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つねに嘘のないまっすぐな言葉でインタビューに答えてくれる川村壱馬。これまでもメンズノンノに、アーティストや俳優としての活動についてや、ファッションや美容について、今の自分が考えていることについて…どんなトピックにもたくさんの思いを真摯に語ってくれた。いつも“もっと聞きたいのに、時間が足りない!”と感じるほど言葉があふれてくる彼に、この夏のスペシャル企画として存分に話をしてもらうべく、「川村壱馬に、“壱00(ひゃく)”の質問」と銘打って、今知りたいことをたっぷり聞いてみた!
★第2回は、川村壱馬自身について。彼を知るために必要なキーワードを3つ尋ねると、興味深い答えが返ってきた。その中のひとつ、このシリーズのハイライトともいえる、彼が自分の中で闘ってきたという“コンプレックス”については必読だ。
― Q.42
川村壱馬を知るうえで欠かせないキーワードを3つ挙げるなら?
A. 「表現者」・「インドア」・「コンプレックス」。
― Q.43
その3つは、どのように導き出した?
A. まず「アーティスト」が自分の核かなとも思ったんですが、役者もやっているし、何かをプロデュースすることもあるので、広い意味でつねに表現していく人でありたいと思い、最初に「表現者」を出しました。あとは僕を語るうえで「ゲーム」や「漫画」は絶対なんですけど、そのへんはまとめて「インドア」になるかなって。「普通」というキーワードを入れようかも迷いましたが、それも「インドア」の中で語れそうです。で、僕を理解してもらうのに欠かせないものとして「コンプレックス」は不可欠なので、それは迷わずに入れました。
― Q.44
ひとつ目のキーワード「表現者」から、挙げた理由を教えてください。
A. ラップ、歌、ダンス、芝居…全部表現なので、僕の場合はアーティストより「表現者」がしっくりくるかなと思います。僕はこれを軸に活動をしているし、自分自身の中枢を担うものなので最初に挙げました。ちなみに最近、ラップがすごく好きだから、歌の前に出してみたり。最初のほうの質問(Vol.1)でもお話ししたように、ラップを通してみんなに伝えたいことがいろいろあるんですよね。でもそこはあれこれ語るより、聴いてくれた人に届いたらいいよねっていう感じでいいかな。歌やダンスももちろんだけど、ラップは間違いなく自分の中でこれまでよりもっともっと大切な存在になってきている実感があります。
― Q.45
「インドア」について、詳しく教えてください。
A. ゲームと漫画は相変わらずずっと大好きですけど、最近はもう、家の時間がいよいよ最高すぎるので(笑)。ちょっと掃除するとか、なんかちょびっっとだけ料理してみるとか、そういう時間が大好きすぎて、インドアに磨きがかかってきてしまっていますね(笑)。ただでさえもともと家が好きなんですけど、仕事がもしも1か月なかったら、本当に1回も外に出ない可能性があるくらいインドアですよ。ほんっっとにマジで(笑)。
― Q.46
もしも長い休みがあったら、出かけるよりも家にいたい?
A. そうですね。例えば、外に出ないと食べられないものを “あれ食べたいな”って思い出すことはあるかもしれないけど、だいたいめんどくさいが勝っちゃう(笑)。それに、派手に遊び歩くとか、飲み歩くのとかは別に好きじゃないので。豪遊とかしてないですよ(笑)。マジで普通の人です。
― Q.47
ひとりの時間が自分にもたらしてくれるものとは?
A. そういう時間を大事にしているのは、それで自分を保っている部分がきっとあるからです。むしろ誇らしく思っているところがあるかもしれないですね。外に行くのはもちろん悪いことじゃないですけど、チャラチャラ遊び回ってるみたいなことってダサすぎて、自分はマネしたくないって思うから。何よりそれで表現者としての説得力を失いたくないというのが大きいです。この生活ができるのも、ファンの人たちのおかげですからね。だからもう、家が一番安全ですよ、マジで(笑)。
― Q.48
趣味の時間にインプットしたことが「表現者」の自分の糧にもなっている?
A. まさにそうです! あとは自重ぐらいだったら自分でトレーニングもできるし、別に家ですべて完結できちゃうんですよね(笑)。表現者としてステージに上がっている僕を見たら、ちょっとフィルターがかかってしまうこともあると思うんですが、改めてファンのみんなには、僕も普段はフツーーにしてますっていうのを知っておいてほしい。そんな気持ち故に挙げた「インドア」です。僕を知ってもらう上でのキーワードとして、何げにはずせないと思いますね。
― Q.49
最後は、即決だった「コンプレックス」について教えてください!
