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キレのあるパフォーマンスと持ち前の明るさでモーニング娘。のサブリーダーを務める石田亜佑美さん。ハッピーオーラあふれる彼女と、ある冬の午後、お部屋でチャイを作ったり、リンゴを食べたりとまったりデート。見ているだけでこちらまで笑顔になってしまうキュートな石田さんに、将来への不安や人間関係から、オススメの旅行先などをあれこれ相談。お悩みに寄り添いつつも、ポジティブになれる回答は必見！
私は去年、中学生の頃から目標にしていた大学を受験し、落ちてしまいました。中学生から将来のことを思い描き、目標の大学をめざして勉強などを頑張ってきましたが、急に目標を失って無気力になっています。今は国公立大学に通い、ただただ毎日の講義に追われている状態なのですが、石田さんは自分が思い描いていた理想の自分になれなかった、目標達成できなかったという経験はありますか。もしあるならどう乗り越えてきたかを教えてほしいです。
（18歳・大学生）
Answer
「この方は志望大学への入学という目標を持って長い時間、努力してこられたんですよね、それ自体がまず誰にでもできることではないし、すごいことだと思います。私はこんな長期間で目標を立てたことも、行動に移したこともないからとても尊敬します。
そのうえで今、別の大学ではあるけど、講義を受け、やるべきことはやっている。それもとてもいいことだと思うから、今は特別に何かを乗り越えようと焦ったりせず『やるべきことをやる』でいいタイミングなのかも。無気力だというけど、やるべきことをしているだけですごいんだから今はそのまま、こまやかなことでいいから目の前にある好きなことばかりやってみる。そしたら、ふとしたタイミングで次にやりたいことを思いついて、新たな目標に巡り合えると思います」
この春、大学の卒業を控えています。卒業旅行でようやく海外へ行けるかと楽しみにしていたのですが、また不安な状況に……。そこで国内旅行でオススメの場所があれば教えてください！
（22歳・大学生）
Answer
「国内旅行へ行くなら私の地元・宮城県をオススメします！ 宮城って仙台駅周辺もおいしい食べ物が充実しているんですけど、駅を離れて車で２時間くらいかけて、海沿いや温泉地へ行くとより楽しめると思います。
特にオススメしたいのが秋保（あきう）という温泉地。そこには秋保大滝（あきうおおたき）という滝があって、近くまで行くことができるんです。間近で水しぶきや風を感じられる滝が気持ちいいし、そこへたどり着くまでにも階段の上り下りがあっていい運動になる（笑）。あとおはぎが有名なスーパーがあるんです。そこで働くお母さんたちが朝から餅米を炊いて、小豆を煮てあんこも手作りしているんですが、午前中に行かないと売り切れちゃう可能性もあるから、１泊して翌日に朝からそこへ出かけて、そのおはぎを食べてほしいです！」
私は現在、地方でアイドル活動をしているのですが、体重の管理がうまくできず、太ったり痩せたりを繰り返しています。皆さんはいつもスタイルがいいですが、体重管理の仕方などを具体的に教えてほしいです。
（23歳・会社員）
Answer
「私はコロナのさなか、食べることしか楽しみがなくなっちゃったもんだから本当に大変でした（笑）。すごく太ったし、全然戻らなかった（笑）。そのときは豆腐丼を食べて減量しましたよ。調理方法は簡単で、まず150gの豆腐を丼に入れて、冷凍のほうれん草とサバの水煮缶、チーズを入れてレンジでチンします。そして食べる前に納豆をかける。調味料は一切入れず、素材の味を楽しむ感覚でその豆腐丼を食べていました。ヘルシーだけど食べ応えもあって、満腹になるのでオススメです。またすぐに効果が期待できる方法としては塩分を抜くこと。塩分を控えつつ、半身浴してしっかりと体の代謝を上げるのもいいと思います。
加えて私の場合は、何か楽しく熱中できるものがあれば太らないと最近気づいたので、食べるのも忘れて没頭するものを見つけるのはひとつの手かなと。だからこの方も、アイドル活動の他にも熱中できるもの、勉強やゲームに没頭するとか、食べる間も惜しんで集中するようなものを見つけると手っ取り早いかも！」
