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【世界のたまり場 ロンドン編】昼は肉屋、夜はバー。「stella’s/SYSTEM」を総力取材!

【世界のたまり場 ロンドン編】昼は肉屋、夜はバー。「stella’s/SYSTEM」を総力取材!

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おしゃれなだけじゃない、おいしいだけじゃない。自然と面白い人たちが集まってコミュニティが生まれ、流行やパワーの発信地となっているような各都市のすてきな店を、総力特集!

LONDON

Shop

精肉店 stella's 外観

DAY stella’sステラズ

夜はバーになる、最高にヒップなお肉屋さん!

2021年12月、ニューイントングリーンにオープン。まったく同じ場所なのに、昼は精肉店、夜はリスニングバーと、がらりと店の顔が変わるというアイデア自体が斬新で面白く、どちらも訪れたい。

ADD
101 Newington Green Road, London, N1 4QY
OPEN
9:00〜18:00(火〜土)、
10:00〜16:00(日) 月曜休
TEL +44 20-3319-1363
Instagram @stellas_n1

 


バー SYSTEM 外観

NIGHT SYSTEMシステム

オープンマインドで楽しむ若者が集う

昼間の精肉店から一転、チルなムード漂うバーには、いい音楽とお酒を求めて若者が集う。DJ情報はインスタグラムをチェック。でも常連客は、「前情報なしで訪れるのも楽しいところだ」と語る。

ADD
101 Newington Green Road, London, N1 4QY
OPEN
19:00〜23:00(木〜土)、日〜水曜休
Instagram @systemlondon

 

精肉店 stella's 店内

バー SYSTEM 店内

昼夜ともに、既成概念に
とらわれない店づくりが魅力

昼は精肉店『stella’s』、夜はリスニングバー『SYSTEM』に変身するという、このユニークな場所が、今ロンドンのおしゃれな人たちの間で話題! まず、"昼の部"である精肉店のstella’sは、牛をかたどった2つのネオンサインが日中から店内外を照らし、ペールピンクやペールブルーを基調としたポップな内装は、ウェス・アンダーソンの映画に出てきそうな雰囲気! Tシャツの上に、オリジナルのエプロンをラフにまとった若いスタッフが店を切り盛りし、肉だけでなく、選び抜かれた調味料やソース、肉料理に合うビールやワインなども提供している。また、マフラーやTシャツ、トートバッグなどオリジナルグッズも製作しているが、すぐ完売してしまうそう。

精肉店 stella's 店内2

そして18時にstella’sの営業が終わると、ネオンはより煌々こうこうと輝き出し、中央の巨大なアルミテーブルに飾られていた肉たちは奥の冷蔵庫へとしまわれて、一気にバーへと変貌を遂げる。ここに集まる人々は、自然派ワインやビール、カクテル、精肉店ならではのつまみなど、吟味されたドリンク&フードを片手に、DJが流すサウンドへと耳を傾ける。「インフォーマルにいい音楽とドリンクを楽しめる、リラックスした場をつくりたかった。オープンから9か月ほど運営してみて、コミュニティができてきたように感じるよ」と、店のオーナーで、stella’sを経営するLucaの弟でもあるJojo(まだ24歳!)は語る。「自分のような若い世代が、気軽に来られる場所でありたい。僕らはいろんな音楽を聴くのが普通で、特定のジャンルに縛られることは少なく、オープンな音楽的ポリシーを持っている。だからここでいろんな音を楽しんで、新しい発見があればうれしい」。リスニングバーと聞くと大人な空間を思い浮かべるが、SYSTEMには若く自由な感性の顧客が集まる。予約は不可で、ピークタイムは店の外まであふれるほどに混むので、席に座って音楽を楽しみたければ、早めの時間に訪れるべし。