A. 「コンプレックス」は、山盛りのコンプレックスと僕はこれまで闘ってきたから、自分のことを知ってもらうためには欠かせないワード。ファンのみんなは、すごく僕のことを評価してくれるけれど、全部最初からあったわけじゃないんです。考え方、性格、スタイルや顔…どれもそうですけど、昔はとんでもないコンプレックスを抱えていましたから。もしも今の僕が、一切コンプレックスに向き合ってこないままの僕だとしたら、マジでみんな離れていくだろうなっていうくらい、人としてひどかったんじゃないかなと自分でも思っています。
― Q.50
なかでも特に乗り越えるのが大変だったものは?
A. まぁ全部ですね(笑)。コンプレックスは、ひとつひとつが全力で闘って克服しないといけない相手ですからね。でも強いて言えば、「性格」と「体型」かな。
― Q.51
まず、「性格」はどんなところが嫌だった??
A. 今よりもっと生意気だった! なんでも痛い目を見ないと気づけないタイプで、中学のときなんかは、先輩たちにシメられてやっとわかるって感じでしたね(笑)。礼節や礼儀作法は空手でずっと培ってきてはいたんですけど、「人間関係」とか、「チームワーク」というものが、とにかく苦手だったんですよ。空手に関しても、団体戦があるって言ったって実際の対戦は一対一だから、“結局は個人競技じゃん”と思ったりして、自分の力だけがすべてだと信じていました。野球にしても、“ピッチャーの俺がうまけりゃいいんだろ”とか、“俺が抑えりゃいいんでしょ”くらいに考えていましたから(笑)。でも、チームである以上他の役割も重要で、いざ打たれたときに守備と連携が取れていなかったら負けるんですよね。そういうことが昔はわからなくて、痛い目見ないと気づけないようなところはありましたね。周りからは、うぜぇヤツだなと思われていたと思います。
― Q.52
自分の嫌な部分を認めたことで、新たな発見はあった?
A. 痛い経験を経て導き出したことがあって。よく考えたらほんまに性格悪いヤツって、そのことを自分では一生気づかないんですよね。だから、“俺は自分でそれに気づいただけマシなんかな”って、あるとき思ったんです。たくさんのコンプレックスを持っていただけあって、僕にはよくない部分があるっていう自覚がありましたからね。でもそれは、いろんな経験を経て自力で得た気づきだけじゃなくて、親の導きとか、僕が本当に大事にしてきた友達とか、やっぱり周りにいる人たちが助言をくれたおかげ。彼らの存在があったから、自分で気づける感覚、感性を持ち合わせることができたと思います。そうしたらもうあとはしっかり向き合うだけですよね。前にどこかの媒体のインタビューでも「僕、ほんまにもともとめっちゃ性格悪いんで」って話したことがあったんですが、そのときに“あ、そんなふうに自分のことを話せるって、今はもう大丈夫なんかも”って、ふと思いました。
― Q.53
自分のコンプレックスと向き合って、得たものは?
A. 向き合ったこと自体が、今すごく力になっています。それこそ、ラップを通してみんなにその経験を伝えることができる。コンプレックスを解消したからこそ持っている自信もあるけど、ときには“俺もそうだったんだよ。俺も一緒、別にみんなと変わんねぇよ”っていうことをリアルに言えるのは強みですし、みんなに寄り添うことができると思っています。悩んでいる人に、“わかるわかる、めっちゃわかるわー”って心から言えるんで。だからその経験は、3つ挙げたキーワードの一番上にきている「表現者」であるために必要なことだし、僕も普通だよっていうことを伝えたくて挙げた「インドア」だし、全部つながっているんですよね。フィルターをかけずに、“全然みんなと一緒やでー”って思っている僕のことも、もっと知ってもらえたらと思います。やっぱりみんなおんなじ人間で、悩みがない人はいないでしょうから、そういう人たちにも寄り添いたいというスタンスなところが、僕を語るうえでは欠かせないと思いますね。いろんな仕事をしていますし、いろんなところでお話もしているので、僕の印象に対して、“この時とこの時で違う”と感じることがあるかもしれないですけど、どれも僕なんです。ステージの上に立っていても、家でゲームをしていても。
― Q.54
今もコンプレックスが自分の中に表れることはある?
