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「キャンプブームに乗っかって、キャンプしたい!でも、洋服にお金をかけたいから、そこまで回らない」とメンズノンノ読者なら、とくにそう思うはず。でもやるからには、ナメられたくないし、ちょっとツウぶりたい。そんな気持ちを誰よりも分かっている元メンズノンノモデルで焚き火マイスターの猪野さんが、“まず買うべきキャンプアイテム”を厳選し、解説!
初心者でもナメられないキャンプギア
1.アディロダックのチェア
「キャンプ時間のほとんどは、座って過ごす。自分に合っていないチェアだと苦痛でしかなく、快適に過ごせない。コンパクトになることは大前提で、背面が高いものを選ぶこと。背もたれがしっかりしていることで、リラックス度が上がってくる。泥汚れするので、ブラックにしておくと汚れが目立たない」(猪野さん)
2.スナグパックの寝袋
「男友達の布団で寝ることでさえ、あまりいい気持ちがしないのに、レンタル品は誰が寝たのか分からいものを使わなくてはいけない。そう思うと、寝袋は持っておきたい。キャンプだけではなく、自宅での来客用としても使える。よほど寒い時期でないかぎり、ダウンではなくとも中綿で十分である」(猪野さん)
3.アイスミュールのクーラーバッグ
「いくら寒くなってもヌルくなってしまった飲み物を渡されるとがっかりしてしまうものだ。いつもキンキンにしておくのがキャンプでは鉄則。飲み物はもちろん、買った食材をそのまま放置しておくのも良くない。またクーラーボックスタイプになってしまうと持ち運びも収納も大変で、バッグタイプなら肩掛けができてストレスなく動ける。350ml缶なら12本入る容量になっている」(猪野さん)
4. トゥーゴーウェアのカトラリーセット
「使い捨ての割りばしなどは、時間が経つにつれ、どれが誰のか分からなくなってしまう。こういうご時世でもあるし、自分のくらいは分かるようにしておきたい。せこいと思われてしまうかもしれないが、エコでもあるし、持っていることで、すでに始めている人からすると『ちゃんと分かってるね』と思われる。コンビニでもプラスチック製スプーンなど有料化されるので、持っていて損はない」(猪野さん)
5.オーラルピースの歯磨き粉
「キャンプ初心者の忘れ物第1位は、歯磨き粉。キャンプの醍醐味は“不自由を楽しむ“で、不快になっていけない。歯磨きができないだけで寝つきが悪くなり、衛生的に良くもない。この歯磨き粉は、飲み込んでしまっても安全という特徴があり、水の使用が限られる災害地や宇宙ステーションなどで使われている。不衛生だと意中の女のコに、近づくことさえもできなくなってしまう」(猪野さん)
From Masaya Ino
「『まずはテントじゃないの?』と思うかもしれないが、キャンプにハマる確証がないのに、いきなり手を出すのは危険である。一式、人気のアウトドアブランドで揃えるとなると10万円は優に超えてしまう。なので、今回、紹介したアイテムさえあれば、ほかの人に迷惑をかけずにすむし、キャンプだけでなく日常生活でも役に立つ。洋服と同じで持っているだけで気分が上がる道具選びをしてほしい」(猪野さん)
猪野正哉(アウトドアプランナー)
第9回メンズノンノモデルで、現在はアウトドア業界に活動の場所を移し、“焚き火マイスター”としても知られている。
https://www.instagram.com/inomushi75/
Composition & Text:Masaya Ino
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