高校を卒業後、就職し、今年で社会人３年目です。今の職場は実家から通っており、同僚もとても親切で楽しく仕事ができていたのですが、４月から異動になります。それにより初めてひとり暮らしをします。また知り合いが数人しかいない場所で、新しい仕事をするなど、とにかく不安なことばかりです。どうにかこの不安を取り除く方法はないでしょうか。
（21歳・公務員）
Answer
「不安、かぁ……。私の場合、不安って例えばライヴステージで失敗することとかなんですけど、この方にとっての不安要素も今の時点で具体的にわかっていますよね。ひとり暮らし、仕事内容の変化、友達ができるか否か。これだけ具体的にわかっているうえで、その隙間に『じゃあこれは楽しいかもしれない』『これは悪くないかも』って思えることを見つけていければいいと思いました。そもそもちょっとしたミスや失敗で人生終わるわけではないし、『そんなことより』という言葉を駆使して、もっと楽しいことに目を向ける習慣をつけるといいのかも。
異動になることで新しい場所へ行けるなら、その土地のおいしいものを食べ歩いてみよう、とか。新しい仕事が意外にも自分に合っているかも、とか。今までは知り合いだったとしても、これからもっと親しくなったら友達になれるかも、とか。ひとり暮らしなんて、とにかく自由に過ごせるし楽しいことだらけじゃない！って思っちゃった（笑）。そんな感じで不安をそのまま、ポジティブに変換するクセをつけるといいと思います」
自分は今大学生ですが、24歳です。大学受験時に浪人し、大学４年生のときに１年間休学したので同級生とは２年のギャップがあります。他の人よりも回り道をした２年間は自分で選んだ道ですし、自分でしかできない経験ができたと納得しているのですが、この間久しぶりに小学校の同級生たちと会ったら、彼らがとても大人に見えました。そして、これから社会へ出るのが少し不安になってしまいました。石田さんはスタートラインでつまずいたり、遅れてしまったと感じたとき、どう乗り越えますか？
（24歳・大学生）
Answer
「これから私はこの方と同じような気持ちになるんだろうなと、お悩みを読んでいて思いました。私は今26歳ですが、この先モーニング娘。を卒業して、外の世界へ出ることになったとき、周りの人を見てこんな気持ちになるんだろうなって。一方で、私は自分がやれば何でもできるだろうって思っちゃっている部分があるので（笑）、そんなに不安はないんですよね。
そしてまず周りの友達に対して“すごいな”って思えるのは、この人のいいところですよね。そのうえで友達と距離を感じる、先を行かれていると思うなら、自分がこれから体験することを友達から教えてもらえると思って積極的にコミュニケーションをとっていくのもいいと思います。
一方で自分の経験値やエピソードは自分だけのものなので、それはそれでいつか誰かに話せるし、必要とされる機会が来ると思うので、どうか落ち込まないでほしいです」
Profile
石田亜佑美（いしだ・あゆみ）
1997年１月７日生まれ、宮城県仙台市出身。2011年にモーニング娘。10期メンバーとして加入。メンバーカラーはロイヤルブルー。現在、「Swing Swing Paradise」「Happy birthday to Me !」が配信中。
＠ayumi_ishida.official
公式HP：www.helloproject.com/morningmusume/
公式Twitter：@MorningMusumeMg
公式Instagram：＠morningmusume_official
クルーネック（スリフティー ルック）￥8,800／セル ストア パンツ（シュガーヒル）￥31,900／林デザイン事務所
・セル ストア TEL：03-6459-3932
・林デザイン事務所 URL：www.sugarhilltokyo.com/
Model:Ayumi Ishida[Morning Musume。’23] Photos:Jun Imajo Hair & Make-up:Akihiro Motooka Stylist:Tomoya Yagi Text:Wakako Matsukura
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