A. 今でも“もうほんま、俺こういうところあるわー”って自分の性格にうんざりすることは全然ありますよ。何かを口にした後で、“マジでこういうの言っちゃうんだよな〜”って後悔することもいまだにある。いつもはきれいな言葉が目立つかもしれないですけど、公の場であろうが、必要があればやっぱり言いたいことを言っちゃうので。でもそのうえで、僕の考え方が好きだと言ってくれる人が自分にとって“本物”だなと思いますし、ファンの子たちには本当の気持ちが伝わっているだろうなといつも思っています。まぁでも、ダメなところはダメですよ(笑)。自分のことは自分が一番見ているからわかる。
― Q.55
今の自分をつくるうえで、コンプレックスはどう作用した?
A. コンプレックスがあるイコール自分の理想像ができるんですよ、明確な。コンプレックスは理想の裏返しなので。だから“自分はこうなりたい”っていうのをすごくイメージしてきたし、自分の表現者としてのビジョンの構築もしやすかったです。この仕事に就くにあたっては、すごく生きたんじゃないかと思いますね。人間性と言ったら大げさかもしれないけど、容姿も中身も自分の手でつくってきたという実感があるので。理想の自分がわかったら、そうなるための道筋がつくれるし、進むべき方向を明確に見つけられる。そして、取捨選択がすごくしやすくもなります。今ももちろんそれは続けている途中です。この瞬間だって、悪いところがゼロじゃないので。
― Q.56
では「体型」のコンプレックスとは、どう向き合いましたか?
A. デビューの4か月前くらいから、糖質抜きのダイエットをガッツリ本気でやったんですよね。そこで初めて、体質改善とかダイエットとかの類いがうまくいったんですよ。それまでは何もうまくいったことがなくて、ずっと全体にぽちゃってしていた。でも自分の中で、“メジャーデビューするぞ!”っていう絶対的な目標があったので、気合いが違ったんだと思います。今までで一番自分ごととして段違いのコミットができました。それまではなんとなく“まぁ大丈夫か”で済んでいたことが、許されないところまできたんですよね。それがメジャーデビューというものです。誰かから言われたわけじゃなくて、おのずとやろうっていう気持ちが湧いてきました。でもそれで圧倒的に結果を出したことで、そこから自信がつきましたね。
過去記事 川村壱馬、カラダづくりと仕事のカンケイ「自分の最高の状態を知っていれば、落ち込んでも頑張ることができる」
― Q.57
ダイエットがうまくいった決め手は?
A. 糖質抜きのダイエットをやったときは、母がめっちゃ詳しかったので、本当にいろいろ教えてくれました。僕も逐一「これ食べていいんかー?」って連絡したりして。これは食べていいやつ、いけないやつ、っていうのを食事のたびに聞いていましたね。でも、ダメって言うばかりじゃなくて「これめっちゃ食べたいんだけど、どうしたらいい?」って聞いたときに、「そういうときは食べたほうが、栄養になる。心の栄養として生きる。そういうのは食べても太らへんから、もう食べ」って言ってくれたのを覚えていますね。それを3〜4か月続けたら、もうバキバキにうまくいって。そこからもずっと続けていました。
― Q.58
ビジュアルに変化が出てきたときに、うれしかったことは?
A. そこからさらに2年半くらいたったときに、また一気にパキンと痩せたときがあったんですが、(吉野)北人に「めっちゃ痩せたね!」って言われたのを今でも覚えています。なんで印象的だったかというと、その当時、僕らほんとに四六時中一緒にいたんですよ。仕事に行っても一緒、寮に帰ってきても一緒で、毎日ずっと僕を見続けているはずの北人にそう言われたので、本当に変わったんだなと実感しました。うれしかったし、やっぱり続けることが大事だな、と。性格やマインドの面だけじゃなくて、ビジュアル面での変化も自分の自信にかなりつながるんだと実感しました。ちなみにそのときの北人は、誰よりも細かったですけど(笑)。
― Q.59
チートデイはある?
A. むしろ最近は食べすぎてたくらいです(笑)。バッチリ太っちゃって、“お前、何か月正月あったんや”ってくらいマジで太っちゃって、きゅっとお腹に力を入れてもちょっと肉が乗っかっちゃうところまできたので、やばいっす(笑)。だからまた、体をちっちゃくしないようにしつつ、鍛えながら落としていこうかなと。そんな感じで日々、自分の体と相談しながら、向き合いつつ磨きつつ、ですね。
― Q.60
中身も外見も、自分が磨かれたことで周りの反応は変わった?
