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スキルを生かし自営の道を選ぶ人もいれば、企業に勤める人もいる。じゃあ会社ってどうやって入る? 就活に生かせるスキルはなに? その道の専門家に突撃!
福田 駿さん
株式会社Diary CEO。金沢大学人間社会学域経済学類在学中。様々な企業の社長や重役、採用担当者が出演する、就職活動に特化したYouTubeチャンネル「しゅんダイアリー就活チャンネル」を運営。
失敗は貴重な武器になる
学生のフリーランス志向が強まっているのはひとつの事実。そのために必要不可欠なのは、実践レベルのスキルです。しかし残念ながら、就職のためにスキルを磨いている人は、“好き”でアプリや動画を作っている人には敵かなわないことがほとんど。と言いつつも、気になったことに挑戦していく姿勢はとても重要なポイント。就職活動においては、その挑戦の理由や体験から得た教訓を、どうアピールするかが肝。なんなら失敗談でもいいんです!
僕の場合はYouTube。「しゅんダイアリー」が今の就活特化型のチャンネルになる前は、大食いから旅行、果てはメントスコーラまで、ずっと迷走していて(笑)。1年間動画を更新し続けたのに、チャンネル登録はたったの800人。そんな中、10万再生を超えたのが仮面浪人の失敗談でした。ようやく数字が取れるコンテンツを発見! ところが、仮面浪人生についてリサーチを進めると、その人口は約1万人ほどという事実が判明。このジャンルの伸び代がないなら、さっさと次を探るしかない。そうして現在の投稿スタイルに。僕のチャンネルひとつとっても、伸びない理由を考えながら、トライ&エラーの繰り返しでした。
物事がうまくいかないとき、どうするかを考えて、対策を立てますよね。その“自分で考えて行動する”、が大切なんです。就活の場で、その話を端的に、相手にわかりやすく伝えられれば最強。そもそも失敗できるというのは、行動力の裏返しなんです。
勝敗を分けるのは、
打席に立ち続ける覚悟
コロナウイルスという未曽有の事態に世界が直面して、大企業も中小企業も採用枠を絞る傾向にあります。だから就職活動は、何十社と受けるのが当たり前。乗り切るうえで大切なのは、どんな状況でも焦らずに、平常心でいられる胆力です。内定というのは、卒業までにあればいいし、最悪ひとつもなくたって死ぬことはありません。どれだけ空振りが続いても、諦めずに打席に立ち続けること!
学生の間にできる限り挑戦を重ねて、オリジナリティのある経験を蓄えてみてください。そうやって獲得した自分だけの経験は武器なんです。それを面接の場で臆せずアピールしてみましょう!
就職活動の必修5科目、
しゅんダイアリーはどう磨く?
内定というゴールに向けて、学生が日頃から意識するべきポイントを徹底解説!
営業スキル
昨今、泥くさいイメージの営業職は敬遠されがちな傾向に。しかし、モノやサービスの付加価値を見いだし、それをアピールする営業スキルはどんな人にも強みになる。それに就職活動だって、自分の売り込みなわけです。自分の営業。普段から接する相手の気持ちを考えて、今この瞬間に求められていることは何かを想像&実行する習慣を!
見極めスキル
インターネットのコミュニティで就職活動の情報を得られる現在。中には不安をあおるようなネガティブなネット記事も散見されます。そういう情報に振り回されないこと。しっかりとソースをたどって、自分で正誤判断できるように意識するべし。SNSは、リモートのOB訪問先を探すなど、生きた情報を探すツールとして活用するべし!
マーケスキル
SNSで発信する側に回ることは非常に有効。投稿に対するリアクションを分析し、どうすれば伸びるのかを徹底的に考えて、1万フォロワーをめざしてみてください。それはもはや実践的なマーケティングです。今やSNSはどの企業も欲しがるスキル。その運用がいかに得意なのか、面接の場で具体的な数字をもとに訴求できるのもポイント。
リモートスキル
すっかり当たり前になったリモート面接。速い回線につないで、高画質なウェブカメラや照明を用意するのも自分をよく見せる初歩的な技術です。カンニングペーパーをパソコンのモニターに貼りまくって、万全な準備で面接に臨むのだって、決してズルじゃありません。移動の時間が減った分、受ける企業の母数をぜひ増やしてみてください。
言語化スキル
ここでいう発信力とは、SNSに限りません。今日あったことを友達や家族に伝えるのも発信の一端。一度言葉にすることで、自分の考えがまとまるし、人に発表する練習にもなる。日頃からそういう習慣をつければ、物事を理論的に説明できるようになるんです。すると、面接官から投げられた変化球な質問にも、自然と対応できるように。
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