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お元気でしょうか。
夏フェスは9月すぎまで続くし、大学生も9月いっぱいまでは夏休みだろうし、夏はまだ終わってない感じがしますが(今年は暑いし)。確実に秋はその匂いを漂わせ、今年の締めくくりへつなげようとしている気配がします。その流れも切なくて好きではありますが。でもやっぱり俺はどうしようもなく夏が好きです。鼻の奥がツンとなる感じ。白いシャツにベージュのカーテン。思い出すのは高校時代。あーあのとき楽しかったなー。今年も今年とて、どうかひとつ終わらないでくれや、と願っております。
この夏の一番の思い出は8月16日にZOZOマリンスタジアムで開催した「VIP PARTY 2018」というアレキサンドロスにとっては(ほぼ)毎年恒例のワンマンライヴ。ワンマンライヴをするのが約8か月ぶり。数万人以上のオーディエンスと夏の野外スタジアムで騒ぐのは本当に気持ちよかった。メンズノンノ読者の方で行ったよーという方、ありがとうございました。無事大成功。平成最後の夏、個人的にも最高の締めくくりができました。それにしても野外のライヴは正直天候が非常に不安だった。開催する側の俺が何を言うんだと思われるかもしれないが、言ってみたら台風や雷雨になるかもしれない夏のある日に1年前ぐらいから「3万人でBBQしようぜ」って計画立てているようなもんじゃないですか。頼むからおとなしく屋内の焼き肉屋行こうぜよ! ってなるもん。だから当日を迎え、ステージに立つまでtenki.jpとにらめっこをしていた。結果的には無事、敢行できたけど。強風のため、花火は打ち上げられなかったし、雨もちょっと降った。
しかしそれさえもドラマチックに感じてしまうほど、夏の夜の野外ライヴは神秘的だった。不安に思っていた分その感動はひとしお。雨がやんだあとの涼しい風が流れるアンコールの心地よいこと。これはたしかに…やみつきになるかも。でももうしばらく野外ワンマンは怖い(笑)。心臓がもたない。お天道様には敵わない。
そして全く脈絡がない話なのだが、そのライヴの直後になんと猫を飼い始めた。名前はソイ。以前実家で飼っていた猫が「ミルク」という名前だったので、その妹ということで「豆乳」=「ソイ」。ちょうど「あ、なんだか今すごく猫を飼いたい」と思っていたときに縁があってこの保護猫ちゃんの里親になることになった(ちなみに浅草の野良猫だったそう)。実は以前この連載で猫の話を書いた直後ぐらいから、その思いが強くなっていて、言霊の力を実感した。
それにしても、やはりというか、当然というか。子猫のかわいさは恐ろしい。最初我が家に来たときにはまったく懐かず、ソファの下に隠れたり、テレビ台の後ろに隠れたり。まったく近寄ってこなかった。ネットで調べると猫に嫌われやすい人のタイプに「図体がでかい人」「動きが大きい人」と書いてあり絶望した。が、徐々に甘えた声を出し始め、ゆるり、ゆるりと俺に近づき始め、ひざの上に来たときの破壊力たるや。もう一生こいつをメタメタにかわいがると誓いました。
ところで、ペットの話になると結構面倒くさい話にもなったりします。個人的には家族だなんだいっても結局飼うこと自体、人間のエゴだと思うし、それに対していい悪いという話は愚論だと思っている。猫と出会った。カワイイからそばに置く。それだけのことでいいじゃないかと俺は思う。
さて、11月のアルバム発売に向けてしばらく曲作りとレコーディングの日々が続きますが、年末からツアーがスタートします。ワンマンツアーというのはやっぱり楽しい。バンドマンというお仕事で一番楽しいお仕事かもしれない。
お待ちしております。
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