A. もちろんうれしい反応が多いですが、正直冷めた気持ちが生まれたこともあります。僕たちが駆け出しの頃はすごく塩対応だったのに、いつの間にそんないい感じの対応になったんだろう…みたいな。“あぁこんなに簡単に変わるんだな、人って”って思いました。だから、自分が変わると周りが変わるんだっていうのは、ある意味リアルな実感をともなって体験をしましたね。そこに対してはちょっと冷ややかに見てしまう部分もありつつ、でもやっぱ、そうだよなって納得できる部分もあります。出たばっかりの実力もわからない、どんなやつかもわからない新人に対しては、“やれんのか?”って、たしかに思うよなぁって。それに結局は、そういう人たちにも支えてもらっているというのが現実です。っていうところで、自分が変わることで世界が変わる、というのは実感しまくりでしたね。
― Q.61
コンプレックスをいくつも乗り越えたお話はたくさん伺いましたが、むしろこのままでいたいと思うところは?
A. キャリアを重ねても普通の感覚でいたいし、人にもフラットに接したい。相手にリスペクトは持ちますが、“こういう人だからこういう対応をする”みたいな感覚は好きじゃないです。その人のポジションや肩書もあんまり気にしません。役職に関係なく、これから頑張っていくような若い人に対しても偉そうにしたくないし、まぁ誰にでも普通に接していたいんですよね。だから逆に社長にも「おつかれっすー!」みたいな感じで話すようにしているんです(笑)。あんまりよくないことだと思われるかもしれないですけど、きちんと礼節はありつつなので。一緒に楽しく飲んだり、話したり、僕にそうさせてくれる大人もすてきだと思うし、自分もそんなふうになりたいと思います。人に必要以上にヘコヘコするのもされるのもマジで嫌い。それで偉そうにしているやつを見ると、“だから何?”って言いたくなる。
― Q.62
“こんな大人にはなりたくない”という像がかなり具体的にありそうですが…。
A. マジであります! まず、すぐ金の話とかする大人にはなりたくない(笑)。やりたいこと、やるべきことをまず話して、ファンの人に喜んでもらって、楽しんでもらって、お金なんてその後からついてくるもんだ、くらいの感覚でいたいし、周りのみんなにもそうでいてほしい。もちろんお金の話はしてもいいんですよ、必要だし。でもそれが第一にならないでほしいかな。ていうかむしろ、それを第一にする人って、結局お金が入ってこないイメージ(笑)。あとからついてくると思っている人のところに、結局人も、お金も、いろんなものが集まってくる。
― Q.63
HIROさんのお話でも目を輝かせていましたが、壱馬さんの周りには、カッコいい大人がたくさんいる?
A. そうです、ほんとにそう! 僕はLDHにいることで、周りにだいぶ恵まれていると思います。だいぶっていうか、めちゃめちゃ恵まれてますね!
― Q.64
LDHのカッコいい先輩との、心に残るエピソードは?
A. 僕が兄貴と慕う「三代目J SOUL BROTHERS」のØMIさんが、一緒に飲んでいるときに「ハイブランドの店で、金持ちのおっさんが偉そうにしていたり、店員さんに横柄な態度を取っているのを見ると、めっちゃダセぇなって思う」って話をしていて、ほんまそれやなって思いました。僕の周りには、そういうリスペクトできる考え方を持った人が多いです。ØMIさんは僕に、「壱馬はそのままいけば大丈夫だよ、そのまま頑張れ。ほんと普通でいいんだよ」みたいなことを話してくれるんですけど、心に残るものがありましたね。
― Q.65
自信が揺らいだり、なくなりそうな瞬間はあります?
A. ないことはない…あるっすね。でもそのたびになんかムカついてきて、すべてに。自分にムカつくときもあるし、相手にムカつくこともあるし。自信をなくすことっていうのは表舞台に立っているときにはあんまりないですが、自分ひとりの時間に内観しているようなときには「俺、ほんまこういうのはあかんわー!」って思ったりはしますよ(笑)。それは本当によくある(笑)。あとは何か失敗したときとか。まぁでも、自信をなくすまではいかないのかな。いろいろ乗り越えてきた経験はなくならないので、“自信がない瞬間でも、(自信は)ある”みたいな感じですね、今は。
― Q.66
誰かから自信をなくすようなことを言われた人には、何とアドバイスしますか?
