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大切な会食や食事のシーンで押さえておきたいマナーを、和食と洋食、そしてお酒の席のマナーに分けてご紹介! 知っておくと、いざというときに役立つはずだ。
1洋食のマナーとドレスコード
ナイフやフォークが並ぶ洋食の席は、慣れない道具と料理に囲まれてなんだか緊張する。服装からカトラリーの使い方まで、基本を押さえておけばどんなシーンでも安心だ。
ドレスコード「スマートカジュアル」って
どんな服?
よく耳にする「スマートカジュアルでお越しください」という言葉。具体的にどのような服を着ていけばよいのかを、参考スタイルと一緒にチェック!
ポイント
- 服装に迷ったら、ジャケットもしくは衿付きのトップスをセレクトしよう。
- 季節を問わず、足もとは革靴が安心だ。
- タンクトップやダメージデニム、汚れたスニーカーなど、カジュアルすぎるアイテムは避けるべし!
■春~夏のスタイリング例
暑い季節でも、短パンやTシャツ、サンダルはNG。ただしジャケットをはおれば、インナーはTシャツでも問題ない。ブルーや麻素材のアイテムを取り入れて、涼しげな印象にまとめるのがおすすめ! 足もとはサンダルやスニーカーは避け、革靴を選ぶのが安心だ。
カジュアルなお店の場合は、ジャケットをカーディガンにチェンジしてもいいかも。
■秋~冬のスタイリング例
秋冬も同様に、ジャケットスタイルがおすすめ。ネクタイやハイネック、ベストなどを取り入れてアレンジを楽しもう。ジャケットは無地だけでなく、小方(写真左)が着用しているようなチェックを取り入れれば華やかな印象に。
ナプキンの使い方
机の上に置いてあるナプキンをひざにかけるのは、1杯目の乾杯が終わってから。席についてすぐにひざにかけてしまうと、料理のサーブを催促する意味になってしまうので気をつけよう。
ナプキンは二つ折りにしてひざにかけるが、このとき折り目が自分側に来るのが正しい置き方だ。
口や手が汚れたときは、遠慮せずにナプキンの内側の面で拭おう。自分の荷物からティッシュを取り出して拭くことはマナー違反だ。
席を立つ際はナプキンを軽く畳み、食事中であれば椅子の上に、店を出る際はテーブルの上に置こう。きれいに畳むと「もうこの店には来ない」という意思表示になってしまうので注意!
ナイフとフォークの使い方
ナイフとフォークは外側に置いてあるものから使うのが基本。
ナイフとフォークを置く際は、食事中であればハの字に、食後であればナイフとフォークを寄せて右下に置くのが正しい位置だ。
肉や魚はひと口大に切り分けて食べるのがマナー。食事中はナイフとフォークを常にハの字の形に保つよう意識すると上手に扱えるので、ぜひ試してみて。その際、カトラリー同士をぶつけて音を立てないように気をつけよう。
カトラリーを床に落としてしまったときは、自分で拾わずにお店の人に声をかけて拾ってもらえば大丈夫だ。
2和食のマナー
なじみのある和食にも、意外と知らないマナーが存在する。すぐに実践できて美しく見える、人と差をつけるマナーを学んでおこう。
箸の取り方
普段何げなく手に取っているお箸にも、実は正しい取り方が存在する。
(下の画像は右利きの場合)
1.利き手で箸を持ち上げる。
2.逆の手を下から添える。
3.利き手で箸を持ち直し、添えていた手を放す。
NG箸
箸の使い方にはたくさんのマナーが存在するが、ここでは代表的なNG箸を4つ紹介。間違った箸の使い方をしていないか振り返ってみて。
⓵刺し箸
⓶寄せ箸
⓷迷い箸
⓸渡し箸
1刺し箸
おかずにお箸を刺して取ること。サトイモなど取りにくいおかずも、箸で挟んで食べよう。
2寄せ箸
箸を使って皿を自分のほうに寄せること。面倒でもお皿は手で移動させよう。
3迷い箸
どのおかずを食べるか、箸を皿の上でうろうろさせること。特に大人数の食事の場では汚い印象を与えるので気をつけて。
4渡し箸
食器の上に、箸を橋のようにかけて置くこと。箸置きがある場合は箸置きに、ない場合は小皿などのふちに箸先をかけて置くのが正しい対処法だ。
蓋付き椀の扱い方
和食の店では必ず登場する蓋(ふた)付き椀(わん)。正しい扱い方を知っておけば、難しく構える必要はなし!
(下の画像は右利きの場合)
1.利き手と反対の手を横からお椀に添え、利き手で蓋を開ける。
このとき、少しだけ蓋を回転させるイメージで開けるとよい。
2.蓋の内側についた水滴は、周りが汚れないようにお椀の中に落とす。
3.蓋は逆さの状態で、必ず両手で置く。置く場所は、折敷(おしき)の右外側が正しい。
魚のきれいな食べ方
中骨に沿って箸を入れて背中側→腹側の順で食べ進め、表面の身を食べ終えたらお箸で中骨を外す。骨をお箸だけで外すのが難しい場合はお箸で身を押さえ、空いている手を使って骨を取り除いてOKだ。骨はお皿の上のほうか隅にまとめよう。なによりも、食後のお皿が美しいことが大事。
3お酒の席のマナー
ひと言にお酒の席といってもシーンは様々。どの場面でも共通する席次のルールを押さえたうえで、ビール、日本酒、ワインの注ぎ方と注がれ方を見ておこう。
なかなか教えてもらえない、席次のルール
・目上の人が座る席=上座、相手をもてなす立場の人が座る席=下座
・基本的には出入り口から遠い席が上座、出入り口に最も近い席が下座
→自分が下の立場の場合は、とりあえず出入り口近くの席に座るべし!
ビール編
注ぐとき
注ぐときはラベルが上になるように右手で瓶を持つ。体温でビールが温まらないように、左手は軽く添える程度でOK。注ぐ際は初めは緩やかに、だんだん勢いをつけていき、泡が出始めたら再び緩やかに戻そう。
受けるとき
受け手はグラスを両手で持つ。右手でグラスを持ち、左手で底を支える。
相手が注ぎやすいように、気持ち程度(15度ほど)グラスを傾けるのがいい。
日本酒編
注ぐとき
徳利を右手の甲が上を向いた状態で持ち、左手の人さし指と中指を徳利の下に添える。
徳利がおちょこに触れないように静かに傾け、おちょこの八分目まで注ぐ。
注ぎ終わる直前に徳利の口先を手前にひねりながら起こすとしずくが垂れないので、ぜひ試してみて。
受けるとき
注がれるときは右手でおちょこを持ち、左手の指をそろえた状態で軽く底に添えるようにして両手で持つと美しい。
ワイン編
受けるとき
受け手はグラスを持ち上げず、テーブルに置いたままにしておく。グラスの脚部分に軽く手を添えておくのがよいだろう。
飲み方
ワインが体温で温まらないように、飲むときはグラスの脚を持つのが正しい。
グラスを軽く回してワインを空気に触れさせた後、まずは香りを楽しんでみよう。次に少し口に含み、舌の上で転がすようにして味見をする。甘み、酸味、塩味、渋み、苦み、コクなどをチェックするのがいいといわれている。
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Photos:Yumi Yamasaki Hair & Make-up:Kazuya Matsumoto[W] Stylist:Yumiko Kiyokawa Models:Rintaro Hinotsu Sosuke Ogata[Both are MEN’S NON-NO models] Illustrations:Yosuke Yamauchi
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