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働きまくれば「仕事ができる」と評価される時代はとっくの昔に終わった。じゃあ、令和の“シゴデキ”はどんな人? 働く読者から情報収集!
僕たちのシゴデキエピソードに
シゴデキたちからのコメント
「周りのシゴデキ、どんな人ですか?」。読者から寄せられた特徴に、人生の先輩とシゴデキをめざすモデルがひと言。年齢も立場も違うふたりの意見、参考になります!
カツセマサヒコさん
作家。印刷会社から編プロへ転職し、その後作家に。メンズノンノ本誌で「トーキョーカンバーセーションズ」連載中。
樋之津琳太郎
専属モデルながら、編集部のお手伝いもやる。モデルとしてもアシスタントとしても「仕事ができる!」との声が多数。
僕の周りのシゴデキは
仕事を後回しにしない
人が多いです。
(23歳・企画)
カツセ’s コメント
「仕事ができる人はとにかく着手スピードが速いイメージ。会社に来て“おはようございます”からキーボードに手を置くまでの時間が短いんですよね。早送りみたいに動く人、シゴデキです」
樋之津’s コメント
「昔バイト中に、“後で掃除しよう”と思っていたら注意されたことがあり、相手から見たら忘れているのと区別がつかないんだと気づきました。今できることは今やる、と決めています」
雰囲気が悪くならないよう、
注意は人のいない場所で
こっそりしてくれる先輩。
シゴデキ!
(20歳・学生)
カツセ’s コメント
「これはありがたいですね! 緊張感を保つためにも注意はすべきですが、人前である必要はない。お互いにコンディションがいい状態で仕事をするための気配りは必要だと思います」
樋之津’s コメント
「僕はまだ注意する立場ではないですが、注意を受けた人から相談されたときは、共感して聞くに徹します。すでに注意された人に必要なのはアドバイスではなくメンタルケアかなと」
状況報告が細かい、早い人。
(20歳・公務員)
カツセ’s コメント
「慣れてない仕事のときは特に“報連相(ほうれんそう)”を徹底すると◎。仕事をどう進めていくかを事前に確認してくれる若手はありがたい。事前に軌道修正できれば効率もいい」
樋之津’s コメント
「僕自身が“今どうなっている?”と心配になるタイプなので、報告はかなりマメかも。例えば、10分前に着けない場合は遅れるかもしれないという連絡をしますね」
シゴデキな人は
スケジュール管理が緻密!
(22歳・会社員)
カツセ’s コメント
「スケジュール管理は“調子のいい自分に合わせない”ことも重要だなと思います。社会人10年目くらいから、バッファを取り、確実にやれるペースで計画を立てられるようになりました」
樋之津’s コメント
「ある程度作業量がある場合、一気にできそうでも、小分けにして前倒しするスケジュールにします。万が一ハプニングがあっても最終日に追い上げられるので。前日の集中力は保険です」
自ら考えて仕事を
進める後輩。
すべて説明しなくても
大丈夫なので、一緒に仕事を
していて楽です。
(27歳・会社員)
カツセ’s コメント
「会社に入りたては基本を積み重ねる段階。工夫やアイデアはあまり必要ないので、説明をすべて聞かなくても先輩を見たり少し考えたりで正解がわかるものが多いですよ」
樋之津’s コメント
「同じことをやっている先輩を見て、やり方を覚えておくようにしています。自分が間違った理解をしていると怖いので、説明はひととおり聞くようにしていますが……!」
今のシゴデキとはズバリ
「場のモチベーションを上げる人!」
効率よく仕事をし、素早く準備・レスポンスし、質問も“報連相”もためらわずしっかりと行い、褒めも注意もうまくやる。それはすべて周りの人のため。共に働く人のモチベーションやパフォーマンスを上げる人=シゴデキ、ということ!
仕事は人と人でやるものなので、
モチベーションを下げるのが
いちばんよくない。
昔のシゴデキは“バリバリ仕事する!”
みたいな人でしたが、
今は“周りのケアができる人”ですね。
僕の中のシゴデキは、
自分をよく見せようとせず、
全体がうまくいくように動ける人。
自分の成果を気にせず、場のことを考えて
出たり引いたりできる
“シゴデキ”になりたいです。
Model:Rintaro Hinotsu[MEN’S NON-NO model] Illustrations:YAGI Composition & Text:Miki Higashi
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