A. いやでも難しいですよね。“自信を持ちなよ”とか、“気にしなくてもいいよ”とか言われてもね。SNSでもリアルな友達でも、誰かから何か嫌なことを言われたときに、この気持ちを生かそうって切り替えるのは、やっぱりなかなかエネルギーがいるだろうし。ただ、耳を傾けることも大事だなとは思います。僕も全部言い返せるとは思っているけど、ほんまにまれに理にかなってるというか、納得できる言葉もあるんですよ。“あぁ、たしかにそうかも”って思えるような観点を持っている人もたまにいる。そういうのは柔軟に取り入れて、“そうか、これは俺ちゃんとしたほうがいいな”って受け入れられる感覚も持ち合わせていたほうがいいですよね。痛いことを言うようですけど、近い存在の人からの言葉であれば余計に、言われていることには何か理由があるかもしれない。
それこそ、僕らとは違って皆さんは特にですよね。僕らみたいな仕事をしていると、会ったこともない人にイメージを勝手につけられたりしやすいと思うんですよ。でも皆さんは、リアルな友人や知人と日常で対話をしたり、コミュニケーションを取っていると思うので、その中で何か問題があったときに、片方の問題だけじゃないこともあるかもしれない。あ、ほんまクソなやつがなんか言ってきたなら、それはマジでほっといたらいいですけど(笑)。ハイハイって感じで流していいと思うし、もし傷ついてしまったら、“自分は絶対人にこんなことしないようにしよう”って思ったらいいし。でも、例えば信用できる人に言われたことで、“…ん?”っていう心当たりがちょっとでもあるんだったら、自分のキャパを頑張って広げて、耳を傾けたほうがよかったりもしますよね。だから僕は、自分の例だけを出して、一概に気にしなくてもいいよとは言わないです。自分でもそういう経験があるんでね。
― Q.67
言われて痛い部分を認めるのは、勇気がいりませんか?
A. うん、でも認めた瞬間にめちゃくちゃ強くなるんですよ、ほんとに。僕もSNSとかに書かれた痛いツッコミに関しては“いやぁ、一丁前によう書いてくれたねー”くらいにはいまだに思いますけど(笑)。そしてそれを伝える手段としては、卑怯だなって思う部分は変わらないですけどね。まぁでも納得できることだったら“確かにね”って思えるんで。
― Q.68
これから、「表現者」としてめざす姿は?
A. 表現者っていう部分では、今まで誰もやらなかったことをやるつもりでいるので、繰り返しにはなりますけど、“唯一無二の自分”っていうアーティストになっていきたいなと思います。
― Q.69
どんな大人になりたいですか?
A. 人間的な部分で、どういう大人になりたいか…うーん、大人になりたくないかもしんないですね、基本的には。大人と喧嘩しないといけないから(笑)。僕の中で、“それは違うだろ”っていうことを言えないのが大人、“それ違うよ”って言えちゃうのが子どもなんですよね。だから、別に子どもでもいい。しかも、普通でいい。強いて言えば、人に対して、もうちょっとちゃんと接することができるといいなとは思いますけど。丁寧にコミュニケーションを取ったり、柔らかくあるべき場面では柔らかく相手に接することができるようになったらいいと思います。でもまぁ、基本的には普通で、このままで。大人からは、いい部分を盗みまくります!
― Q.70
プライベートでかなえたい夢はありますか?
A. 本当に本当に愛した人と結婚して幸せに暮らすことです。物心ついたときから、人生最大の目標です。
★最終回の記事はこちらから。THE RAMPAGEのメンバーのことやファッションのことなど、最後まで盛りだくさん!
ジャケット ¥91,300・パンツ ¥64,350(ともにキディル)/サカス ピーアール[TEL:03-6447-2762] シャツ ¥46,200・中にはいたパンツ ¥36,300・靴 ¥66,000(すべてホームレステイラー)/オーバーリバー[MAIL:info@overriver.com] 中に着たユーズドのTシャツ ¥7,700/サファリ 1号店[TEL:03-5378-9230]
Kazuma Kawamura
1997年、大阪府生まれ。現在、大好評のライヴツアー「THE RAMPAGE LIVE TOUR 2023 “16”」中のTHE RAMPAGEのメインヴォーカルのひとりとして活動しながら、俳優業も行う。大ヒットの主演映画『HiGH&LOW THE WORST X』や『貞子DX』にも出演し話題に。
Photos:Arata Suzuki[go relax E more] Hair & Make-up:oya[KIND] Stylist:So Matsukawa
THE RAMPAGE 20枚⽬となるシングルは両A⾯シングル! 世界観客動員数1,000万⼈に迫る、和太⿎演奏グループ「DRUM TAO」とのスペシャルコラボ曲「Summer Riot 〜熱帯夜~」と原点回帰を掲げた2023年にふさわしい、初期のTHE RAMPAGEを彷彿とさせるHIP-HOPサウンド「Everest」が、異なる魅力で存在感を放つ。 DVDに収録となる2曲のミュージックビデオはTHE RAMPAGEのみならず、 ⽇本の⾳楽シーンで数々の賞を受賞した久保茂昭監督が1年以上ぶりに担当。
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