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行き先 ▶︎
中央線
Chuo Line
国分寺駅
Kokubunji Sta.
今回で最終回となった仁の散歩連載。今回は10回目にして初の試み(?)となる、乗り換えのある大きめの駅に行ってみた! 西東京らしい自然豊かなローカル感を満喫しながら、お散歩マスター仁は今日も街をうろつくのであった。
第10回 国分寺駅
この連載も10回目! これまでは、急行列車に飛ばされがちな小さい駅に行くことが多かったのですが、今回は3路線が通る国分寺へ!
駅前は百貨店や駅ビルでにぎわっているのですが、街中へ出ていくと、結構のどか。
第一印象は、電線が多い…でした(笑)。
道が複雑で区画整理されていなかったのですが、こういう街では一度プチ迷子になってみると面白いんです。適当な道を進んでみると、軌道修正に大回りしなくてはいけなくて、そこに戻る道中で何かが見つかったりして楽しい。
この日はとても天気のいい秋晴れで、光がキレイでした。日差しが強かったので、サングラスをかけて、池の前でキメ顔!
姿見の池は都の名湧水に選出されているだけあって、水が澄んでいました! 優雅に泳ぎ回るコイをがんばって写真に収められた(笑)。
今回住宅街を歩き回るうちにたどり着いたのは「姿見の池」。小さな広場のようになっている憩いの場です。ぐるっと歩いたエリア一帯には、「恋ヶ窪遺跡」という昔の遺跡の面影が残っていました。湧水も点在していることと関係があるようでした。
庭園の中にあった、藤の花のトンネル。シーズンだったらもっと映えたのかなぁ…と思いつつ、この感じも結構好きです。
駅近くの「殿ヶ谷戸庭園」にも足を運んでみました。木々が生い茂り、竹やぶや池もあるお庭です。晴れ間の光がいい具合で、池に反射する水や木漏れ日がきれいでした。緑に囲まれた落ち着いた空間がすてきでしたね。
そしてこの連載、今回が最終回。1年間いろんな場所を散歩しましたが、自分なりの目線で街を切り取るのは意外と難しかった。街って進化し続けているし、境界線が曖昧だからこそ、わかりやすい特徴ばかりではなかったですね。でも、回数を重ねていろんな街に行くことで、違いが見えたり感じ方が違うのが面白く、最後まで楽しく散歩できました。あとは純粋に各駅周辺に詳しくなれたので、東京案内は任せてください!
今月の 仁はっけん!
「高いビル群の間からのぞくタワークレーン。ザ・都会っぽい風景をフィルムでパシャリ。余白のない、要素がみちみちに詰まった構図もいい感じです!」
Photos:Jin Suzuki[MEN’S NON-NO model]
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