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働きまくれば「仕事ができる」と評価される時代はとっくの昔に終わった。じゃあ、令和の“シゴデキ”はどんな人? 働く読者から情報収集!
僕たちのシゴデキエピソードに
シゴデキたちからのコメント
「周りのシゴデキ、どんな人ですか?」。読者から寄せられた特徴に、人生の先輩とシゴデキをめざすモデルがひと言。年齢も立場も違うふたりの意見、参考になります!
カツセマサヒコさん
作家。印刷会社から編プロへ転職し、その後作家に。メンズノンノ本誌で「トーキョーカンバーセーションズ」連載中。
樋之津琳太郎
専属モデルながら、編集部のお手伝いもやる。モデルとしてもアシスタントとしても「仕事ができる!」との声が多数。
人手不足なのに
難度の高い案件が入ったとき、
上司が「これは俺ひとりで
大丈夫。他の人の仕事を
フォローしてあげて」と自信を
持って言い切って、部下たちに
安心感を与えてくれた。
(25歳・製造)
カツセ’s コメント
「会社員時代、僕のミスを一瞬で片づけてくれた先輩を思い出します。僕が怖くて連絡できないキーマンに、すぐ連絡してくれた。部下の尻拭いができるのはかっこいいですよね」
樋之津’s コメント
「自分ひとりでできそうなことを見つけ、“やっておくよ”と言えるようになりたくて、いつもキョロキョロしています。誰がどう動いているか、どこが大変かを把握したくて!」
些細(ささい)なことに気づいて
褒めてくれる人がいて
モチベーションにつながった。
(26歳・美容師)
カツセ’s コメント
「特に若手のときは、褒めの比重が大きい人がいると助かりますよね。褒め上手な人は、人のことをしっかり見ていて、謙虚さがある印象です。“俺でもできる”と思わないことが大切そう」
樋之津’s コメント
「“頑張れば見てくれる人がいる”というのは励みになるもの。仕事は自分ひとりではなく全員でやり遂げることなので、細かいことでもスゴイ人がいたら口に出すのは大切な気がします」
シゴデキな取引先の人は、
要点だけを伝えてくれて、
余計な情報は何も話さない!
おかげで何を答えればいいか
わかりやすいです。
時間効率の高い話し方を
する人は仕事ができる。
(25歳・会社員)
カツセ’s コメント
「雑談も大事ですけどね! 話が長くなりそうなとき、最初に要点を伝えるのは◎。雑談を挟むときも、“音楽でいうとココがサビだな”というポイントに向けて盛り上げていくといいかも」
樋之津’s コメント
「僕は“結論ファースト”を心がけて、わかりやすく短い結論→細かい説明の順で話してます。説明の前に要点を伝えておくと、何を聞けばいいのか相手もわかりやすく、スムーズです」
業務にあたる前に、
その業務に関する
準備が完璧にできている。
(28歳・運送)
カツセ’s コメント
「僕は資料を読んだり調べものをしたりする時間もスケジュールとしてカレンダーに組み込むようにしています。細切れの空いた時間で、完璧をめざすのは難しいので」
樋之津’s コメント
「大量の作業がある準備でも、そこに“サブの目的”を見つければ、楽しめる! 例えば、たくさん文字を打ち込むときにはタイピングの速さを上げる練習も一緒にやってました(笑)」
いつでも返信が早い人。
答えが出ていなくても、
「確認します」などの返事を
必ずくれる。
(22歳・営業)
カツセ’s コメント
「長い文章を書く時間がなくても、まず返信! 職種にもよりますが、僕はメールを確認したら、挨拶(あいさつ)などを省略してひと言即レス。丁寧な返信は時間があるときに改めて送ればOK」
樋之津’s コメント
「スケジュール関係は特に素早く! たくさんの人の日程を押さえていることもあるため、自分が止めると周りの進行も止まるという認識で、1時間以内の返信を心がけています」
わからないことは
すぐに質問する人は、
仕事ができるように
なるのが早い。
(24歳・会社員)
カツセ’s コメント
「15分考えても答えが出なければ聞く! それ以上悩むのは時間のムダです。一度聞いたことであってもすぐ聞きましょう。話しかけてもいいタイミングを押さえておくと、さらに◎」
樋之津’s コメント
「僕はすぐ聞きますね。いくら聞きにくくても、確認するに越したことがないのだから、迷いません。わからないことを聞ける相手を見つけ、関係をつくることも大事だと思います」
Model:Rintaro Hinotsu[MEN’S NON-NO model] Illustrations:YAGI Composition & Text:Miki Higashi
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