▼ WPの本文 ▼
まだ解明されていない部分も多いきのこの世界。その沼にどっぷりハマり、現在大学できのこ研究を行っている和田匠平さんに、栄養素や効能まで知られざる魅力を教えてもらった!
きのこはいろいろな効果がある
驚きのスーパーフードなんです
和田匠平さん
慶應義塾大学環境情報学部1年生。中学の頃、研究者と共同で新種のきのこについて発表。現在大学でのきのこ研究に加え、西表島でのフィールドワークなども積極的に行っている。「日本菌学会」「日本きのこ学会」にも所属。
物心がつく前からきのこに興味を持ち、中学時代には研究者たちと新種を発見! そんな、きのこをこよなく愛する現役大学生の和田さんに、知られざる健康・美容効果について直撃した。
「きのこは解明されていない部分も多い不思議な菌類。日本には約5,000種が存在するといわれ、そのうち食用は200〜300種。広く親しまれているシイタケ、昔から珍重されてきたマイタケ、きのこ界のアワビと称されるエリンギなど、栽培技術の進化によって市場には約20種ほどが出回っています。それぞれ個性がありますが、栄養面で共通しているのは、腸内環境を整える食物繊維が豊富なこと。腸内がキレイになると免疫力が上がるほか、栄養が吸収されやすくなるので美肌や美髪に。基礎代謝もアップするので自然とすっきりとした体型になります。あとは100g=約20㎉と非常に低カロリー。料理に加えるだけで全体のカロリーを抑えられるし、食べ応えがあるので満腹感を得られる。うま味成分も強いので塩分も控えられ、むくみの予防にもなるなど、うれしいことばかり。きのこは身近なスーパーフードなんです」
フィールドワークも欠かさない和田さんは続けて語る。「先日、なんと大学の庭に国産のポルチーニ“ヤマドリタケモドキ”がたくさん生育しているのを発見! 香りがよく、パスタにしたらすごくおいしかったです。野生のきのこを食べる際は、安全に十分注意する必要がありますが、近頃はお店によってはヒラタケやハナビラタケ、タモギタケなど目新しいきのこも並んでいるので、売り場をのぞくのも楽しいですよ。きのこって、いろいろな形や色、味があるので、知って、触れて、食べてほしいなと思います」
Cooking & Coordination: Maki Watanabe Photos:Nao Shimizu Takahiro Idenoshita
Hair:Masaki Takada Stylist:Mariko Nakazato Model:Kotaro Inai [MEN’S NON-NO model] Text:Yukino Hirosawa
▲ WPの本文 ▲