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モーニング娘。として活動し、10年以上のキャリアを誇る石田亜佑美さんは、天真爛漫(らんまん)という言葉がぴったり。そんな彼女におうちデートをしながらお悩み相談。前編に続き、後編では、屋上で冬の寒さを感じつつ、一緒に近所の店まで買い出しがてらお散歩へ。サブリーダーも務める石田さんの言葉には、彼女のように明るく、元気になれるヒントがたくさん詰まっていた!
私は友達といるとき、食べたいものがあっても提案できません……。『何を食べたい?』と聞かれたとき、焼き肉やお寿司が食べたいと思っても“相手が食べたくなかったらどうしよう?”“予算はいくらだろう?”と考えてしまい、正直に言えません。その結果、いろんな店を候補に出しては相手の顔色をうかがって、無難なところに決めてしまいます。こんなとき、自分の意見を言えるコツはありますか?
(30歳・会社員)
Answer
「私、この方の気持ちがめちゃくちゃわかります(笑)。時と場合によるんですけど、私もみんなで食事となると人の顔色をうかがってしまう。ただ食べ物を選ぶという部分についてはいい方法があって『せーの!』で同時に何が食べたいか、そこにいる全員で言うの。いつも『せーのしよう』って言うんですけど、結局のところ何に決まったとしても一度は自分の意見を出しているから、わだかまりは残らないんですよね。もし奇跡的に食べたいものが一致したらすごく盛り上がるし、違ったらそれはそれでネタになる。私はLINEでもこの方法を使うし、過去にはディズニーランドへ行くか、ディズニーシーへ行くかを決めたこともあります!」
営業職なのに、かなりのあがり性で悩んでいます。少人数で話をするときはまるで番組MCのようにトークを回すタイプなのですが、会議やプレゼンテーションなど大人数相手となると、とたんに声が小さくなって、何が言いたいかわからなくなってしまいます。ときには息苦しくなってしまうほど緊張します。普段人前に立つお仕事をされている石田さんは、緊張はされますか? 克服方法や考え方があれば教えてほしいです。
(30歳・自営業)
Answer
「もちろん私も人前に出るときは緊張するんですけど、以前“緊張するときと緊張しないときの違いは何だろう”って考えたんです。そしたら私は自分のファンの方だけが集まっている空間でしゃべったり、パフォーマンスするときは緊張しないことがわかったんです。やっぱり私やモーニング娘。を好きでいてくださる方々の前なら否定されることはないだろうと思えるし、信頼できる。一方で緊張するときは、音楽フェスなど、私たちを知らない人もいる空間でパフォーマンスをするとき。そんなときは自分のファンの方を探して安心するようにしています。
この方は少人数なら緊張せず話せるということなので、大人数の前でも全員を相手にしていると思わず、誰かひとりを決めて、その人へ物事を伝える感覚で発言するといいと思います。そうすることで視点も定まるし、見られている人は熱意が伝わるだろうし、その周りの人も自分に語りかけていると思って受け止めると思うので問題ないと思います。いつもどおり、少人数に話していると思ってリラックスして伝えることですね」
私は友達が少なく、ひとりで過ごす時間が多いです。別にこの時間が苦でもないし、ひとりの時間も好きなのですが、ときどき寂しい気持ちになり、知り合いが友人と旅行へ行った話などを聞くとうらやましいと思ってしまいます。やっぱり友達は多ければ多い方が楽しいものでしょうか?
(23歳・会社員)
Answer
「この相談は本当に共感しました。私も友達は多くないし、友達が自分でない子と遊んでいるとちょっとうらやましくなったりする。でも私、友達をたくさんつくるとそれなりに疲れるという体験もしたんですよね。だから結論から言うと友達は多くなくても平気。それより少ない友達でも信頼関係をつくることが大事だと思います。あとこの方、まだ23歳ですよね。これからもたくさん出会いがあると思うし、一度友達をたくさんつくってみることも試してみたらいいかもと思いました。一度経験してみて、どちらが自分に合うか選んでもいいと思います」
私の職場には、機嫌によって態度が大きく変わる先輩がいます。機嫌がいいときは挨拶を返してくれ、コミュニケーションもうまく取れるのですが、機嫌が悪いときはコミュニケーションがまったく取れません。毎日顔を合わせる身として、いつもその人の機嫌を気にしながら仕事をするのが苦痛ですし、憂鬱(ゆううつ)です。そんなときどう対処するのがいいのでしょうか?
(25歳・医療従事者)
Answer
「しんどいですね、これは。まずこの方は、本当に頑張っていると思うので、私から拍手を送りたい。そしてこれ以上、頭を悩ませているのはもったいないです。しかしその人を無視できないという気持ちもわかるので、ここはひとつ笑顔で挨拶して、対応しながらその都度“私って本当に大人だなー!”って自分を肯定してほしいです。もし挨拶が返ってこなくても“私は挨拶したからいいや”って自己完結する。この先輩は機嫌が悪い状態が“通常営業なんだ”と思って割り切ることですね。もし挨拶が返ってきたら“ラッキーだったな!”くらいにしておくこと。そしてこの方は自分の対応に対して常に“私って偉いな!”って思いながら、同時に先輩を反面教師にして自分をより高めていく。今はその先輩をどうにかしようとするより、上司に自分をアピールしながら職場環境を変えられるようにするのも気分が紛れていいと思います」
私は塾講師をしており、小・中学生の前で話すことがとても多いです。生徒みんなのやる気を出したくて励ましたり、ときに鼓舞したりもします。しかし私の伝え方がよくないのか、なかなか気持ちがみんなへ伝わっていない気がします。そこで石田さんがグループの話し合いで後輩の方々に何かお話しするとき、意識していることがあれば教えていただきたいです!
(26歳・塾講師)
Answer
「私が周りの方々に教わったのは、人間って2つのタイプに分けられるということです。ひとつは『3つ褒められた後に、注意点をひとつ指導されることで受け入れるタイプ』、もうひとつはその逆で『注意点を3つ指導して、その後によかったところをひとつ褒めることで効果があるタイプ』。褒められて伸びるタイプか、怒られて火がつくタイプかということなのですが、どちらにしても褒めることと指導することはセットであるべきなんだと思いました。個々に指導する場合はそれを試してみてほしいです。
あとやっぱり人って褒められるとうれしくって記憶に残ったりするので、生徒の皆さんに対して効果的に褒めることは大切だと思います。褒めることって、ときにコミュニケーションのブースターのようにも使えると思うから!」
Profile
石田亜佑美(いしだ・あゆみ)
1997年1月7日生まれ、宮城県仙台市出身。2011年に開催された「モーニング娘。10期メンバー『元気印』オーディション」に合格。モーニング娘。メンバーとして今年で加入13年目を迎える。メンバーカラーはロイヤルブルー。現在、「Swing Swing Paradise」「Happy birthday to Me !」が配信中。
@ayumi_ishida.official
公式HP:www.helloproject.com/morningmusume/
公式Twitter:@MorningMusumeMg
公式Instagram:@morningmusume_official
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・ムーンスター カスタマーセンター TEL:0800-800-1792
Model:Ayumi Ishida[Morning Musume。’23] Photos:Jun Imajo Hair & Make-up:Akihiro Motooka Stylist:Tomoya Yagi Text:Wakako Matsukura
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