バー SYSTEM 店内3
バー SYSTEM 店内2

SYSTEMは木・金・土の週に3日間のみオープン。毎度異なるDJを招くなど、常連客も飽きさせない仕掛けを日々模索中だ。テクノ、ジャズ、ディスコ、ベース、ハウスなど、さまざまな曲が流れ、特にジャンルに決まりはない。音響設備として、オーディオマニアも思わずうなる、1976年製ヴィンテージのTannoyサウンドシステムを完備。


Item

精肉店 stella's オリジナルグッズ

スーベニアになりそうな、おしゃれなオリジナルグッズも販売しており、セレクトショップ?と一瞬見まごうほど、ポップな雰囲気が漂っている店内。そんなstella’sは、ロンドン東部のブロードウェイマーケットにある、高級レストランのような内装が話題の精肉店「Hill & Szrok(ヒル・アンド・シュロック)」の姉妹店。旅行中に精肉の購入はハードルがやや高いが、グッズ狙いで顔を出すのもいいかも!

Snap

ザックさん

ザックさん
Job|写真家、学生

セント・マーティンズに通うザックさんは、同級生のEmさん、レオさんと連れ立ってよくこの店に来るそう。「内装はクールだしインスタ映えもするけど(笑)、何より口コミで評判が広がった気がするな。ロンドン中から、感度の高い人々が集まっている。でも気負いなく、フラッと寄れるこの雰囲気は、実に今のロンドンらしい店だね」


Emさん

Emさん
Job|ファッションデザイナー、学生

サムさん[左] ソフィーさん[右]

サムさん[左]
Job|データサイエンティスト

ソフィーさん[右]
Job|リクルート業

ほかの客との交流も魅力と話すのは、赤のトップスがそれぞれ似合っている2人。「音楽が好きな人が集まっていて最高だね。店内はこぢんまりしているから、席と席の間隔が狭く、自然と隣の人と会話が生まれる」(サムさん)。「音楽だけじゃない。ビールやワインのセレクトもさすがだし、値段も控えめでうれしい。デートで来るにはちょっと騒がしいかもだから、友達と気楽に来るのがいいかな」(ソフィーさん)


パトリック・エヴァンスさん(左) キ・イェさん(中) ボウディッカ・ベルさん(右)

パトリック・エヴァンスさん[左]
Job|データアナリスト

キ・イェさん[右]
Job|学生、
ファッションデザイナー

ボウディッカ・ベルさん[中]
Job|教師、考古学者

ファッションが好きな仲よし3人組には、常連ならではの楽しみ方を聞いた。「お目当てのDJがいるかは、インスタグラムをチェックしてるよ。でも、前情報なしで訪れるのも新しい音楽と出会えて楽しいと思う!」(パトリックさん)

レオさん

レオさん
Job|写真家、学生


Shop

ラジオステーション&レコードショップ KINDRED

KINDREDキンドレッド

気鋭の若手オーナーによるもうひとつの注目店

Jojoが、SYSTEMができる前、2020年8月のコロナ禍にオープンしたラジオステーション&レコードショップ。毎週火曜には、DJたちを招いてミックスを公開生放送するラジオステーションを開催。ウェブサイト上で生放送しているので、日本からもチェック可能だ。そのほか、アパレルやアートブックなども展開。若手DJや音楽、アート、デザインに関心のある人々が集い、ここでもひとつのコミュニティが生まれている。

ADD
15 Mount Pleasant, London WC1X 0AR
OPEN
13:00〜18:00(火・金・土)、
12:00〜15:00(木) 月・水・日曜休
Instagram @kindred_ldn

ラジオステーション&レコードショップ KINDRED 外観

Jojoが手がける、SYSTEMの前身となる場所

店名は、Jojoが開いていた同名のパーティに由来する。


Stüssy DJクルー

StüssyのDJクルーのデュオなど、人気者がこぞって集まり、店の内外で話に花が咲く。

Jojo KINDRED 運営メンバー

JojoとKINDREDの運営メンバー。SYSTEM同様、スタッフ同士の楽しそうな雰囲気も最高だ!

Photos:Mikito Iizuka Coordination & Interview:Ko Ueoka

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