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モーニング娘。として活動し、デビュー10年になる小田さくらさんに、デートしながら人生相談企画。前編に続き、後編はすっかり雨もあがり、きれいな夕日が見られる公園から東京湾をめざして散策しつつ、人間関係や苦手なものの克服など、誰もが抱えるお悩みについて相談。独自の視点と価値観から繰り出される回答は、目からウロコなものばかり！
人づき合いがうまくいかないとき、どうしていますか？ 例えば“苦手だな”“自分と合わないな”と思う人と、仕事などでどうしても関わらなければいけないとき、どのように接しますか？
（28歳・アルバイト）
Answer
「私は、苦手な人と出会ったとき、まず自分にとってその人の何が苦手かを具体的に探します。言葉遣いや立ち居振る舞い、コミュニケーションの取り方など。そしてそれを見つけたら、その行動を自分が周囲の人へしていないかを考える。人の振り見て我が振りなおせという言葉通り、自分に落とし込んでみます。そうすると意外に、なぜそんな行動に出たのかが理解できるんです。それに、自分も他の人へ同じように振る舞っていることもあるんですよね、不思議なもので。
何かが自分の中のアンテナに引っかかるから気になるわけで、嫌い、苦手だと思う人は、実は自分自身を知るという意味で大事な存在でもあると思います。そして私は、苦手な人が現れたら反面教師にしながら、その人のいいところだけを見て接するようにします。あとはトラブルに遭うことも結構大事だったりします。それで自分を知って、ときに成長できたりするから」
３人で仲よくしている友達がいるのですが、ほかの２人が私抜きで遊んだと知ると嫉妬してしまいます。私の心が狭いと思うのですが、どうしたら気にせずにいられるでしょうか？
（26歳・会社員）
Answer
「この方は心が狭いのではなく、ちょっと今、視野が狭くなっているのかも。本来なら、生活している中で関わる人って、このお友達以外にいないというはずはないと思うんですよね。今、頻繁に遊ぶ友達がこの２人なのかもしれないけど、仕事やそのほかのコミュニティなど、知り合いレベルでも周りに人はいると思うので、嫉妬してしまうときは他の人を誘ったりして新しいつながりをつくるチャンスにする。あとは自分も２人と１対１で遊んでみる。友達関係は自由に選んでいいんだから、あまり２人に執着しないことが大事だと思います」
私は、大学の友達に心を開けません。お昼を一緒に食べたり、日常会話はするのですが、猫をかぶってしまいます。相手の話にリアクションするとき、言いたいことが頭に浮かんでも“失礼かな”とか“傷つけてしまうかも”と思って、結局、無難な返答になってしまいます。でも本当は本音で話したいし、相手のことももっと知りたいです。今からでも相手に心を開いて話せる方法があったら教えていただきたいです。
（21歳・大学生）
Answer
「まずそのお友達と自分自身、どちらが大事なのかと考えてみるといいかも。その友達が自分以上に大切なら今までの関係を続けたほうがいいかもしれないけど、基本的に友人関係って楽しかったり、頼り頼られたりすることも含めて自分のためじゃないですか。だから自分が楽しくいられる、本音で語れる、ありのままでいられるように本来の自分を出していいと思います。
あと本音を言えない理由も考えてみたらいいかも。この人がお友達に潜在的に“理解してもらえない”と思う部分があるなら、言い方に気をつけながら『どうしてそう思うの？』って聞いてみてもいいですよね。本音で語りたいなら、まず相手に質問して相手を知っていくのも大切だと思います」
部活動で後輩を指導するとき、嫌われてしまうのが怖くて注意できないことがあります。言いにくいことをうまく伝える方法を教えてください！
（22歳・学生）
Answer
「私が普段やっているのは日常会話にそのトピックを混ぜることですね。『今からアドバイスするね』という空気ではなく、会話をしているときに自分の経験を踏まえて伝える。何げない会話の中で、『私、この前○○をしてすごく褒められたんだ』とか『こんな歌い方したんだけど、できないんだよね』って、褒められエピソードや相談事を織り交ぜることで、後輩へも自然にそれが頭に入って実践してくれたらいいなと。私的には、これが安全策だなと思います」
私はとてもネガティブです。自分自身のことを認めたくないし、自己肯定感も低いです。それなのに今、トレーナー業をしていて、お客様の前では自信満々に『私についてきて！』というスタイルで仕事しています。しかし、これがしんどい。仕事だから仕方ないと思うのですが毎回、値段以上の価値を提供しないといけない責任感やプレッシャーも重なり押しつぶされそうです。こんなとき、どうしたらいいですか？
（22歳・会社員）
Answer
「トレーナー業って、コンサルタントとかなのかな。値段以上の価値を！って考えると大変ですよね。私自身がポジティブなので、ネガティブな人の気持ちがわからない部分があるけど、逆に考えてこの方はネガティブなことが最大の武器だと思います。自分を見つめ直せているし、こういう精神状態だから仕事がうまくいかなかったってわかっている分、人と対話したりする仕事が向いているんだなと。だからこの方はネガティブな部分に寄り添えると思うので、そこは自信に変えて頑張ってほしいです！」
Profile
小田さくら（おだ・さくら）
1999年３月12日生まれ、神奈川県出身。2012年、「モーニング娘。11期メンバー『スッピン歌姫』オーディション」に合格し同年９月に加入。メンバーカラーはラベンダー。現在、「Swing Swing Paradise」「Happy birthday to Me !」が配信中。
公式HP：www.helloproject.com/morningmusume/
公式Twitter：@MorningMusumeMg
公式Instagram：＠morningmusume_official
ベスト（ジュゲム）￥30,000・シャツ（ケイエイチアール）￥25,300・バッグ（トゥエンティー エイティー）￥19,580／UTS PR ジャケット￥17,600・スカート￥13,200（ともにリー）／エドウイン・カスタマーサービス バッグ／スタイリスト私物
・エドウイン TEL:0120-008-503
・UTS PR TEL:03-6427-1030
Model:Sakura Oda[Morning Musume。’23] Photos:Ryu Cakinuma[TRON] Hair & Make-up:Akihiro Motooka Stylist:Masakazu Amino Text:Wakako Matsukura
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