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彼の人柄について表現するなら、
「如才ない」という言葉がしっくりくる。
真面目で人当たりがいいけど、
どこか本心が見えないミステリアスさもあって、
まだまだ知りたい、と思わせてくれる存在。
樋之津が通っているというカフェのある街で
一緒にお散歩してきました。
自分では自分のことを
真面目だとは思ってません
中田: 最近どう?
樋之津: 「最近どう?」に対する返しだけは仕込んで来ようかと思ったんですが、うまい返しが思いつきませんでした(笑)。話す必要がある仕事のときは、いつも事前にどんなことを話そうか準備して行くんです。でも今日はあまり何も考えずに来ました。
中田: 「最近どう?」はほぼみんなに聞いているんだけど、それぞれの個性がすごく出るんだよね。答えを準備して来ようなんて、樋之津は真面目だね!(笑)
樋之津: 真面目なんですかね…。自分では真面目だなんて思ってなくて、当たり前のことやっているつもりなんですけど…。
中田: 「ジブンデハマジメダナンテオモッテナクテ(樋之津のモノマネ)」すごい早口でたたみかけるね!(笑)
樋之津: 自分の頭の中がそんな感じ(のスピード)になちゃってるんですよね。
中田: 彼女と喧嘩とかしたら、めちゃめちゃ理詰めにしてそう(笑)。「ダッテアノトキアアイッテコウイッテ…(早口で反論する樋之津の妄想モノマネ)」
樋之津: いやいや(笑)。
なぜ自分はきれいめが好きか
分析してみました
中田: 洋服はどんなテイストが好きなの? メンズノンノモデルになってから趣味が変わったりした?
樋之津: いえ、モデルになる前も今も変わらず、都会的できれいめなファッションが好きですね。…でもそれは、自分がずっと田舎で野球をやっていたのに、急に東京に出てきて“かぶれて”しまったからなんじゃないかと思うこともあり…。僕がカフェ好きなのも、もしかしたらそういう理由なのかもと…。自分の中にある若干の劣等感というか。そういうところから派生しているのではないかと思います。でも、最近はきれいめなファッションだけなく、ストリートテイストのものも気になっていますし、周りにはそっちの方が似合うと言われることもあるんですよね。
中田: そうなんだ。好きなもの着たらいいと思うけどね! TPOに合わせて変えたっていいし。友達と会う時はラフな格好だけど、デートの時はきれいめにしたり。色んな服を着られるようになると楽しくなってくるし、仕事で出会う人たちとの話題も広がるしね。
カッコよくなったかな?
ちょっと自信が持てるように
中田: 今日撮っていて、雰囲気変わったなと思った! すごくカッコよくなった。
樋之津: 最近、ちょっとだけ、自信が持てるようになってきました。本当にちょっとですけど。
中田: 自信がついてくると、表現も顔も変わるよね。
樋之津: 最近やっと、自分が撮られた写真を見て、「いい感じな気がするな」と思えることも増えました。約1年前にやった、僕のアップデート企画が、自分が変わる大きなきっかけになったと思います。その時から、自分にとってのカッコいいとは何か考えるようになったんです。
中田: その企画、覚えてる! 当時、その企画のスタッフさんが、樋之津について撮影現場で話していたのを覚えてるよ。
好きな言葉は
「軸はブレずに柔軟に」
樋之津: アップデート企画の時に、スタッフさんたちに「自分の思うカッコいいとは何か」を聞かれたのですが、曖昧なことしか答えられなくて…。それからずっと考えていますが、まだ答えは見つけられていません。中田さんが思う「カッコよさ」って何ですか?
中田: カッコよさね…。俺も模索しているけど、「カッコよくなりたい」と思うとカッコよくなれる、というのはあると思う。カッコよくいたいという気持ちを大事にできるかどうか、かな。あとはなにか、自分の大事にしているものとか、筋みたいなものがあるといいなとも思うよ。
樋之津: わかります。僕の好きな言葉というか座右の名は、「軸はブレずに柔軟に」なんですよ。軸さえブレなかったら、起こることや変わることに柔軟に対応できるのかなと思っています。
中田: そうだね。軸を持って、男はいつでもカッコよくありたいよね。「男らしく」って、死語に近づきつつあるけど、やっぱりそのバイブスは持っていたい。男の子だもん。人に強要はしないけど、そう思っている同士は好きだもんね。俺は「男らしく」生きていきたい! たまにしょぼくれることもあるけどね(笑)。
樋之津: それはそれで!(笑)
NAKATA’s comment
「真面目で謙虚なヤツだけど、写真を撮られている時の表情とか表現は堂々としている。いろんなことを模索している時期なんだと思うけど、それは彼にとってすごくポジティブな時間なんだなと思いました。これからもっと自信がついて、垢抜けていきそう!」
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