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映画のスチールや広告を中心に活躍するヤスダ彩さんの写真は、見ているこちらまでつい笑顔になってしまうような、被写体の生き生きとした表情が魅力だ。「2人の間にカメラがあるのに、それによって隔たれている感じがしない」と鈴鹿が語るように、ファインダーの向こうにいたのは、どこまでも自然体、そしてなんだかいつもより楽しそうな鈴鹿だった。
take : 003
ヤスダ 彩── 写真家
AYA YASUDA ── Photographer
やすだ あや●1999年、愛知県生まれ。高校在学中に活動開始。2023年春には、個展「白粉花の香りがしたら教えて」を開催。広告や映画のスチールなどで活躍中。
ヤスダさんと僕、「人対人」として、僕らの間に流れる温度感を大切にしてくださる方だと感じました。── 鈴鹿央士
鈴鹿央士
「カメラマンとモデル」というより、ヤスダさんと僕、「人対人」として、僕らの間に流れる温度感を大切にしてくださる方だと感じました。だからこそ、あえて「撮られるモード」に入らないようにしようと意識していたのですが、それができたのはヤスダさんが持つ温かい空気のおかげかもしれません。街中を散歩しながらの撮影も、自由で楽しかった!
頭の中を空っぽにして、空を見たり、道端に生えている草を観察してみたり…。普段から裏路地を歩くのが好きなのですが、今日撮ってもらったのは、いつも散歩をしている素の僕の姿、そのまんま。数年後に、成長した姿をまたヤスダさんに撮ってもらいたいです。
次はどんな動き、どんな表情を見せてくれるのだろうと、予測不可能な姿にわくわくさせてもらいました。── ヤスダ 彩
ヤスダ 彩
鈴鹿さんはパワフルな動きが多くて、表情も行動も予測不可能。1カット目からおちゃめな表情を見せてくれて(両手で顔を挟んでいるカット)、鈴鹿さんがまとう自由な雰囲気に魅力を感じました。観覧車を食べてみたり、壁に描かれた線を持ち上げたり…。次はどんな動き、どんな表情を見せてくれるのだろうと、撮影しながらわくわくさせてもらいましたね(笑)。その一方で、アジサイの前でのカットのように飄々(ひょうひょう)とした表情もまた魅力的。ころころと変わる表情と自由な姿に影響を受けて、私もフランクな気持ちでのびのび撮影ができました。
Hair & Make-up:NOBUKIYO Stylist:Yoshiaki Komatsu
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あの人が撮る鈴鹿央士「たゆたう」