックホール・キューブ〉
selected by 髙阪正洋/EDITOR・WRITER
「あまり日常使いはしませんが、だからこそ時たま大活躍して、『持っててよかった』と思う瞬間がとにかく多いこのシリーズ。洋服を入れたり、靴を入れたり、ガジェット周辺機器を入れたりと、サイズ別にスマートに整理整頓できるのも魅力だし、素っ気なくも統一感のあるデザインはどこか業務用感があって好みです」
CONVERSE
〈ONE STAR J VTG SUEDE〉
selected by 宮崎翔太/PR01. DIRECTOR
「玄関で何気なく選んでしまうコンバース。ずっと愛用してきたそんなコンバースの新作は、’74年誕生のワンスターをもとにラストを設計し、アッパーのパターン、星の大きさ、ヒールラベルなど、当時のディテールを再現した日本製で、当時ありそうでなかったブラックとグレイのバイカラ一仕様……と、マニアにしか伝わらないであろうポイントがてんこ盛り。デニムにもよし、スラックスにもよしの1足になりそうです」
Photos: ITCHY Stylist: Shohei Miura Composition&Text: Masahiro Kosaka[CORNELL]
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