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写真にとどまらず、執筆や音楽業など幅広い分野で活躍されている佐内正史さん。佐内さんの事務所にて行った撮影では、カメラ好きな鈴鹿は壁一面に並べられた過去作品に興味津々。「写真にはどこか自由が欲しい」という佐内さんの話に真剣に聞き入り、楽しく会話をし、撮影が終わって事務所を後にするのが名残惜しそうだった。
take : 008
佐内正史 ── 写真家
MASAFUMI SANAI ── Photographer
さない まさふみ●1997年、写真集『生きている』でデビュー。2003年、写真集『MAP』で木村伊兵衛写真賞を受賞。2008年に独自レーベル「対照」を立ち上げて写真集を発表し続けている。近著は『写真の体毛』『静岡詩』。2023年秋、写真展「静岡詩」を開催。マヒトゥ・ザ・ピーポー(GEZAN)が監督する映画『i ai』では撮影を務め、公開が控える。
誌面になったときに、撮影をしたこの空間や瞬間を色濃く思い返すんだろうな…。楽しくて最高の時間でした。── 鈴鹿央士
鈴鹿央士
佐内さんの事務所での撮影は、近くの幼稚園から子どもたちの声が聞こえて、室内にはたくさんの過去の作品の蓄積があって、穏やかな時間の流れを感じられるような心地よい空間でした。誌面になったときに、撮影をしたこの空間や瞬間を色濃く思い返すんだろうな…。
それから、好んで聴いている音楽ユニット「擬態屋」のポエトリーリーディングが佐内さんの声だと知って驚きました! 佐内さんとたくさんお話をして、撮影はしているけど一緒に遊んでいるような、楽しくて最高の時間でした。プライベートでもまた遊びに来たいです!
鈴鹿くんは“写真感覚がある”と言えばいいのかな。写真に興味がある人なんだろうなと感じたよね。── 佐内正史
佐内正史
笑っちゃうくらい、楽しかった。撮影ってその日の明るさとか、楽しさを撮るものなんだなと思える撮影だった。鈴鹿くんは写真が撮りやすくて、“写真感覚がある”と言えばいいのかな。写真に興味がある人なんだろうなと感じたよね。
僕がジャケット写真を撮った中村一義くんの「金字塔」という曲を鈴鹿くんが聴いてて、若いときに僕と中村くんが一緒に過ごした時間を思い出した。20年以上前、僕が若いときに携わった作品を聴いてる人を撮るっていうのは、不思議な感覚だけどうれしい。心地よい時間だってみんなが思える、最高な撮影だったんじゃない?
Hair & Make-up:Hiromi Chinone[Cirque] Stylist:Daisuke Iga[band]
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あの人が撮る鈴鹿央士「たゆたう」