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久しぶりの更新となった『中田撮』
第17回のゲストは、鈴鹿央士。
デビュー以来、飛ぶ鳥を落とす勢いで
活躍する彼が、21歳の今考えていることは?
お気に入りの街、下高井戸を歩きつつ、
ポツリポツリと語ってくれた。
不安で眠れない夜もあるけど
「なんとかなる」
中田: 最近どう?
鈴鹿: 出演したドラマが話題になったり、メンズノンノではこの前初めて巻頭のテーマをやらせてもらって、なんだか充実してるな、楽しいなって、思ってます。
中田: 確かにね〜。いいねいいね。
鈴鹿: でも、不安で眠れなくなったりもします。
中田: どんなことが不安? 明日の仕事のこと? それとももっと先のこと?
鈴鹿: これからの仕事のことですね。今やっている役のことや、次にやる役のこと。『ドラゴン桜』が放送されてからの反響が大きかったからこそ、たくさんの種類の言葉をもらいました。いいものも悪いものもあって、その声をどこまで自分が受け入れていけるのかとか、僕が次にやる役を見た人が、どんな風に思うのかとか、不安になりますね。
中田: そのプレッシャーは、この仕事をしていたら常にあるよね。でも、それだけ人の目に留まっているってことだよ。落ち込んじゃうこともある?
鈴鹿: いえ、切り替えはできるタイプなので、落ち込んだりはあまりしないです。「なんとかなる」が座右の銘なので!
岡山から東京へ
まさかのシンデレラストーリー
中田: 鈴鹿って、何かの撮影を見に行った時にスカウトされたんだよね、たしか。
鈴鹿: 通っていた高校で映画の撮影があって、エキストラとして参加した時に声をかけられました。
中田: 「よかったらやってみない?」って。
鈴鹿: はい。名刺ともらって。
中田: それはびっくりするよね(笑)。「マジで!?」って。漫画みたいなエピソード。それですぐ東京に来たの?
鈴鹿: 高校を卒業するまでは待ってもらいました。スカウトされた時は高2の秋だったので。
中田: 卒業するまではドキドキの1年だね〜。
鈴鹿: いえ、そうでもなかったです。これからどうなっていくのかの想像もついていなかったので…。
中田: 親もびっくりするでしょ。
鈴鹿: 親もよく分かっていなかったので(笑)。それはいまだにそうですが、作品は必ず見てくれているし、メンズノンノも毎月買ってくれています。僕の活躍を一番楽しみにしてくれている人ではありますね。
中田: 一番のファンなんだね。嬉しいよね、親からのリアクションって。
起承転結の少ない
静かな映画が好き
中田: メンズノンノだと誰が同世代なんだっけ?
鈴鹿: ルーク、裕大、じんたん…
中田: じんたん!?(笑)なんて呼び合ってるの?
鈴鹿: おうじ、じんたん。
中田: ドラマで共演してたもんね! 二人だとどんな話するの?
鈴鹿: カメラの話とか…? 趣味としては、仁は漫画が好きで、僕は映画が好きなのであんまり被らないですね。
中田: 映画はもともと好きだったの?
鈴鹿: 去年の自粛期間からです。やることがなくて観ているうちにハマりました。
中田: どんな映画が好きなの?
鈴鹿: こういうの(※手を水平に動かしている)が好きですね。起承転結があまりないというか。主人公が映画の中で成長しなくてもいいんです。世界観が好きであれば。
中田: そういうタイプの映画の方が、見入っちゃったりもするよね。
実はメラメラしてます
中田: 仕事をする上で、大事にしていることとかある? 向き合い方とか。
鈴鹿: 向き合い方は、以前とはだいぶ変わっていますね。上京したばかりの頃は、1日を無駄にしたなっていう日もたくさんあったけど、今はどんな時間も大切だと思う。今21歳なんですが、今が一番若いじゃないですか、これから先の人生で。だからその若い時間を無駄にしたくないって思いの中、生きてますね。けっこう、メラメラしてます。
中田: メラメラしていなそうに見えるけどね。実は中身は熱いの?
鈴鹿: わりと反骨心が強めというか…。ボーッとしてそうって言われるんですけど、考える時は考えてます。同世代の俳優仲間とは、仕事の話で熱くなることも多いです。
中田: そういう仲間がいるっていうのはいいよね。話をすることで気づくことも多いし。同じ職業だからこそ分かり合えることもある。
鈴鹿: そうですね。すごく支えになってます。
NAKATA’s comment
「鈴鹿とは今回の企画で初めてたくさん話せたけど、この仕事を始めた経緯や姿勢をたくさん聞けて面白かったな。見かけによらず、すごくアツい子なんだなあと思いました。楽しかった。ありがとう! またapex(ゲーム)で!(笑)」
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