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俳句とイラストで綴る恋の風景【フルーツポンチ村上健志の17音のラブストーリーズ】Vol.33

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お笑い芸人としてだけでなく、独特の視点とセンスで詠む短歌と俳句が話題の、フルーツポンチの村上健志さんの連載。メンズノンノWEBでしか読めない、季節感あふれる“恋”にまつわる俳句とエッセイ、そしてイラストを隔週でお届けします! 第33回は、ハロウィンについて思うこと。

ハロウィン当日10月31日が平日だとちょっとだけ「ヨシッ」と思ってしまう。当日前の週末に行われるイベントではしゃぐ人たちの心に「今日当日じゃないんだよな、、、」という違和感がかげることを想像して少し喜んでしまう。雨降れと思ったこともあるかもしれない。

私は何に一矢報いようとしていたのだろう?イベントごとを思いっきり楽しむ人への嫉妬。参加したところで自分が主役になれないことへのイジけ。セクシーな格好をした女性たちに話しかけられない弱さ。奇を衒った仮装をしてスベるのことへの恐れ。「ハロウィンって本場では子供のイ ベントなのに、なんでみんなエロい格好してるの?」なんて矢を放ったところで、その矢は彼らや彼女らの仮装の小道具にしかならないだろう。

そもそも、今のようにハロウィンが盛んになった時には自分は既にそんなに若くはなかった。だからイベントに積極的に参加できない自分を肯定する必要もない。けれど、もし自分が20歳くらいの頃に今のようなハロウィンが行われていたとしても自分は参加できなかっただろうという思いでハロウィンを否定しようとしているのかもしれない。本当はただ羨ましいだけなのに。セクシーだったり可愛らしい格好をした女の人たちに話しかけたいだけなのに。

コンビニにカボチャやコウモリのシールが貼られたコーナーにかぼちゃプリンが売っている。ハ ロウィンを楽しもうじゃないかとかぼちゃプリンを手に取る。湯呑みを手を添えて持つ時のようにプリンを持ってレジへ向かう。そうやって持つと大事そう感が出てなんか良い。私はイベント事肯定派に生まれ変わるのだ。ハロウィンで仮装する機会があったらサンタの格好をしてみようか、誰とも被らなさそうだ。いや、やめておこう。ドラキュラくらいがちょうど良い。 


★Profile/1980年生まれ。茨城県出身。お笑いコンビ”フルーツポンチ”のボケ担当。TV『プレバト!!』(MBS系・毎週木19:00~)での大健闘が話題に。また、情報サイト『好書好日』の連載をまとめた『フルーツポンチ村上健志の俳句修業』(春陽堂書店)も好評発売中。インスタのアカウントは@mura_kami_kenji,
だが、センスが炸裂するイラストのアカウント@kenji_mura_oekaki,@birthdaychairもぜひフォローを。自身のYouTubeチャンネル『フルーツポンチ村上の俳句の部屋』での俳句実況もチェック!

Haiku & text & illustration : Kenji Murakami

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